『坂の上の坂』 新刊ちょい読み

成毛 眞2011年12月16日 印刷向け表示
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坂の上の坂
作者:藤原和博
出版社:ポプラ社
発売日:2011-11-22
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著者から直接いただいた。タイトルは言いえて妙。そこに居合わせた一同は感心しきりだった。明治初期の平均寿命は40歳代前半、それに比べて現在は80歳を超える。秋山兄弟の見た明治の雲の下には、いまはさらに坂が続くという現実だ。「55歳までにやっておきたい55のこと」というのが副題。さて55の見出しからいくつかを紹介してみよう。

「無謀なことをやろうとすればするほど、人は応援してくれる」

「ときには、逃げてみる」

「海外のブランド物より、日本の文化と技術」

「まずは名刺を出さない練習から」

「インターネット上にも居場所を作る」

読む前から完全に同意してどうすると思うのだが、完全に同意だ。55番目の見出しは「『坂の上の坂』世代の大事な役割、孫育て」。著者は放射能や国債などで孫世代への借りはじつに大きく、「教育」でお返しるすしかないという。その「教育」とは脱「正解教育」だ。「坂の上の坂」世代の後半の生き様に「正解」もモデルもないからだという。藤原さんは2008年に橋下知事の特別顧問になっている。たしかに大阪だけでなく、これからの国・官・民の改革には霞が関的・教科書的・教条主義的・予定調和的な正解はない。

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