2014年度の紙のマンガ市場規模データ

菊池 健2015年06月07日 印刷向け表示
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2014年、紙のマンガ市場まとめ 

毎年『出版月報2月号』にて、マンガ市場規模の調査結果が発表されます。これは、所謂マンガ雑誌を「コミック誌」マンガ単行本を「コミック」として、その売り上げや販売点数を発表するものです。

20年分推移のグラフと表が以下です。

[ともに、引用:出版月報-全国出版協会]

紙のマンガのうち、マンガ雑誌(コミック誌)とマンガ単行本(コミック)を合わせた市場規模のピークは、1995年の5,864億円です。95年は、週刊少年ジャンプがギネス記録の653万部印刷を記録した年であり、その記録を出した号は『ドラゴンボール』が最終回でした。このDB最終回以来、紙のマンガの売上は下降を辿り、2011年には4,000億円を割り込みます。実に1/3の売上が減少したことになります。

長い間全てのマンガ業界の指標とされてきたこの数値ですが、インプレス社調べによると2013年に電子出版市場が1000億円の大台に到達し、約4000億円弱の紙のコミック市場に対して、デジタルコミック市場が1/4〜1/5というインパクトまで育ってきました。

トータルでのコミック市場を語る場合、デジタルコミックのインパクトは無視できないものとなってきました。出版社、著者、新規参入する3rdパーティー各社の動きも、デジタルについて既に、「まだ、海山の知れない新しい動き。」から「あって当然、これから必須のもの。」という位置づけに変わって参りました。

その辺り、イベント等で話させていただいたエントリーも、いくつかまとめていただいています。

第5回 菊池健×鈴木みそ:あまり多くない読者とともにマンガ家が生きていくには 「マンガ家一人ひとりの分配がどんどん下がっている中で、」 - DOTPLACE

京都の夜に「マンガと電子化」を考える:「四畳半マンガ家のためのデジタル戦略講座」リポート - ITmedia eBook USER


尚、デジタル側のデータでは、株式会社フーモアの芝辻さんのデータをいくつか引用させていただいております。ありがとうございます^^
マンガの今!電子書籍市場はマンガが牽引するがそれでもマンガ市場全体は減少傾向?スマホシフトで乱立するストア市場と新しいモデルのマンガビジネスとは? | にっぽんのマーケター

ということで、これからマンガ業界の事を諸々つづって参ります。

本エントリーは、個人blog"トキワ荘PJディレクターBlog(仮称)"からの不定期転載となります。

マンガ市場の頂点であった1995年に連載終了した、色んな意味でも余りに偉大な作品『ドラゴンボール』最近は、新しい映画シリーズになるなどに伴い、kindleなどでも積極的に電子化されています。このSTARTER BOOKシリーズは、 「孫悟空修業編」「レッドリボン軍編」「ピッコロ大魔王編」の3編の冒頭をピックアップして、無料で読むことが出来ます。

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マンガ産業のマーケット情報や推移などを俯瞰的に書いてる書籍は少なく、この『マンガ産業論』は数少ない良書の一つです。電子化して欲しいんですけども、なかなかですね。

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