月9新ドラマの原作『5時から9時まで』を読んでみたところ・・・ 『5→9』原作マンガに見る「スマホ小説」的ヒット要素

池上 真之2015年10月12日 印刷向け表示
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5時から9時まで 1 (Cheeseフラワーコミックス)
作者:相原 実貴
出版社:小学館
発売日:2010-06-25
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  • 紀伊國屋書店
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少女漫画ファン以外にもオススメの作品

こんにちは。イケガミコフです。

石原さとみさん主演の月9ドラマ、
「5→9~私に恋したお坊さん~が、
今日(10月12日)から始まりました。

その原作であるコミックス、
『5時から9時まで』(小学館)を
少し前に、仕事で
知る機会があったのですが、

面白いです。

本作を面白いと思ったのは、

単純にいち読者として
「男が読んでも面白いなー」
と思ったことも事実なのですが、

スマホ小説のプラットフォームである
「E★エブリスタ」をやっていた身としても、
面白い作品だと感じました。

というのも、
本作の持つ魅力は、とっても
「スマホ小説」的なんです。

(勝手にそんなことを言っていると
本作の相原先生に叱られる?
かもしれませんが・・・。

いずれにしても、
そもそもスマホ小説は面白い!と
思っている私にとっては
最上級にポジティブな意味です…!)

もしかしたら少女漫画の読者層には
既によく知られた作品かもしれません。

しかしこの作品は、
スマホ小説を読んでいる方々や
テレビドラマは見ている方々など、

実は、
日頃、少女漫画に
あまり触れていない方々
にも
読んでもらいたい作品!

そんな風に思いまして、この場を借りて
推薦させていただきます!

「5時から9時まで」の世界

少女漫画好きの方々以外にも
是非読んでいただきたいと思った
ポイントを交えつつ、ご紹介します。 

主人公は、27才になる直前の
英会話スクール講師。

一応、目標あり。

恋はオクテ。

国際結婚を夢見ているが、
・・・現実は厳しそう

ところが・・・、
誕生日を前に、突然のモテ期到来!?

タイプの違う複数のイケメンから
アプローチされる。

 

その中でもまず
一歩リードしたのは、
お寺の「坊主」。

ドSに見えて、

 

「運命だから」と迫ってきて、

しかも実は優しいので、

1話目からベッドイン!

・・・この作品、絶対、
少女漫画好きでなくとも面白いですよね。

少なくとも、私は
スマホ小説のファン層には
この作品は絶対喜んでもらえる!
と思います。

「スマホ小説」3つの要素

そんな「5時から9時まで」を
「スマホ小説」的だと思った理由について、
もう少し補足しておきます。

スマホ小説というのは、
かつてのいわゆる「ケータイ小説」です。

かつて女子中高生を中心に一世を風靡した
「ケータイ小説」は、

いまやスマホの普及によって、
読み手も書き手も内容も多様化した
「スマホ小説」へと進化して、
新たな市場をつくっています。

スマホ発で書籍化された小説は、
郊外のロードサイド型書店を中心に、
めちゃくちゃ売れていますし、

デジタルでは、ある主婦の方が書いた小説が
ひと月に100万円以上売上げたりもしました。

(都心に住んでいる方は
あまり実感が湧かないかもしれません)

多様化したと言っているくらいなので、
ひとくちに「スマホ小説」といっても、
昔ほど一括りにできませんが、

それでも、昔ながらの作品に比べると、
一定の傾向はあるように思います。

例えば、

1. 理想もりだくさん、でも細部はリアル

2. 「設定」がキャラクターと物語を牽引している

3. 冒頭からクライマックス

こんなところは共通しています。

「5時から9時まで」は
もちろんスマホ小説ではありませんが、
このスマホ小説の3つの要素
魅力として持った作品だと感じました。

「5時9時」が示す未来

蛇足ですが、

作り手サイドの側に立ったときの、
「5時9時」が「スマホ小説」的である
ことの意味合いについても、

少しだけ書きます。

スマホ小説の3つの要素は、
勿論、
スマホ小説特有の作られ方や
スマホで読む・書く環境による
ところが大きいと思います。

ただ、必ずしも全部がそうではなくて、

今の時代の読者の求めに適応した作品が
ネットというふるいにかけられて
結果的に人気となった、という側面
少なからずあると思われますので、

そうだとするとそれは、
世の中におけるネットの存在感が
増せば増すほど起こりうることですから、

スマホ小説に限りません。

そうした意味で、個人的には、
「5時から9時まで」のような

スマホ小説的な面白い作品が
今後も登場してくるのかどうか?
注目しています!

5時から9時まで 1 (Cheeseフラワーコミックス)
作者:相原 実貴
出版社:小学館
発売日:2010-06-25
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 いかがだったでしょうか。ここまでは池上の男性目線のレビューでした。月9ドラマ化ということで、マンガHONZでは女性目線のレビューも用意してみました。はたしてキス専用美容液 ヌレヌレ・ラブリーキッス!!とは何なのか?威力はどうなのか?コチラのレビューを御覧ください。

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