「11月の今月読む本」その1 半年ぶりのご無沙汰です…

東 えりか2015年11月09日 印刷向け表示
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11月6日金曜日、半年ぶりの朝会を開催した。新規メンバーにとっては初の朝会になる。とにかく顔を合わせるのも初めての人が多い。旧メンバーのリラックスした様子と比べると、みんな緊張の面持ちである。名刺交換をしたり、ホットコーヒーをやり取りしたりしている間に定時の7時となった。代表の成毛眞の挨拶から朝会がスタート。まだ寝ぼけているらしく、大した内容じゃなかったので割愛する。

参加したメンバーは20人。地方在住の2人と仕事の都合で参加できなかった3人、生死不明が2人。現状では総勢27名という大所帯になったHONZである。いっぺんに掲載すると、あまりにも長くなってしまうので、今回の「今月読む本」は3回にわけてお送りする。

毎回誰から始めるか揉めるのだが、今回は先に退出しなければならない村上と麻木がジャンケンしてトップが決まった。

村上浩

匈奴―古代遊牧国家の興亡 (東方選書)
作者:沢田 勲
出版社:東方書店
発売日:2015-10
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宇宙背景放射──「ビッグバン以前」の痕跡を探る (集英社新書)
作者:羽澄 昌史
出版社:集英社
発売日:2015-10-16
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村上が選んだ3冊は、社会機構の中での宗教の関わりと騎馬遊牧民の歴史、そしてビックバン以前の宇宙の謎を探った3冊。さすが広範囲に興味を持つ村上らしい。読み込んでいるらしく、付箋がたくさん付いている。

仲野徹

【ミリタリー選書38】各国陸軍の教範を読む (ミリタリー選書 38)
作者:田村 尚也
出版社:イカロス出版
発売日:2015-09-10
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何を隠そう、仲野の出張スケジュールに合わせて、今回の朝会の日程は組まれた。どこかの大学で講演会があるらしいが、メンバーは誰もそのことに触れない。ミリタリーオタク垂涎の一冊から、なぜか大学生メンバーの峰尾が読み終わっていた風俗の取り締まり規則集、そして「わあーかぶった~!」と叫ぶ人が4人もいたクモヒメバチの本までバラエティに富んでいる。

冬木 糸一

なぜ国々は戦争をするのか 上
作者:ジョン・G・ストウシンガー 翻訳:等松春夫
出版社:国書刊行会
発売日:2015-10-27
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なぜ国々は戦争をするのか 下
作者:ジョン・G・ストウシンガー 翻訳:等松春夫
出版社:国書刊行会
発売日:2015-10-27
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職業としての小説家 (Switch library)
作者:村上春樹
出版社:スイッチパブリッシング
発売日:2015-09-10
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「クリエイティブ」の処方箋―行き詰まったときこそ効く発想のアイデア86
作者:ロッド・ジャドキンス 翻訳:島内哲朗
出版社:フィルムアート社
発売日:2015-08-25
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独特なレビューでファンが多くなってきた冬木。今回は『なぜ国々は戦争するのか』を熱く語る。上下巻で5400円と高価だが、その価値は十分にあるそうだ。小説も読む冬木は村上春樹にも興味があるらしい。『~のアイデア』とか『~の方法』などになぜ「100」を使わないかを成毛が解説。さすがにたくさん著書があるだけに勉強になります。

峰尾健一 

戦場中毒 撮りに行かずにいられない
作者:横田 徹
出版社:文藝春秋
発売日:2015-10-30
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ある出版社に就職が決まった学生メンバーの峰尾。自由時間がたくさんある割にはレビューが出ない。どうやら考え過ぎのようだ。本書は非常に興味深い内容なので、それほど悩まずに書けると思う。期待している。

 吉村博光

日本を愛した植民地 南洋パラオの真実 (新潮新書)
作者:荒井 利子
出版社:新潮社
発売日:2015-09-16
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歴史手帳2016年版
作者:
出版社:吉川弘文館
発売日:2015-10-22
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見えない巨人―微生物
作者:別府 輝彦
出版社:ベレ出版
発売日:2015-11-02
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初参加。書店への二大取次の片方に所属している吉村博光。さすが変化球の本を紹介。パラオにはご先祖さんがいたとか。歴史手帳は書店にとって年末の売り上げの大切な一冊だそうで、隠れたベストセラー。最期の一冊はすごい装丁でみんな騒然。この「巨人」の部分、ぜんぶ帯なのだ。「取ったらどうなるの?」の声に恐る恐る外すと…。書店でみてのお楽しみ~。

