世界初マンガサロンのコンシェルジュが最も愛する少女漫画家、川原泉完全ガイド

2015年05月19日 印刷向け表示
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この度、渋谷にオープンするマンガサロン『トリガー』にてマンガコンシェルジュとして勤めることになりました兎来栄寿(とらいえいす)です。クラウドファンディング(https://faavo.jp/tokyo23/project/540)にて資金を募り、目標金額を早々に達成して開店が決まったトリガー。お店の更なる充実とより良い環境での存続のために、明日の5月20日23時59分まで絶賛ご支援を募集しております。ご支援頂くと、豪華漫画家さんたちによるここだけでしか貰えない描き下ろしイラストを用いたグッズなども貰えますので、どうぞ宜しくお願いします。

これまでマンガソムリエとして活動して来て、遂にマンガコンシェルジュに転身する私は人生を常にマンガと共に歩んで来ました。そんな私が「一番好きな漫画家は?」と尋ねられたら、頭を悩ませます。いえ、手塚治虫先生が最有力ではあるのですが、しかし、「一番好きな少女漫画家は?」と尋ねられたら刹那の内に即答します。その脊髄反射的な答が、今回紹介する川原泉先生です。

今更語るにはポピュラー過ぎる作家ですが、逆に若い人では読んでいない方も多いかもしれない。であれば、今一度語ることにも意義はありましょう。「川原泉が好き」という人となら一瞬で仲良くなれると思いますし、川原泉が好きな人に根っからの悪人はいません。疑いようもなく人類の宝である川原泉作品を読んで皆シアワセになりましょう。そして、私と川原泉作品を語り明かしましょう。今回言いたいことはそれだけなので、以下は読まなくても構いません。

あまりに愛し過ぎている対象について語るのはいつでも極めて困難な作業ですが、今日は語り得るので語りましょうウィトゲンシュタイン先生。

川原作品との出会い

私が最初に川原泉先生と邂逅したのは、川原泉先生の初単行本作品でもある『空の食欲魔人』です。

空の食欲魔人 (白泉社文庫)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:1994-09
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当時、私は給食が大好きな小学生でした。皆さんのクラスにも、必ず一人や二人はやたらおかわりをする人がいたのではないでしょうか。常に逸早くおかわりをする為に、ライバルと鎬を削り続けた小学校六年間。そこまでは、まあまあ普通です。ただ、私の給食愛は少々常軌を逸していました。単なる「給食係」を「日本給食振興会」と仰々しく改名。バランスの取れた給食の栄養学的な見地からの美点とそれにも関わらず損なわれない美味しさを高らかに謳い上げるファナティックな宣教師として活動。献立表が配られると一ヶ月分のメニューと主な栄養を全て暗記し、「明日の給食は何?」「次のカレーはいつ?」と訊ねられたら即答できる給食リマインダーとして意識高く研鑽を積んでいました。そして、給食のおば……もといお姉さん達とは自然に親しくなっていました。更に「食べる」ことへの執着から料理クラブへ入り、卒業文集のテーマも給食で書きました。今思うと、何故あそこまで給食に情熱を注いでいたのか自分でも不思議な位ですが、そんな私に付けられたあだ名は「給食大魔神」。給食大魔神が空の食欲魔人に興味を持ったのは、必然的な運命であったと言えましょう。

私が手に取ったのは文庫版の『空の食欲魔人』でした。まず、その淡いピンクと水色のパステルカラーの上に、マンガとは思えないほど細く字が敷き詰められた表紙に強く惹きつけられました。

そして、その中でも「ミソスープは哲学する」の一節が極めて印象的でした。

存在の意味を解明するにあたって この場合 ミソスープを存在一般に置き換えて普遍性をもたせねばなりません

が その前に基礎存在論として唯一 存在了解を持つ人間存在の解明が鍵となるわけです――

何だろう、このマンガ…………

哲学的なマンガや言い回しが難しいマンガということであれば萩尾望都先生であったり、内田善美先生であったりと他にも名前を挙げることができますが、味噌汁を取り上げてこんな風に論じてみせた文章というのは衝撃的でした。「少女漫画界の哲人」「カーラ教授」とも呼ばれるのは伊達ではありません。私は小学生の頃から哲学が好きな中二病だったので、好奇心に駆られてレジまでこの本を運びました。まだ裏表紙にあらすじを書くのが一般的となる前の時代に、表紙で興味を惹く前衛的な装丁に感謝せずにはいられません。

