『忘却のサチコ』ある意味突き抜けた女性版「孤独のグルメ」はこのマンガに決定だ!

堀江 貴文2015年03月30日 印刷向け表示
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忘却のサチコ 1 (ビッグコミックス)
作者:阿部 潤
出版社:小学館
発売日:2014-12-26
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久々に突き抜けた面白さのグルメマンガが登場した。作者の阿部 潤は「パパがも一度恋をした」のような、オッサンの姿で蘇った亡き妻を夫が愛する、というぶっ飛んだ設定での泣けるコメディを描ける作家なのであるが、今回もなかなか設定がイッている。

サチコは会社でもある意味一目を置かれている超合理的OL(実は美人)なのだが、ある日一人の男と出会い結婚をすることになる。結婚式当日も合理的行動を突き通していたのが原因かどうかはわからないが、一枚の書き置きを残してその男が結婚式から去ってしまう。サチコはこんなことで自分がショックを受けるはずはないと思い込んでいたが、突然道端で男を思い出し彼の事を好きだったという感情が爆発して泣きだしてしまう。彼のことを忘れられなかったのだ。

そんな彼女は偶然入った定食屋でサバの味噌煮の美味しさに突如目覚め、美味しいものを食べている時だけは、その食べるという行為に没頭して彼の事を「忘却」できる事を知ってしまった。そして彼女は時折「忘却」飯を求めて全国を飛び回ることになる。「忘却」飯を食べている時のサチコの恍惚とした表情がまたなんともいえず旨そうだし、ある意味コミカルなのがこの漫画の持ち味だ。

この漫画に登場する「食」はサバの味噌煮などのいわゆる伝統的なB級グルメが多い。誰しもが楽しめる定番のグルメという意味では女版「孤独のグルメ」に近い。サチコのキャラもかなり「立って」いるのでドラマ化しやすい題材のように思われる。果たして誰がサチコ役をやるのだろうなあ。。。

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ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
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