山登りのお供は痔!?『山と渓谷』の爆笑登山エッセイ『でこでこてっぺん』

佐藤 茜2014年07月01日 印刷向け表示
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元祖女子山マンガ でこでこてっぺん
作者:ゲキ
出版社:山と渓谷社
発売日:2010-03-05
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こんな世界があったのか!「そこに山があるから」という名言があるけれど、これを読んだ後だと「そこに笑いがあるから」と思ってしまう面白いエピソードが沢山(いやちゃんと感動する話もあるんですが)。山に持っていく意外な物、山人あるある、登山にもカテゴリがあること、思いもよらないハプニング...などなど枚挙にいとまがございません。もう会社の壁でもいい!どこかに登りたくなる、そんな一冊です。

本書は、タイトルにも書いたとおり、雑誌『山と渓谷』の最長連載マンガをまとめたもの。『山と渓谷』と言えば、1930年創設、山岳界では知らない人がいない月刊雑誌です。本家HONZも大プッシュしている『くう・ねる・のぐそ』が出てるのも同じ出版社、といえば、その破天荒さが伝わるでしょうか(レビューはこちらこちら)。

ちなみに、タイトルは作者の方が「でこでこした山が好きだから」とのことで命名したとのこと。

さて本作、登山をしない人にとっては驚きの、登る方にとってはあるある(らしい)エピソードが盛りだくさんです。

まずは作者が女性ならでは、ということで山に最適なヘアスタイル。


(『でこでこてっぺん 元祖女子山マンガ』 ゲキ(著) 山と溪谷社)

山の上のメデューサ。 

夏、といえば沢登り。


(『でこでこてっぺん 元祖女子山マンガ』 ゲキ(著) 山と溪谷社)

最近は穿いてるほうが冷えなくてよいそう(コメントより)。

山登りする方=山ヤ、沢登りする方=沢ヤ、岩登りする方=岩ヤ、と分かれているそうです。

さて、山登りといえば大きな荷物。出産にも役立つそうです。


(『でこでこてっぺん 元祖女子山マンガ』 ゲキ(著) 山と溪谷社)

15キロでも十分だと思う。ちなみに、エピソードの下に毎回コメントが入っていてそれがまた面白いです。

ちなみにこんな物さえ持って帰るそうな。


(『でこでこてっぺん 元祖女子山マンガ』 ゲキ(著) 山と溪谷社)

佐川とヤマトが泣くぞ。


明日から使える山好きの見分け方。

 
(『でこでこてっぺん 元祖女子山マンガ』 ゲキ(著) 山と溪谷社)

タイトルにも書きましたが、意外な必需品。


(『でこでこてっぺん 元祖女子山マンガ』 ゲキ(著) 山と溪谷社)

ちなみに他にも関連エピソードがあります。くくく。

山はつらいことがあっても素晴らしいことがある。


(『でこでこてっぺん 元祖女子山マンガ』 ゲキ(著) 山と溪谷社)

あ、あれ…?笑

ちなみにマンガHONZメンバーに事前にこの本の書評を書くと言ったら「お前が書評書くってことはエロいんか?」という大変光栄な連絡をいただいたのでちょっとだけ紹介。


(『でこでこてっぺん 元祖女子山マンガ』 ゲキ(著) 山と溪谷社)

色とりどりの縄が罠。

ここまで書いてわかるとおり、作者の方はネタでとしてやっているのではなく、本当に山登りが大好き(副題に「元祖(元)女子山マンガ」と記載)。元々雑誌の一読者で、「山が好きです、ほんとうに大好き。この気持ちをだれかにわかってほしいよー(原文)」という手紙をつけて編集部に送ったマンガが目に留まったことから連載が始まったとのこと(すごい!)。連載200回のうち、お休みされたのは70m(!)の崖から滑落したときだけ。もう山ガールなんてライトな言葉じゃ片づけられない、山女神だ!

そんな情熱を持った方が書くのですもの、とっても楽しいに決まっています。すっっっごく山好きな友人とお茶して笑い転げながら話を聞いているのような、そんな身近な一冊。おしつけがましくなく、楽しさが伝播します。おすすめです。

ヤマケイ文庫 くう・ねる・のぐそ 自然に「愛」のお返しを
作者:伊沢 正名
出版社:山と渓谷社
発売日:2014-06-20
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こちらがHONZで話題の本。
 

岳 (1) (ビッグコミックス)
作者:石塚 真一
出版社:小学館
発売日:2005-04-26
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神々の山嶺(いただき) (1) (BUSINESS JUMP愛蔵版)
作者:夢枕 獏
出版社:集英社
発売日:2000-12
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山登りのマンガと言えばこれらも外せない。

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ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
作者:
出版社:中央公論新社
発売日:2014-10-24
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