川原泉作品には様々な特徴的な魅力があります。ちょっと順番に語って行きましょう。

ここがすごいよカーラ教授1 ネームとボキャブラリー

川原泉先生の作品では、一ページが五、六段に及び、二桁数のコマが敷き詰められることがままあります。そこに詰め込まれる字、字、字。ギャグマンガ以外で、これほどまでに字を敷き詰めたページが頻発することはほとんどありません。

川原泉『美貌の果実』より

普通のマンガならこんなに字だらけだと辛さを感じてしまいそうなものですが、そこが川原泉先生の凄い所。卓越した言語センス・文章力、砕けた口語で、この長文を楽しく読ませてくれるのです。

♪もーもたろさん うっらしまさん たっすけたかっめに きびだんごー フッレキシブルにたっべたいなー

といったフレーズを、息をするように連発していくカーラ教授の脳の構造に興味が尽きません。

難しい単語も頻発しますが、ニュアンスだけでも物語を追うのに支障はなく、絶妙な口語も交えた軽妙さはある種の中毒症状すら引き起こします。パラダイムシフトやテルミドールといった言葉は、川原作品で覚えました。読むだけで膨大なボキャブラリーを得ることができます。

ただ、スマホでマンガを読むのが当たり前になった今の時代では、こんな画面構成はもう推奨されないことでしょう。今となってはフォロワーも現れにくい、故に広大なマンガ界に於いても川原泉先生を規定する大きな特色です。

ここがすごいよカーラ教授2 あまりに多彩なジャンル

一人の作家で、とりわけ少女漫画家でここまで多岐にわたるテーマを取り扱い、様々なお話を描いている作家も稀です。女子校モノにゲーム会社モノ、果樹園にワイナリーに牧畜、高校野球にプロ野球、フィギュアスケートにゲートボールに釣り、時代劇に西洋歴史ファンタジー、サイコサスペンスにスペースオペラ、そしてエッセーマンガ……。

事象の地平 (白泉社文庫)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:2003-12
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川原泉の本棚―おすすめ本アンソロジー&ブックガイド
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:2003-02
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何なら文章だけの本も複数上梓しています。そして、そのどれもが高水準の面白さを保っているのが素晴らしい所。専門的な知識を惜しげなく披露してくれているので、博物学的な楽しみが内在しています。ワインに使うブドウの品種から、小田原評定の由来、フィギュアスケートの採点方法まで、すべて川原作品に学んできました。読めば楽しく笑えて泣けて、語彙も知識も増えて行く。豊かな読書体験を味わうためにはうってつけです。

ここがすごいよカーラ教授3 奇妙で抜けていて、優しく気高いキャラクターたち

 点目と半月型の口。川原泉先生のデフォルメ絵がもたらす安らぎは、形容し難いです。脱力感。縁側で日向ぼっこしているような脱力感。スウェットで寝そべってお菓子を貪る女子を描かせたら、世界一です。普段、張り詰めていると忘れてしまう脱力の瞬間を、川原泉作品を読むことで取り戻すことができます。しかし、実は脱力しきることが至難で強いんだと、『刃牙』を読んだ方は学んだことでしょう。川原作品は鞭打のように、力の抜け切った先に重い一撃があるのです。

抜けている人物や、周囲の環境から浮いている人物が主役であることも多い川原作品。何とも間の抜けた悩みのなさそうな彼ら彼女らですが、多くのキャラはさらりと生きていません。かなりの割合のキャラクターが、生まれや家庭環境といった自分ではどうしようもない面で不遇や悩みを背負っています。しかし、それでも彼らは微笑みます。ちょっと変わった部分があり、でもどこか深く共感できる等身大のキャラクターたち。そんな人物たちが真摯に懸命に生きている。その姿が、胸にじんわりと暖かいものを宿します。寧ろ、少し変わっているからこそ、様々な世界を見て経験をして変質を遂げた人々の物語だからこそ、他者への思いやりや寛容さが溢れて優しく感ぜられるのかもしれません。それは、この世の不条理を超えた先に見える光条のようです。スカートを履いた男子高校生だって、神々しく見えるというもの。川原泉作品は、マイノリティに優しい多様性を許容する世界。

