今週一番読まれた記事は?マンガHONZ週刊ランキング ベスト10 【2015年8月23日(日)-8月29日(土)】

角野 信彦2015年08月31日 印刷向け表示
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いやあ、今週はランキングにインターンのレビューが3本入りました。選ぶ本も書かれる文章も独自で面白いんですよ。なんかこんなに面白いんだったらもっと早く書いてもらえばよかったです。最近は、僕らのレビューのあとにずいぶんと本が売れてよろこんでもらえる機会も増えてきてうれしい限りです。これからも真摯におもしろい作品をご紹介していきたいと思います。

10位:アラサー女子の「婚活問題」と非リア男子の「童貞問題」の相似形『ボーイズ・オン・ザ・ラン』

ボーイズ・オン・ザ・ラン 1 (ビッグコミックス)
作者:花沢 健吾
出版社:小学館
発売日:2005-11-30
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 アラサーで、非リア男子の「童貞問題」を10年前に予言していた花沢健吾さんの名作です。マンガサロン『トリガー』のインターン、荒井くんの実体験に基づくレビューですね。

9位:国や法律を動かす方法『キーチ!!』

キーチ!! (1) (ビッグコミックス)
作者:新井 英樹
出版社:小学館
発売日:2002-01
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こちらは、もと経産省のキャリア官僚、栫井くんのレビューです。官僚からみた新井英樹さんの作品の破壊力について書いてます。 

8位:勝負から逃げるのは大敗するよりかっこ悪いぜ!!『みどりのマキバオー』

みどりのマキバオー (1) (集英社文庫―コミック版)
作者:つの丸
出版社:集英社
発売日:2004-06
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 マンガHONZ編集長、佐渡島の経営するコルクでインターンをしている有馬くんのレビューです。名前の割には馬にも乗れないし、競馬好きでもないみたいです。

7位:風俗店で“くも膜下出血"で倒れるという最下層の更に下を行く壮絶な体験『くも漫。』

くも漫。 (torch comics)
作者:中川学
出版社:リイド社
発売日:2015-08-11
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 トキワ荘プロジェクトで新人漫画家の育成にたずさわる、菊池のレビューです。風俗店でクモ膜下出血をおこすところまでも面白い(不謹慎ですみません)のですが、お見舞いに来たおばさんが、アガサ・クリスティーばりの推理力で、どこで本当は倒れたのかを明らかにしていく過程は、なかなかのサスペンス的な展開で、読ませます。

6位:『ハイスコアガール』復活を心から喜ぶ4つの理由

ハイスコアガール(1) (ビッグガンガンコミックススーパー)
作者:押切 蓮介
出版社:スクウェア・エニックス
発売日:2012-02-25
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 とうとう連載再開ですね。おめでとうございます。最近は、ゲームが読者の「懐かしさ」を起動させるアイコンになっている作品がたくさん出てきてます。『岡崎に捧ぐ』や『ダンジョン飯』などもそうですよね。

5位:SKE48 松井玲奈への惜別のストーリー『AKB49~恋愛禁止条例~』

AKB49~恋愛禁止条例~(15) (講談社コミックス)
作者:宮島 礼吏
出版社:講談社
発売日:2013-08-16
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 仕事もそっちのけでAKBグループにのめり込んでいたという大西のレビューです。卒業する松井玲奈さんが登場する14巻から16巻を紹介しています。

4位:人を信じる強さを僕に もののけを信じる強さも僕に『夏目友人帳』

夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842))
作者:緑川 ゆき
出版社:白泉社
発売日:2005-10-05
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 なぜか3巻までしか電子書籍になっていない『夏目友人帳』のレビューを、コルクのインターンの岡田くんが書いてくれました。わたしは少女マンガを読むことは少ないのですが、作者が、男子のモノローグをフキダシの外に書く心情描写を、できるだけ使わないという方針で描いているので、とても読みやすかったです。

3位:オタク女子が一般人とカラオケに行ってうまくやる方法『トクサツガガガ』

トクサツガガガ 1 (ビッグコミックス)
作者:丹羽庭
出版社:小学館
発売日:2014-11-28
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カラオケという現代に無くてはならないコミュニケーションスペースで、常に心労がたえない「オタク女子」の心情を見事に描き、その「カラオケ問題」への対処法を描いた部分を取り上げたレビューが、かなり共感を呼んでいたようです。

2位:「生きる価値のない人間」は臓器を売り払ってサヨウナラ『ギフト±』

ギフト±(1) (ニチブンコミックス)
作者:ナガテ ユカ
出版社:日本文芸社
発売日:2015-07-18
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 レビューの最後で「生きる価値のない人間」と”共生”するために、と書いています。これは、作品のなかで「存在価値がない」と定義されているような人間と共に生きるためにどうするかという意味です。ものすごくたくさんの意見をいただきましたが、意図はそこに凝縮されています。ぜひ最後までじっくりと読んでいただきたいレビューです。

1位:医学部行けば人生勝ちだと思っている人への処方箋(※劇薬注意)『がんばれ!猫山先生』

がんばれ!猫山先生 (1)
作者:茨木 保
出版社:日本医事新報社
発売日:2008-10
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医学書院さんの隠れ社員という噂のあった山田が、またまた医療系マンガを紹介して大ヒットしました。病院の勤務医として、大変過酷な労働を強いられ、そこから逃れるために独立したのに、今度はまた経営で大変な苦労をするという、病院・クリニック経営の「あるあるマンガ」です。ニュースピックスでとりあげていただき、ビジネス系の読者さんが大変多かったようです。お医者さんといえども経営が大切というのが面白おかしく描かれています。 

そういえば、9月4日から、浦沢直樹さんの漫勉がスタートするみたいで、今から楽しみですね。今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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