『日経サイエンス 2009年06月号』 地球に日よけ

成毛 眞2009年04月25日 印刷向け表示
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
日経サイエンス 2009年 06月号 [雑誌]
作者:
出版社:日本経済新聞出版社
発売日:2009-04-25
  • Amazon
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • 丸善&ジュンク堂

今月号のトップ記事は「量子もつれが相対論を脅かす」だが、これはもうボクにはとても難しい記事だった。ポピュラーサイエンス的に面白かったのは地球工学の記事「地球に日よけ」だ。温暖化対策として地球規模の日よけを作るという思考実験だ。

1番目のアイディアは成層圏に硫黄を撒くというものだ。航空機や気球で硫黄を撒くと硫酸塩の粒子ができて、これが太陽光を跳ね返すというのだ。どう考えても、その後は酸性雨が降るであろう。怖い。

2番目のアイディアは対流圏に海水ミストをスプレーするというものだ。海水スプレーを組み込んだ数百メートルの高さの塔を備えた船を建造するというものだ。これによって雲を作り出すというのだ。副作用が予測できないのがかえって怖い。

3番目のアイディアは宇宙に多数の円盤をばら撒くというものだ。ラップフィルムの1/40の薄さで1gに満たないという円盤を100万枚束ねて、ラグランジュポイント(L1)に送り出すというものだ。2000万トンにもおよぶ物質を打ち出すためには巨大レールガンが必要になる。予想費用は5兆ドルだ。経済が破綻しそうで怖い。

記事へのコメント コメントする »

会員登録いただくと、記事へのコメントを投稿できます。
Twitter、Facebookにも同時に投稿できます。

※ 2014年3月26日以前にHONZ会員へご登録いただいた方も、パスワード登録などがお済みでない方は会員登録(再登録)をお願いします。

コメントの投稿

コメントの書き込みは、会員登録ログインをされてからご利用ください。

» ユーザー名を途中で変更された方へ
 変更後のユーザー名を反映させたい場合は、再度、ログインをお願いします。

ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
作者:
出版社:中央公論新社
発売日:2014-10-24
  • Amazon
  • Amazon Kindle
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • HonyzClub

電子版も発売!『ノンフィクションはこれを読め! 2014』

HONZ会員登録はこちら