今週一番読まれた記事は?マンガHONZ週刊ランキング ベスト10 【2015年6月28日(日)-7月4日(土)】

角野 信彦2015年07月05日 印刷向け表示
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日曜の夜にこんにちは。

先週、東京FMの「ジブリ汗まみれ」のことをランキングのマクラに書いたところ、トキワ荘プロジェクトのリーダーでマンガHONZのレビュワーでもある菊池が聴いてくれたみたいです。今日は現在発売中の岩波新書・川上量生著『鈴木さんにもわかるネットの未来』を、鈴木さんと川上さんで話すという豪華企画の第二夜です。今夜も11時から放送です。楽しみですね。

それでは今週のランキングです。

第10位:プロ漫画家は日本に何人いるのか?

マンガで食えない人の壁
作者:NPO法人NEWVERY内 トキワ荘プロジェクト
出版社:NEWVERY
発売日:2012-02-29
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 安定の3週連続ランクインです。パソコンから見てくれている人が多くて、職場から仕事の合間に見てくれているのでしょうか。もうすぐマンガ市場が2年連続成長したかどうかの記事を書いてくれるみたいなので楽しみにしています。

第9位:セロトニン不足?お先真っ暗?そんな時には『みちくさ日記』

クルトという会社で映画のプロデュースや宣伝配給をやっている山中の最新レビューです。『死んだ目をした少年』に関わった山中が、14歳でマンガの世界に閉じこもって統合失調症になってしまった少女のエッセイマンガです。なぜか「ダウナー」なコンテンツに惹かれてしまうという山中のセレクトが光ります。真っ黒でぶ厚い雲のスキマからほんの少し光がさすように終わるエンディングが印象的でした。 1話と2話はコチラで読めます。

第8位:元気を出したいときに取り出して読む、ちばあきおの不動の名作『キャプテン』

キャプテン (1) (ジャンプコミックスセレクション)
作者:ちば あきお
出版社:ホーム社
発売日:1986-07
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 戦うWEBコンサルタントとして実践的かつ独自のマーケティング論で楽しませてくれる永江さんがマンガHONZに書いていただけることになりました。永江さんがご自分のブログでこんなことをお書きになっております。

『実は10年くらい前までは都内に通っていたので、コミック誌のメジャー系ほぼ全てと、主要週刊誌のほぼ全てを電車の通勤時に購読しておりました。かなりの速読なので、調布から渋谷くらいまででもコミック誌なら2冊は消費してしまう。相当に散財しておりまして、当時の会社(現LINE、旧ライブドア)では「マンガ配給機」と呼ばれていて、わたしが出社してくると「マンガください」と若者が列をなしたものです。いや、マジで!!』

僕もマンガ雑誌を友だちと共有して、掲載作品についていろいろと話した経験のある世代で、こうしたことが面白いマンガを知るきっかけになっていました。マンガHONZやマンガサロントリガーもこんな会話が盛り上がる場にしたいと思っています。それにしても、永江さんがどんなマンガを選ぶのか、今後の選書がとても楽しみです。

第7位:ジブリのファンタジー好きなら見逃せない。現実から少し離れ、何度でも浸りたくなる世界観をもつ作品『赤髪の白雪姫』

赤髪の白雪姫1 (花とゆめCOMICS)
作者:あきづき 空太
出版社:白泉社
発売日:2007-12-05
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 『赤髪の白雪姫』は、ジブリのファンタジー作や上橋菜穂子さんの『守り人』シリーズなど、「浸りたくなる」世界観をもった作品が好きな人ならば、自信をもってお薦めできる作品だ。本作が初の連載作である新人作家さんとは思えないほどである。(東海林)

