『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』のサブカルおしゃクソ感がまじやばい!!

小林 琢磨2014年10月14日 印刷向け表示
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地球がくそやばい!!

単行本に付いている帯のキャッチコピーからすでにサブカルおしゃクソ感(褒め言葉)が満載のみんな大好き浅野いにお先生の最新作が発売されましたね。こんにちは!漫画業界の切込隊長こと小林です。

前作の『おやすみプンプン』では主人公を敢えて「落書きのようなヒヨコ」で表現すると言う、その前衛的なスタイルで世の中のサブカル好きの心を鷲掴みにしたのは記憶に新しい所です。サブカルの聖地ヴィレッジヴァンガードでも激プッシュされておりました。

そんなサブカル界の絶対王者、ミハエル・シューマッハこと浅野いにお先生の最新作ですが、これがまたくそやばい!!
 

お洒落のセンスがくそやばい!!

なにがやばいってまじやばい。とにかくお洒落でハイセンス!
扉絵から登場人物、コマ割り、台詞・・・もうとにかく全部お洒落なんです。

この扉絵のセンス見てくださいよ!

(『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』1巻 26~27Pより)

これは最早お洒落過ぎる!お洒落を超えたサブカルおしゃクソ漫画(大事な事なので2回言いますが褒め言葉)なんだ!あぁ、もう、門出さん、ぶっ殺して差し上げて!!

(『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』1巻 33Pより)

浅野いにお先生はお洒落の向こう側にある世界に到達し、不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんじゃないかってくらいの新境地。

まさにサブカルおしゃクソ漫画(くどい様ですが褒め言葉)と言う新たなジャンルを確立させた作品です。流石ゼロ世代最高峰の漫画家さんですね。

「えっ!?『デデデデ』知らないの??まじやばーい!」
なんて会話が女子高生から聞こえてきませんか?

なんならお洒落クラスタの中では『デデデデ』を持っている事が一種のステータスなんですよ。お洒落=『デデデデ』なワケですから、お洒落になりたかったら『デデデデ』読んどけば良いんです。それだけで頭の緩いサブカル女子からはモテモテっすよ、まじやばい!

リュックの中から颯爽と登場する『デデデデ』が最高にサブカルおしゃクソ(しつこいですが褒め言葉)なんだって!さあみんなで復唱しましょう。

1日1善ヘッドショット!

許可しまーす。

設定がくそやばい!!

『デデデデ』の何がやばいって、非日常の世界感の説明一切しない事ですよね。
空から突然「侵略者」が舞い降りた非日常なのにまったく触れないこのお洒落感。

きっと裏設定とかめっちゃあるんですよ。めちゃくちゃ細かい世界感設定とかあるんですよ。でもそれを出さない。やばい!非日常の世界の中であえて、そう、あえて日常を描いているんですよ。そこが最高にサブカルおしゃクソ(分かっているかと思いますが褒め言葉)なんです。

例えば「侵略者」が舞い降りた「8.31」は、当然の事ながら実際に起こった「3.11」の大震災をモチーフとしながらも、日付を31日にする事で終わらない永遠の夏休み(エンドレスエイト)を表現しています。深い!

そして時折見せる、日常と非日常の世界が交差して出来るミスマッチかつアンニュイでセンチメンタルジャーニーな感じがエモい

(『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』1巻 136〜137Pより)

このエモさこそがサブカルおしゃクソ感(最後になりますが褒め言葉)なんです!

もう浅野いにお先生にはリアルペガサス教団を立ち上げて頂き、SNSにはびこる「私、意識高いです」アピールを繰り返す勘違いサブカルおしゃクソ野郎を探し出し、そいつがコミックビームやガロの幻想を捨て去るまでしつこく粘着して『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』のAA(アスキーアート)をポストし続けて頂ければと切に願うばかりであります。

レッツ滅亡!!

サブカルに一度は足を踏み入れた人もそうでない人も必読の一冊でございます。

以上、小林が現場からお伝えしました。
 

カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生
作者:渋谷 直角
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おやすみプンプン 1 (ヤングサンデーコミックス)
作者:浅野 いにお
出版社:小学館
発売日:2007-08-03
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