小学2年の娘が『よつばと!』を読みだした大人は気づかない意外な理由

小沢 高広2015年11月28日 印刷向け表示
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昨日、小学2年生の娘と本屋に行った。
近所の本屋が軒並みつぶれてしまい、いちばん近いのは、駅併設の中型書店。片道15分の道のりを夕暮れのなか、テクテク歩く。
お目当は『よつばと!』13巻。
娘がうまれてはじめて、発売日を心待ちにした漫画だ。

職業柄、家に漫画はたくさんある。
だいたい漫画の本棚だけで40mくらい。その他、閉まってあるのが中型のダンボールで10個分ほど。
ウチに来た人にはよく「ここで1日こもっていたい。子供のころ夢みた部屋だー」なんて言われるけど、じゃあ、ウチの子はどうかというと、それがまあ、まず漫画を読まない。漫画の読み聞かせをされるのは好きで、ときおりせがまれるんだけど、自分で読むことはなかった。

そんな彼女が小学校に入ってしばらくして、とつぜん漫画を読んでいるところを見かけた。本棚と机の間の狭いスペースで丸まって、ときおり声を漏らして笑ってる。「めずらしい!」なんて驚くのも悪いな、と思って、こっそりタイトルを見た。
『よつばと!』だった。
たしかに、少年漫画が少年を主人公にするのは、主たる対象読者が「少年」だからだ。その理屈でいけば、4歳の女児が主人公の漫画を6歳の女児が読むのは、理にかなっている。
「フフフ よつば バカー フフフ」
娘も、まだまだバカだと思うが、楽しそうでなによりだ。
しかしひとつ疑問が残った。
これだけある漫画の中から、なぜ『よつばと!』を手に取ったんだろう。
「なんで『よつばと!』読み始めたの。絵が好みだった?」
いくつかの漫画を手に取って、絵柄がいちばん気に入ったんじゃないか、と想定した。
「ほんの なまえが ひらがなだったから」
なるほど。
そう言われて、あらためて『よつばと!』を読むと、すべての漢字にルビがふってある。いままで気づいてことなかった。そうか、子供が読むのは想定の範囲内だったか。

最新刊を読み終えた娘が言った。
「ジュラルミンのホンモノでるんだってー」
作中に出てくるクマのぬいぐるみが、テディベアのシュタイフ社から出るらしい。
へー、サンタさん的なアレにちょうどいいか、とサイトを見る。
42,000円。
…お、おう。

 

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作者:あずまきよひこ
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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