スタートアップはこれを読め!オレたちが世界を変えるんだ!『スティーブズ』

小林 琢磨2014年11月28日 印刷向け表示
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スティーブズ 1 (ビッグコミックス)
作者:うめ
出版社:小学館
発売日:2014-11-28
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オレたちの革命にちょっとした貢献をさせてやる。

『スティーブズ』 1巻 P22〜23より


世の中には2種類の屑しか存在しない。
クソみたいな屑かちょっとはマシな屑のどちらかだ!

そう、世界を変えるのはいつだって最初はちっぽけな屑なんだ!
じゃあお前はどっちの屑なんだ?

はじめましての人もそうでない人もこんばんは!
株式会社サーチフィールドと言うイラストや漫画に特化した制作代理店を経営している小林です。いい屑・・・だろ?

今や世界的大企業に成長したアップルの伝説的な創業者であるスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの2人をモチーフとしたフィクション漫画、それが『スティーブズ』です。

最初に断っておきますが、これは自伝的漫画ではありません。大切な事なので2回言いますが、あくまで2人のスティーブズをモチーフとしたフィクション漫画です。(大人の都合です。察してください。)

実際には「現実歪曲フィールド」など存在しないし、本当のジョブズはもっと性格が悪かった可能性が高い。でもそんな些細な事なんてクソどうでも良くて、この物語がフィクションなのか、それとも事実なのか分からない曖昧な境界線こそが『スティーブズ』の魅力なんだと思う。だって曖昧の方が夢があるじゃないか!真実なんてどうでも良い!!伝説に曖昧はつきものだ!!

アップルの歴史やジョブズの詳細が知りたければ、ウィキペディアを見れば良いし、日本でもバカ売れした自伝的小説(?)を読む事をオススメします。

大事なのはジョブズと言うカリスマとウォズと言う天才の二人が出会い、世界を変えていく物語なんだ!世界は伝説に飢えている。クソみたいな、本当か嘘か分からない様な、そんな伝説に飢えているんだ!


ベンチャー企業やスタートアップの経営者はとりあえず読んどけ!

僕がベンチャー企業を経営しているからかもしれないが、この『スティーブズ』を読んでいると無性に仕事がしたくなる。仕事に没頭したくなる。ジョブズに「お前はこのままクソみたいな屑で良いのか!?」と「いつまでクソみたいな砂糖水を飲んでいるんだよ?」と鼓舞された様な気持ちになる。あの自信満々な不適な笑顔で、物事を見下した様な笑顔でそう突きつけられる。

今までそんな漫画があっただろうか!?

読者にプレッシャーを与える様な、このままで良いのかと焦燥感を与える様な漫画があっただろうか!?

思うにベンチャーやスタートアップに必要なのは焦燥感だ。現状維持は緩やかな破滅であり、成長こそがベンチャーやスタートアップの存在意義である。

そして成長にはライバルがつきものだ。それがフィクションだろうが、真実だろうが関係ない。刺激を与え続ける存在がライバルだと定義するならば、『スティーブズ』に登場する若きスティーブズたちは僕らのライバルでなくてはならない。

『スティーブズ』を読んでいるとそうひしひしと感じるのだ。世界的大企業であるアップルだって、その生涯のライバルであるマイクロソフトだって初めはクソみたいな屑だったし、オレたちだって全然負けてられねぇぞ!って。スティーブズの2人に負けてられねぇぞ!って。

こんなにビジネス的なマインドを滾らせる漫画があっただろうか!?

昨今のクソみたいな甘ちゃんスタートアップたちに戦線布告してやるぜ!VCからいくら調達しました!ってSNSで自慢げに報告するだけのクソどもに戦線布告してやるぜ!オレたちが世界を変えてやるんだ!!(と、ジョブズが仰っておりました。)

『スティーブズ』 1巻 P36より

上場やバイアウトをゴールと設定しているクソみたいな屑どもに世界は変えられないんだよ!オレたちは宇宙をへこますぞ。(と、しつこい様ですがジョブズが仰っておりました。)

『スティーブズ』 1巻 P187より

会社経営はリスクテイクだ!!!

『スティーブズ』 1巻 P30より

危険を承知で挑戦するからこそ未来は切り開かれていくのである。

 『スティーブズ』 1巻 P165より


世界を変えるためには

伝説的なスティーブズの2人をライバル視するなんておこがましいと言う意見もあると思うが、そんな外野の野次なんて気にする必要なんてない。

ベンチャーやスタートアップを経営する以上、誰にも負けたくないと言う気持ちは当然だと思うし、そうでないと経営者なんてやってられない。いや、そんな覚悟もなく世界なんて到底変えられない。

しかしながら覚悟だけで世界が変わる程世の中は甘くない。

重要なのは「or」ではなく「and」なんだ。どちらか一方に優れているだけでは駄目で、どちらも出来る事が必要なのである。

世界を変えるには、2つのことをしなくてはならない。

1つは「正しいことをする」
誰もがいいと思ってくれる事をする。まさに正論だ。

しかし正論が全て上手くいくとは限らない。
完璧な事業プランが正しいとは限らない。
いつだって予測不能なトラブルが発生するのがビジネスの世界である。

そんな時に必要な事は「世界を正しくする」能力である。

どんな困難だろうが、どんな常識外れだろうが、自分が決めた信念を貫き通して道理を引っ込める様な鬼リーダーが必要なんだ!

そして、そんなことが出来る人間は限られている。

「or」ではなく「and」を一人でやろうとするのは難しい。

だからこそ、だからこそ、本気で世界を変えたいと思うのであれば、真の意味で信頼出来る、信用ではなく信頼出来る、弱点を補える様なパートナーが必要なんだと思う。

世界を変えるのはオレ「たち」なんだ!


最後に

大切な事は全て『スティーブズ』から教わりました。
ベンチャーやスタートアップの経営者として絶対必要不可欠な要素を学びました。

どんな要素だって?

それは実際に『スティーブズ』を読んで感じて欲しい。

※『スティーブズ』の試し読みがこちらから出来ます! 

STEVESを読む

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