『クッキングパパ』は普通さがすごい。長期連載30年目の秘訣に迫る!? うえやまとちX堀江貴文の初対談!

版元の編集者の皆様2014年11月09日 印刷向け表示
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堀江貴文氏が大学の寮に住んでいる時代から愛読している『クッキングパパ』。その著者、うえやまとち氏と堀江貴文氏の初対談が、今月21日に発売される新刊グルメガイド『ばかウマ』の対談企画を機に実現! その対談の一部をマンガHONZで特別に公開! 同じ九州出身と共通点のあるふたりの会話の発端はなんと・・・!? 

 (対談日時: 2014年8月7日/ 場所:福岡「第三共進丸」にて)

堀江(以下、ホリ) 初めまして。えっと、『クッキングパパ』、ずっと読んでいます。

うえやま(以下、うえ)ありがとうございます(笑)

ホリ 実は僕が大学生の頃、『クッキングパパ』のレシピコンテストに応募したことがあるんですよ。残念ながら賞には漏れてしまいましたが。

うえ それは・・・・・・失礼しました(笑)

ホリ 応募したレシピは今でも覚えています。トマト鍋でした。鍋にどんどん入れるんです。ラビオリを入れーの、アスパラガスとか入れーの。

うえ 数年くらい前からトマトベースの鍋は流行ってますよね。20年前だと、早すぎたかな。

ホリ 早すぎましたかね(笑) 当時、大学の同じ寮にいた先輩が「週刊モーニング」を毎週、買っていたので僕も読んでたんです。「あれ、このマンガ、福岡が舞台なんだ」って。僕は九州は久留米、八女の出身なんですけど。

うえ へー、八女なんだ。

ホリ しかし『クッキングパパ』の長期連載、本当にすごいですよね。

うえ ちょうど30年めに入ったかな。キャラクターの成長も描きたいので物語の中の時間も進ませているんです。現実の2年間がマンガの中で1年間に相当するペースですが。赤ん坊だった長女のみゆきは小学六年生に。長男のまことは沖縄で大学生活を送っていて成人式も迎えた。もうお酒も飲んでますよ(笑)

クッキングパパ(130) (モーニング KC)
作者:うえやま とち
出版社:講談社
発売日:2014-11-21
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ホリ 僕は田中君が好きなんです。田中君が夢子先輩とくっつく頃の話が特にいい!

うえ その田中も今や係長で、いいパパになっています(笑)

ホリ マンガのネタはどう決めているんですか? 物語の発端はだいたい突然ですよね。

うえ そう、突然(笑) 伏線もない。事件もないマンガ。ある日、海に行って釣りに行って、釣った魚を食べたら美味しかった。それだけ(笑)最近も久留米に住んでいる友人から、海苔をもらったなあ・・・じゃあマンガで海苔の話を描こうかと(笑)僕はマンガ家の東海林さだおさんをすごく尊敬しているんです。東海林さんの作品はひたすら日常的なことを描いていてすごい。一度、お会いできたとき、「すごく参考にしています!」と伝えたんですが、「いいよ、どんどん盗んで」って言ってくれて(笑)

ホリ 不思議な作品ですよね。普通さがスゴいというか。「週刊朝日」で連載中のエッセイもいいですよね、「あれも食いたい これも食いたい」でしたっけ。

うえ 東海林さん、またお目にかかりたいなぁ。

ホリ うえやまさん、お酒の注文、どうしましょう。

うえ ここ「第三共進丸」は焼酎がセルフサービス。1杯百円で自己申告制なんですよ。

ホリ 『クッキングパパ』に出てくるお店「第三共進丸」! 一度、来てみたかったんです。

うえ 店の近くが福岡市中央卸売市場だから鮮魚が売り。「天然雑魚の第三共進丸」ってね。 一番最初にマンガに出た頃、焼酎は1杯50円だったかな。

ホリ 焼酎は黒霧から行きましょうか。水割りで。

うえ 料理はイカ活造りと刺身盛から行きますか。あとは漁師かまぼこと雑魚シューマイも。

ホリ うえやまさんはどちらにお住まいなんですか?


うえ 仕事場兼自宅は、宗像にあるんです。福岡から車でだいたい一時間くらいかな。浜辺の近くの見晴らしのいい仕事場。毎年8月には花火大会が開催されるんですが、仕事場の庭のデッキから海を背景にして花火がキレイに見える。まさに自分たちのためにあるかのような花火大会!

ホリ 最高ですね(笑)

うえ 毎年、花火大会当日には地元のバンドを10組ばかり招き、そこでちょっとしたライブイベントを開催してます。花火が上がる前にライブを楽しめる。僕自身も演奏します。マンガにもたまに出てくる博多屋台バー「えびちゃん」にも臨時出店してもらって、カクテルが1杯五百円で飲めたり。

ホリ 僕も最近、ギターを始めたんですが、うえやまさんご自身もバンドされるんですね。

うえ いや、でも全然練習できてなくて。イベントに東京から雑誌の編集長が来たときも、 「マンガの原稿が忙しくて練習ができてません…」って言い訳するくらい(笑)

ホリ 東京からお客さんが来たら、福岡ではどこの店に連れて行くことが多いですか?

うえ 中洲川端にある「せいもん払い」ですかね。行った人はみんな、すっごく喜ぶから。 堀江さんも何度か行かれてるんでしたっけ。難点は予約するなら18時半までに入店しないといけない。以降の時間帯は当日のお客さん優先で、すぐにいっぱいになる。

ホリ 「せいもん払い」は魚がすごくウマいですよね。僕は今、東京ベースの生活ですけど、最近、福岡発の「豆腐生チョコ」をプロデュースしたりして、ちょくちょく福岡にも来てるんです。それを新たな博多名物にできないかと思って。

 

うえ ネットでみました。チョコなのか豆腐なのか、ぱっと見では分からなかった(笑)

ホリ 基本、チョコです。でもチョコと比べて、カロリーが半分なんです。元Jリーガーの 知り合いがいるんですが、実家が佐賀の豆腐屋で、彼が一生懸命、開発したんです。

うえ いいですね。

ホリ そいつは料理が好きで、きちんと自分で商品開発するんです。もしその「豆腐生チョコ」 が大ヒットしたらJリーグのチームを買収しちゃえって話してて(笑) 彼が経営している「三原豆腐店」という料理店も繁盛してますよ。西中洲にあるんですが。

うえ 西中洲だと近いですね。あとでその店、のぞきに行ってみましょうか。

ホリ 本当ですか? いいですね。

うえ 2軒目も決まりですね。注文を続けましょう。「アブッテカモ」も食べますか?

ホリ なんですか、それ。

(構成:週刊ビッグコミック スピリッツ編集部)

「アブッテカモ」とは・・・? この対談の続きは2014年11月21日頃発売されるグルメガイド『ばかウマ』に収録されています。

ばかウマ
作者:堀江 貴文
出版社:小学館
発売日:2014-11-19
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