『ミルク世紀』安藤文平&チーム・ミルクジャパン

久保 洋介2011年06月22日 印刷向け表示
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ミルク世紀 ミルクによる ミルクのための ミルクの本
作者:寄藤文平
出版社:美術出版社
発売日:2011-02-26
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哺乳類必読のミルク本。著者は、目から牛乳を出せるイラストレーター安藤文平と謎な牛乳集団チーム・ミルクジャパン。要は牛乳を飲め!という本だが、内容が面白く、笑いながらよめる。北海道に旅行して、草原で丸太ベンチに座り、冷たいミルクを飲みながら読みたい本だ。

日本人の年間牛乳消費量は11,314,000tであり、米の8,883,000tより多い。牛乳・乳製品は、代表的な日本人のカルシウム供給源であり、体内のカルシウム量のほぼ半分ちかくを牛乳・乳製品からとっている。最近、牛乳を飲むことが少なくなってきたが、僕の体は十分な量のカルシウムを摂取しているのか心配になってきた。

本書のコラムの一つには、おっぱい図鑑なるものがあり、各哺乳類のおっぱいの位置や個数が分かる。ブタはお腹に14個のおっぱい、ゾウは人間と同じく胸に2個のおっぱい、ジュゴンは脇の下に2個のおっぱい、ウマは股間に2個のおっぱい、コウモリは胸と下腹に計4個の乳首があるが下腹の2個はニセモノ、と同じ哺乳類でもバラバラである。だからどうなの?と言われると困るのだが、一人で「へー」とつぶやきながら読んだ。きっと動物園ではこの知識を存分に披露できるはずだ。

「ミルクラボ」と称して、色々なものを牛乳に混ぜる実験をしている章は、小学生の夏休みの自由研究のよう。老舗料亭の味がする「しょうゆミルク」からイタリア生まれのバイオハザード「バルサミコミルク」まで、ブレンドミルクの可能性に挑んでいる。小学生がこんな自由研究の発表をすれば、その日から給食の時間はブレンドミルクの実験になりそうだ。

なにはともあれ、本書を読むと無性に牛乳が飲みたくなり、近くのコンビニに走ってしまうこと間違いなし。今回の地震によって打撃を受けた酪農業界がいち早く回復することとを祈って、久々に牛乳一気飲みをした。

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