『中学生の君におくる哲学』ー編集者の自腹ワンコイン広告

版元の編集者の皆様2013年02月14日 印刷向け表示
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中学生の君におくる哲学
作者:斎藤 慶典
出版社:講談社
発売日:2013-01-29
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毎日忙しく働こうが、カッコイイことを考えようが、人は必ず死ぬ。そしてその人の思索は消滅し、記憶も確実に失われてしまう。

この当たり前の事実を前に、どうして大人の皆さんは平気な顔をしていられるのだろう。死ぬのってマジで怖くないか? ガキの頃からそう思ってましたが、大人になってもやっぱり死ぬのが怖くてたまりません。

自分の父が激痛でのたうち回り「死にたくない」と言いつつ死んだのを見てしまったせいか、中年になってもその恐怖は増すばかりです。

なんてことをいまだに考えながら編集者として馬齢を重ねていたら、たまにはそんな思考の相手をしてくださる著者がいらっしゃいました。私のガキくさい疑問に本気でぶつかってくださったのです。

『中学生の君におくる哲学』の著者・斎藤慶典氏もその一人です。斎藤氏は慶應義塾大学で哲学を教える教授でありますが、昨年まで慶應義塾中等部長を兼任しておられました。つまり中学校の校長先生だったわけです。

哲学者兼校長先生が中学生(元中学生含む)に語りおろしてくれた「死」への考察は、あの頃の自分ならず現在の自分にとっても力になるものでした。

少なくとも生きている間は思考することをやめないでおこう、そう勇気づけられた次第です。

もちろん本書では、いじめからスカート丈の長さまで、中学生ならではの問題についても丁寧に考え抜かれ、その成果が残されていますので、死ぬのは考えたくないけどテツガクしてみたい方にも自信を持っておすすめいたします。

ちなみに「死の恐怖」そのものについて一冊まるまる立ち向かった本として、前野隆司氏(慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科科長)による『「死ぬのが怖い」とはどういうことか』という超・名著もございます。

こちら、とても真摯な内容が褒められてようやく重版ができました。

「死ぬのが怖い」とはどういうことか
作者:前野 隆司
出版社:講談社
発売日:2013-01-09
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以上、僭越ながら2冊紹介、失礼しました。

自分と同じ恐怖に絡めとられている人に届けばと、切に願います。

講談社 井上威朗

*「編集者の自腹ワンコイン広告」は各版元の編集者が自腹で500円を払って、自分が担当した本を紹介する「広告」コーナーです。

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ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
作者:
出版社:中央公論新社
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