ここがすごいよカーラ教授4 魚河岸揚げが好き過ぎてコラボしている

魚河岸揚げを愛し過ぎている川原泉先生は、自身の作中に何度も魚河岸揚げを登場させました。その結果、何と紀文食品とのコラボレーションが実現。描き下ろしの「COCOMじゃないし」や、作中で魚河岸揚げを登場させたシーンを、今でも紀文のサイトで見ることができます。 

http://www.kibun.co.jp/brand/uogashiage/manga01.html

最近では『ワールドトリガー』のぼんち揚げが有名ですが、こういったコラボレーションがもっと増えると世の中の幸せの総量も増える気がします。

川原ワールド、世界は一つ

川原泉先生の作品で、どれが一番好きかというのは非常に難しい問題です。

それは、選ぶのが難しいというよりは、全ての作品が同じ世界を描いており、そのどこかに生きている人々の多様な在り方を切り取って描いているのだと感じられるからです。故に、川原泉作品はその全てが一つの総体として宇宙を形成しており、その時空を丸ごと愛でたくなることこの上ないのです。実際、聖ミカエル女学園を中心に作品を越えたニヤリとできるクロスオーバーもあり、作品群を読み込むほどに楽しいのですが、そうでなくとも全ての作品に等しく存在するカーライズムは唯一無二の快楽物質。この快楽を知らない方にはぜひ知って欲しいと思います。

フロイト1/2 (白泉社文庫)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:1996-12
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それでも、敢えて私が一番好きな作品を一つ紹介するとしたら「フロイト1/2」です。精神分析学者のフロイトを幽霊的に登場させ、超自我領域での超常現象に晒される二人とその家族と友人たちを、ユーモラスに、詩的に、可愛く、哲学的に描いて行く川原泉先生のエッセンスが全て詰まった一作。その上、ゲーム会社を舞台にしているのでゲームネタも満載。マンガと同じ位にゲーム文化を愛する私は、挟まれる女神転生ネタやF1レース描写にニヤニヤしてしまうのです。そして、作中作とシナリオが同時に進行していく美しい構成に、存分に感情も乗せられて行くのも見所。

ちなみにゲーム好きが高じて原稿を落としてしまったこともあるらしい川原泉先生は、故・三原順先生に徹ゲーの味を覚えさせた張本人だとか。お二方は名前で通じ合うものがあったようですが、作風を考えるとその交流に何とも感慨深いものがあります。

人生に、川原泉というオアシスを

実は、こんなにも大好きな川原泉作品なのですが、昔は読んで泣くことはありませんでした。しかし、今回これを書くにあたって読み返して、自分でも驚くほどボロボロ泣きました。「森には真理が落ちている」でも、「オペラ座の怪人」でも、「フロイト1/2」でも、「銀のロマンティック…わはは」でも。極めてナイーブにゆっくりと寄り添い合う心と心。優しくじんわりと沁みる感覚が自然と目を潤ませます。自分の成長に伴い感じ入る部分がどんどん増えて行くようで、十年後はもっと愛が深まっている気がします。いつも人生の側に寄り添っていて欲しい、何かあった折に触れて心を豊かに整えて貰いたい大事な大事な作品群です。

経験的に検証不可能な命題は無意味である…?

科学的論理実証主義にひび割れが生じた夜

とりあえず今日もご飯がおいしくてよかったね…

きっと、全てはそーいうことなのでしょう。今日もご飯をもぎゅもぎゅ食べて、心に川原作品の輝きを宿して生きていくのです。

基本的に短編が多いので、読むのにそう時間は掛かりません。少女漫画に分類されていますが、男性でもとても読み易い部類です。まずは一冊、川原作品の妙なる世界に触れてみては如何ですか。きっとあなたの人生にもひと味違った彩りをもたらしてくれますよ。

おまけ・川原泉単行本解説

美貌の果実 (白泉社文庫)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:1995-09
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名作揃いの川原泉作品の中でも、特に評価が高いのがこの『美貌の果実』。表題作の「美貌の果実」を始め、第一次産業シリーズと銘打たれた「大地の帰属」「愚者の楽園」は勿論のこと、文庫版に収録された「架空の森」「森には真理が落ちている」「パセリを摘みに」の三作も全てが素晴らしいので、川原作品への入門には一番お薦めできる短編集です。

笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:1996-09
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笑う大天使(ミカエル) (第2巻) (白泉社文庫)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:1996-09
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 映画化もされた、川原泉作品の中で最も有名であろう作品です。主要人物の、お嬢様女子校で猫を被って過ごす三人の青春が永遠にどこまでも愛しくて堪りません。長編とはいえ文庫で全2巻という手に取り易さもあり、舞台となる聖ミカエル学園は他の作品でも度々登場するので読んでおくとより楽しめます。

甲子園の空に笑え! (白泉社文庫)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:1995-03
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 「甲子園の空に笑え!」「ゲートボール殺人事件」「銀のロマンティック…わはは」、高校野球にゲートボール、そしてフィギュアと全て方向性の違う三つの競技の中編集。本当にカーラ先生は器用です。クアドラプル(四回転ジャンプ)の凄さはこの本で知り、プルシェンコ選手や高橋大輔選手が挑戦する姿にはこの作品を重ねました。又、堅実な守備力で優勝まで駆け上がった2007年の佐賀北高校はリアル豆の木高校であるとも。