東えりか

みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記
作者:星野 博美
出版社:文藝春秋
発売日:2015-10-06
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青線  売春の記憶を刻む旅
作者:八木澤 高明
出版社:スコラマガジン
発売日:2015-10-23
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この日の朝、出口治明さんが『みんな彗星を見ていた』のレビューをHONZに上げていたのを知らずに持ってきた。先を越された…。日本最初のパスポートを取った男と『娼婦たちから見た日本』(鰐部のレビュー)の著者の新刊。『クモヒメバチ』を取られたのがイタイ。

 麻木久仁子

「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気
作者:牧村 康正
出版社:講談社
発売日:2015-09-09
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けもの道の歩き方 猟師が見つめる日本の自然
作者:千松 信也
出版社:リトル・モア
発売日:2015-09-03
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第三帝国の愛人――ヒトラーと対峙したアメリカ大使一家
作者:エリック・ラーソン 翻訳:佐久間 みかよ
出版社:岩波書店
発売日:2015-09-26
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「宇宙戦艦ヤマト」のプロデューサー・西崎義展は謎の溺死でこの世を去った。クチコミで人気が出つつあるこの一冊。麻木はどう読むのか。前作『僕は猟師になった』は面白かった。7年ぶりの新刊だそうだ。ナチス政権下となって初めての駐独アメリカ大使となった一家の苦難の日々を描いたノンフィクションは文句なしに面白そう。

柴藤亮介  

オーロラ! (岩波科学ライブラリー)
作者:片岡 龍峰
出版社:岩波書店
発売日:2015-10-08
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アリの社会: 小さな虫の大きな知恵
作者:坂本 洋典
出版社:東海大学出版部
発売日:2015-09-17
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あなたの知らない超絶技巧プログラミングの世界
作者:遠藤 侑介
出版社:技術評論社
発売日:2015-09-25
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初参加。学術系クラウドファンディングを運営している俊英。「!」に気づいてオーロラの何が驚きだったのかを知りたいと思ったそうだ。アリの研究者とクラウドファンディングを始めるために読みい始めた本だが「その人、シロアリなんじゃない?シロアリとアリは違うよ」とクマムシ博士の突込みが…。ムダにすごい超絶技巧の世界に、みんな「ふーん…」と冷たかった。

 田中大輔 

『試し書き」から見えた世界
作者:寺井広樹
出版社:ごま書房新社
発売日:2015-09-29
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妄想ニホン料理
作者:NHK「妄想ニホン料理」制作班
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー
発売日:2015-10-30
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物欲なき世界
作者:菅付雅信
出版社:平凡社
発売日:2015-11-04
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転職を果たし、日々精進の毎日の田中大輔。書店を周って目に付いた本を紹介する。「試し書き」の本はメンバーの多くは書店で手に取った本。試し書きにもお国柄が現れる。『妄想ニホン料理』はNHK番組をまとめたもの。番組はすごく面白いのでよく見ている。ライフスタイル全般を見直そうという田中は、果たして物欲を無くすことができるのか?

成毛眞  

私の1960年代
作者:山本 義隆
出版社:金曜日
発売日:2015-09-25
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ウォール街のアルゴリズム戦争
作者:スコット・パタースン(Scott Patterson) 翻訳:永野 直美
出版社:日経BP社
発売日:2015-10-29
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シリアルキラーズ -プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実-
作者:ピーター・ヴロンスキー
出版社:青土社
発売日:2015-10-23
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9月に還暦を迎えた成毛眞。しかしまったく老いを感じさせず、好奇心満々。元東大全共闘代表の山本義隆の本は、すでに仲野が読み終えていた。アルゴリズム関係の本は数多く出ているので取捨選択が難しいが、本書はよさそうだとあたりを付けていた。「シリアルキラーの話は面白いよねえ~」と成毛が問いかけると、頷く人多数。近くに居たら嫌だけど、知りたいと思う気持ちは止められない。

最初の10人が終わったところで、いったん休憩。この30冊紹介が終わって、すでに2冊をぽちったワタシ。全部が終わるころ何冊買っているか恐ろしくなる。2回目は参加した後の10人分を数日うちにアップします。3回目は欠席者とおまけの本。全部合わせると100冊近くを紹介することになりますね。くわばらくわばら…。

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