尾田栄一郎先生もうなずくプロ漫画家対談集『マンガで食えない人の壁 -プロがプロたる所以編-』

版元の編集者の皆様2014年11月18日 印刷向け表示
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マンガで食えない人の壁 -プロがプロたる所以編-
作者:NPO法人NEWVERY内 トキワ荘プロジェクト
出版社:NPO法人NEWVERY
発売日:2014-11-11
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 あの『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生も、『マンガで食えない人の壁 —プロがプロたる所以編-』をお読みいただいたそうです! ありがとうございます!

『怨み屋本舗』の栗原正尚先生は、『LIAR GAME』の甲斐谷忍先生の、アシスタント時代の先パイ、兄弟弟子にあたる関係です。そして尾田栄一郎先生は、初めてアシスタントに行ったところが、甲斐谷忍先生初連載時の現場だったそうです。つまり師弟とも言えると思います。
本書を通して、お2方の言葉が尾田先生にも届いたということですね! ……うおおおおーーっ、編者として感慨無量であります!

尾田先生の新人時代のお話は『LIAR GAME』のファンブックに詳しいですが、この本でもすこーしだけ、話題に上がっています。思わずニヤリとしてしまうエピソードなので、ぜひチェックしてみてください!

漫画家に限らず、すべての分野の新人にささぐ!

さて。あなたにはそんな、「師」と呼べる人物がいますか?

「大友克洋さん、江口寿史さん、お二人の存在がなければ漫画家にはなっていません。つまり『お手本』が必要だったんです」(上條淳士/本文より抜粋)

そんなふうに思える存在が、いるでしょうか。

そのような先パイに出会えた人はラッキーです。最初は見よう見まねでもいいから必死に食らいついて、プロの、仕事の何たるかを勉強させてもらいましょう。
しかし、まだそういった先パイには出会えていない、周りは冴えない上司ばっかりだ、仕事に行き詰まりを感じている……といった新人の方も、多いことでしょう。

この本はそういった、自身にとっての本当の「師」をまだ持っていない、若い人にこそ読んでほしいと思っています。それは、マンガをテーマとしつつも、多くが「新人に向けて」話されている内容だからです。
本書があなたにとっての、「心の上司」を見つけるためのカタログになります!

マンガのプロ×プロ対談集!

『TO-Y』『北斗の拳』『快感♥フレーズ』『のだめカンタービレ』『宇宙兄弟』
といった、時代をいろどる作品たち。
それを生んだ作家、そしてそれを支える編集者が、対談形式で「プロとは何か」を語ったのが本書、『マンガで食えない人の壁 -プロがプロたる所以編-』です。
今回ご協力いただいた、そうそうたるメンバーはこちら。

堀江信彦(株式会社コアミックス)×佐渡島庸平(株式会社コルク)
新條まゆ×樹崎聖
うめ(小沢高広・妹尾朝子)×きづきあきら+サトウナンキ
甲斐谷忍×栗原正尚
上條淳士×二ノ宮知子                     (敬称略)


対談では、厳しくも熱いプロのアドバイスが飛び交います。

「プロとアマチュアの違いって、〆切があるか、無いかじゃないですか。短い〆切がある中で、どう速く描くか」

「感覚みたいなものは、自ら作品に合わせて磨くことが大事」

「そもそも僕は、面白いアイデアなんかは、そうそう無いっていう考えなのね。(中略)50点くらいだと思うネタを、あたかも85点くらいに見せるのが、漫画家の技」

「100パーセント、自分の好きなように人の意見を聞かずにやりたい放題描ける漫画家なんて、プロの中でも1割もいない」

「志望者や新人には、常に自分のスキルや、努力不足を疑えと言いたいですね。それができない人、つまり、努力する才能が無い人は、早々に諦めたほうがいい」

「『次に、何が来る?』 とかじゃなくて、『自分に今、何がキてんの?』っていう部分が大事」

……など、それぞれにその理由と、プロとしての生き様とを併せて、たしかな説得力で分かりやすく語られています。

「なんだかアスリートの言葉みたいなものもあるな」と、思う方もいるかもしれません。
そうなんです! 「マンガを描き”続ける”」という行為は、実はアスリートがスポーツに臨む姿勢と変わりないんです。

もっと言えば、プロフェッショナルというのは分野を問わず、共通した姿勢、世界観の中で、それぞれの壁に向かい続けています。
だからこそ、「スポーツ」「音楽」「宇宙」「ゲーム」といった様々なジャンルの、素晴らしいマンガも生まれるんですね。

また多くの人が憧れ、共感できる「キャラクター」も生まれるのだと思います。

人生という長い航海のお供に!

そうした「一流のプロの存在」を、漫画家志望者は勿論、今、社会の中で壁にぶち当たっているあなたに届けたくて、本書を作りました。登場する12名のマンガのプロの中には、あなたを引っ張り、ときには背中をどついてくるような人が、必ずいるはずです。

「この人だ!」と思った人をぜひ、師匠や上司として、自分の心の中に据えてみてください。
師匠から預かった言葉の「麦わら帽子」をしっかりとかぶったら、海賊の高み(プロの世界)を目指して、航海に出るとしましょう!(どーーん)


……ちなみに私の心の上司は、冒頭でも触れた『LIAR GAME』の甲斐谷忍・『怨み屋本舗』の栗原正尚コンビ。5編の対談の中でも特に、シンプルに厳しい言葉で嬉々としてお話されているんですよね。。

甲斐谷「頑張らない人って、そこの恐怖心回路みたいなのものが、ちょっと欠けてるのかな」
栗原「ああ、危機感が無いというかね」 

はい、すみません……。

甲斐谷「なんか、努力しない人って、ビビらないよね。(中略)世の中に出て、少しは痛めつけられて、怖い目に遭ったほうがいいってことですか」
栗原「そうだと思いますね。やっぱり、世間知らずなんじゃないですかね」
怨み屋「しかるべく」 

ひぇっ〜! す、すみません、もっともっと精進しますから、勘弁してください……(T0T)ギャボーッ

……と、イイ感じにケツを叩いてもらっています!

11/19発刊記念イベント開催!

栗原正尚先生には、11月19日、阿佐ヶ谷ロフトAにて行われる『マンガで食えない人の壁 —プロがプロたる所以編-』の刊行記念イベントに、樹崎聖先生(本書にて新條まゆ先生と対談)とともにご登壇いただきます!
本書からのスピンアウト対談として、今回は「連載3本を余裕で乗り切るネーム術」を披露していただく予定!!
新人さんにグサッと刺さる、キョーレツなお言葉も飛び出すかも!?

MANGA 姉っくす!Special 『マンガで食えない人の壁~プロがプロたる所以』出版記念拡大版

------- NPO法人NEWVERY内 トキワ荘プロジェクト 担当編集:吉永勇太
 

「プロとしての第一歩を踏み出すためには?」という部分に着目した、前作『マンガで食えない人の壁』も、併せてオススメいたします。こちらも同じく、漫画家を目指していない人でも楽しめる内容となっておりますので、ぜひぜひ。新刊発売の11/11から1か月間は、kindle版半額セール中です!

マンガで食えない人の壁
作者:NPO法人NEWVERY内 トキワ荘プロジェクト
出版社:NEWVERY
発売日:2012-02-29
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