メイプル戦記 (第1巻) (白泉社文庫)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:1999-06
メイプル戦記 (第2巻) (白泉社文庫)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:1999-09
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 『甲子園の空に笑え!』と繋がりのある、プロ野球物語。女子プロ野球チームがペナントレースに参戦し、豪速球に魔球、搦め手など硬軟使い分けて男子チームと渡り合っていく様は爽快です。実在の人物や球団が川原先生らしくユーモラスにクリティカルに描かれ、そしてまた野球を観戦する楽しさも十全に描写されて球場に行きたくなるのが素敵です。名将・広岡監督の下で闘ってみたいですし、立花さんの作るご飯を食べてみたい。

中国の壷 (白泉社文庫)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:1997-03
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表題作の「中国の壺」に「殿様は空のお城に住んでいる」共に、濃厚な読み味の中編。どんな題材でも隙のない構成力やインテリジェンスの中に、デフォルメ絵の可愛さや諧謔が面白味溢れるコントラストとなっています。サイコサスペンス短編 「Intorlerance... あるいは暮林助教授の逆説」は異色ですが、川原作品を語る上では欠かすことのできない一作であり、名作です。

バビロンまで何マイル? (白泉社文庫)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:1997-12
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FFやドラクエが好きな川原泉先生がファンタジー要素を交えて送る、一冊完結のタイムスリップSF時代物。チェーザレ・ボルジアについて学べる一冊で、惣領冬実先生の『チェーザレ』と併せて読むことで更に楽しめます。読み返すと味わい深さが以前より遥かに増していると感じた傑作。

小人たちが騒ぐので (白泉社文庫)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:2002-12
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これもまた川原泉先生の真骨頂! と拍手喝采を送りたくなるエッセイ系掌編集。1ページマンガから数ページにわたるものまで。その内容はジョン・ケージの「4分33秒」から、自身が綴った黒歴史の詩集が押し入れから発掘されたエピソードまで多種多様です。次に記す『ブレーメン2』との連関も。

ブレーメン2 第1巻 (白泉社文庫 か 1-14)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:2009-05-15
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ブレーメン2 第2巻 (白泉社文庫 か 1-15)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:2009-07-15
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ブレーメン2 第3巻 (白泉社文庫 か 1-16)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:2009-09-15
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ブレーメン2 第4巻 (白泉社文庫 か 1-17)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:2009-11-17
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 文庫版『空の食欲魔人』に収録されている、名作SF短編「アンドロイドはミスティ・ブルーの夢を見るか?」のキラ・ナルセを主人公にしたSF。文庫版で全四巻と、川原作品の中では一番長い作品となっています。絵のタッチが変わり、若干作品のテイストも変化したのを感じた一作です。

レナード現象には理由がある (ジェッツコミックス)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:2006-06-29
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コメットさんにも華がある (ジェッツコミックス)
作者:川原泉
出版社:白泉社
発売日:2011-06-28
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絵柄こそ近年のスタイルですが、『ブレーメン2』で感じた作風の変化が完全に昔の川原作品に戻ったと感じられる「~がある」シリーズ。もうタイトルからして完全にカーライズム全開で堪りません。新作が出ずに久しいですが、この愛しいシリーズの続きをもっと読みたいと心から渇望します。

川原泉傑作集 ワタシの川原泉I (花とゆめCOMICSスペシャル)
作者:川原泉
出版社:白泉社
発売日:2013-11-05
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川原泉傑作集 ワタシの川原泉II (花とゆめCOMICSスペシャル)
作者:川原 泉
出版社:白泉社
発売日:2013-12-05
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川原泉傑作集 ワタシの川原泉III (花とゆめCOMICSスペシャル)
作者:川原泉
出版社:白泉社
発売日:2014-12-19
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 ファンの人気投票により収録作を決めた名作集。全部の単行本を持っていても、新刊発売リストに「川原泉」の名前を見付けたなら小躍りして買ってしまうというものです。1巻には単行本未掲載だった「COCOMじゃないし」、2巻には何と「笑う大天使」の描きおろしが! 更に自著解説やインタビューも含まれているので、ファンは必携といえます。但し、初めて読む場合は順番に寄るネタバレの関係で、少なくとも「笑う大天使」を「傑作集」より先に読んでおくことをお薦めします。

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ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
作者:
出版社:中央公論新社
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