押井守さんが「世界観」を描く作家は、その「世界観」を語り終えたときに映画を終えるといっていたけど、そんな作品なんだろうか。ちょっと読んでみたい。

第6位:17年で17作品が10万部超え!敏腕女性マンガ編集者が『赤毛のアン』と出会ったらこうなった『キス、絶交、キス』

キス、絶交、キス (フラワーコミックス)
作者:藤原 よしこ
出版社:小学館
発売日:2001-07
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 マンガHONZ編集長 佐渡島のレビューが第6位。小学館の編集者で、少女マンガのヒット作、10万部以上発行の作品が17タイトルもある畑中さんからの紹介で読んだとのこと。つい先日、佐渡島と畑中さんの対談があったのだが、どちらもヒット作を量産する編集者だけあって、ヒット作を再生産するヒントみたいなものが沢山詰まっていました。このレビューと作品を読んでその秘訣を感じてみてください。

第5位:我こそは中二病である(だった)!という人に読んでほしい。 遠藤 浩輝『EDEN 〜It's an Endless World!〜』

EDEN(1) (アフタヌーンKC)
作者:遠藤 浩輝
出版社:講談社
発売日:1998-04-21
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 電通の「広告の守護者」でマンガHONZレビュワーの筧。自身の厨二病の体験と照らし合わせるように作品のレビューを書いています。新しい部署に移ってこれからますます夜の会合に誘いやすくなったので、これからが楽しみです。

第4位:少年期の性の暴走、元少年A「酒鬼薔薇聖斗」との共通点とは『水色の部屋』

水色の部屋<上>
作者:ゴトウ ユキコ
出版社:太田出版
発売日:2014-12-04
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 学校の友だちに自分の母親がレイプされ、幼なじみの性行為の動画を流出させられます。そんな救いのない設定でも、最後にはほんのちょっと光を見つけられるような物語。『みちくさ日記』でもそうだったけど、実際の人生がどんどん世知辛くなるなか、大きな夢を追いかける物語よりも、たいへんな日常のなかでどうやって「光」をみつけるかという物語に共感が集まるようになっている感じがします。

第3位:「原作のアイディアがあるので、マンガにして欲しいというお話」(漫画原作者になる方法)

マンガでメシを食っていく!― 漫画家のキャリアプラン
作者:NPO法人NEWVERY内 トキワ荘プロジェクト
出版社:NEWVERY
発売日:2011-06-04
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 ぶっちゃけて言うと、「俺の人生(仕事の場合もあり)超おもろいので、マンガにしたらいいんじゃない」という人をどう撃退しているかという菊池のエントリーです。しかも、3位にランクイン。業界関係者の皆様から「よく書いてくれた」と励ましのお便りを多数いただいております。

第2位:「こじらせ女子」の究極形態。可愛くないヒロインは欲望のままに。『きみが心に棲みついた』

きみが心に棲みついた(1) (KCデラックス Kiss)
作者:天堂 きりん
出版社:講談社
発売日:2012-01-13
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新加入の園田がなんと今週の第二位に!!。堀江の『タラレバ娘』のレビューと園田の『君が心に棲みついた』のレビューを併せて読んでみると、タラレバ娘(アラサー女子、キレイ目で若いころ遊びすぎて、気づいてみたら自分が「売物」として劣化したことに気づき、愕然とする)を駆逐するのはこの本の主人公「キョドコ」のような女性だと思えてなりません。

第1位:高齢童貞 高齢処女よ集え!「逃げるは恥だが役に立つ」に隠された居場所探しのヒント  

逃げるは恥だが役に立つ(1) (KC KISS)
作者:海野 つなみ
出版社:講談社
発売日:2013-06-13
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 今週の1位は上原のエントリー。まだ爆発中です。

ここまでリアルに「このまま恋愛も結婚もしないで仕事に邁進するとこうなるかもよ?」という姿をリアルに描いた漫画、ありました!?処女閉経て!記憶にございません!(上原)

『タラレバ娘』とこの作品を続けて読むと余りにも独身女子(とくにアラサー)にはダメージが大きすぎるので危険です。絶対に両作品を大人買いして、日曜の夜に読んではいけません。危険です。(2回いいました)

マンガHONZは新しい参加者のレビューも増えて、ますます多様に、おもしろくなっていきます。来週もよろしくお願いいたします。

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