三千年の海戦史

成毛 眞2008年09月01日 印刷向け表示
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三千年の海戦史
作者:松村 劭
出版社:中央公論新社
発売日:2006-06
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ペルシャ戦争から第二次世界大戦までの主な海戦を網羅し、海洋国家と大陸国家の戦略を比較分析している。意外なのは軍事的にみると日本は海洋国家ではないということだ。秀吉の朝鮮出兵以降、鎖国でうちに籠もった結果として、交易所を建設するという海洋国家の特徴が失われたという。たしかに太平洋戦争における日本の行動は領土を拡大するという大陸国家の特徴をもち、それがゆえに敗戦の憂き目にあった。

印象深いのは李氏朝鮮の李舜臣提督である。ガレー船構造を鉄板で防御し、カノン砲や狭間銃眼を装備した戦艦構造の亀甲船を開発している。李氏朝鮮政権がその気になれば、この船をもって日本海だけではなく外洋も支配できたであろう。しかし、文人統治がそれを欲しなかったのだ。わが国にとっては幸いであった。

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ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
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