『僕とポーク』を読むと、食事の一口一口をより噛み締めたくなるよ。

山中 羽衣2015年11月04日 印刷向け表示
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小学校のとき、突然エビが食べられなくなった時があった。マンションの隣人が、恐らく釣ったか送られてきたのか生きてるエビをおすそ分けしてくれるような親切な方だったんですが、キッチンのザルの上で大量にモゾモゾと動いているエビをみた途端、「ギャア!」と発狂。それまではエビフライや海老天ぷらが大好きでパクパク食べていたにも関わらず、「生き物を食べてたんだ・・・。」と思うとそれ以降、こわくてこわくてしばらく大好物のエビが食べられなくなってしまったのでした。

今年の夏にはアクアリウムでシャケの切り身が水槽の中で泳いでるニュースが話題になっていましたが、食物の原型をみてしまうと食べられなくなってしまう子っていうのは割と増えてきているのかもしれません。というか、加工食品やスーパーがあふれてる昨今は食物に原型があるということすら知らない子が増えてきているかもしれないですね。

さて今回紹介するのは『きょうの猫村さん』や『逢沢りく』でおなじみ、ほしよりこさんの『僕とポーク』という作品。少食なために毎食ご飯を残してしまう少年が主人公。

小さい時などご飯、食べきれずに残してしまってた人もいるんじゃないでしょうか。私は給食で、牛乳がどうしても好きになれずで残してしまっていたのですが、その度に先生に怒られて憂鬱な気持ちになったものでした。この主人公も、ご飯をどうしても食べきれず残してしまう少年でした。父と母から外国の飢えに苦しむ子供達のことを切々と説かれることに。「君たちは恵まれているんだよ。」と言われても大多数の

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