マンガHONZ週刊ランキングベスト10 注目のマンガは何だ!?

佐藤 樹里2015年12月13日 印刷向け表示
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12月もあっというまに上旬が過ぎさり、中旬へ突入しました。毎年毎年、12月はすぎるのが速くて「さすが師走!」とひとり心の中で納得しているのですが、同じ12月なのに、だんだんと加速している気がしてなりません。前年度12月の時間感覚×1.03倍速くらいの感覚でしょうか、年を経るごとに加速する気がするのです。そんな人の人生も地球の年齢45億年からしたら一瞬の話なんですけどね。悔いのないように年明けを迎えたいですね。
さて、前置きはこれくらいにして。週間ランキングを見ていきましょう。今週はマンガHONZ新規レビュアー1名加わりました。注目です。

10位~1位


10位:小学2年の娘が『よつばと!』を読みだした大人は気づかない意外な理由

小学校に入ってしばらくして、とつぜん漫画を読んでいるところを見かけた。本棚と机の間の狭いスペースで丸まって、ときおり声を漏らして笑ってる。「めずらしい!」なんて驚くのも悪いな、と思って、こっそりタイトルを見た。
『よつばと!』だった。

先週1位のうめ小沢高広さん『よつばと』レビュー!多方面から訪問してきてくださる方のおかげで引き続き読まれました。某購買サイトに行くと、13巻のレビューがすでに110件も投稿されています。大人気ですね。

よつばと! 1 (電撃コミックス)
作者:あずま きよひこ
出版社:KADOKAWA
発売日:2014-09
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よつばと! (13) (電撃コミックス)
作者:あずまきよひこ
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
発売日:2015-11-27
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9位:自己顕示欲まみれのSNSに憎しみと怒りを持つ人たちへ!キレキレの風刺ギャグ漫画『インテリやくざ文さん』

2巻が11月11日に発売されたこともあり、じわじわと人気に火がついている『インテリやくざ 文さん』書店で平積みになっているのを見かけた方もいるのではないのでしょうか。有馬さんのレビューが先週に続き9位にランクインです。SNSのパンケーキやかき氷にツッコミを入れたかった方必見です。『新しい単位』が好きだった人に特におすすめです。

インテリやくざ 文さん
作者:和泉晴紀
出版社:鉄人社
発売日:2014-08-22
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インテリやくざ 文さん2
作者:和泉晴紀
出版社:鉄人社
発売日:2015-11-11
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8位:張り巡らされた伏線にあなたは魅了される!海賊マンガ『フルアヘッド!ココ』

新規レビュアー!元バンドマンの佐保祐大さんのレビューした作品は『フルアヘッド!ココ』米原秀幸先生の97年の作品です。

『フルアヘッド!ココ』の魅力は「画力」「張り巡らされた伏線と回収」「キャラクターの魅力」だけには留まりません!なかでも大きな魅力となっていつまでも心に残るのは、メッセージ性の強い名言の数々です。

この冬、年末の休み前に買い込んで、29巻一気読みはいかがでしょうか。電子書籍化もされています!

フルアヘッド!ココ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
作者:米原 秀幸
出版社:秋田書店
発売日:1997-06
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7位:人が猫に食べられる!『進撃の巨人』以来の衝撃的な第1巻『ワンダーランド』
こちらも先週に続きランクイン!ある日目覚めると身体が小さくなってしまっていた人間の物語。冒頭の猫シーンは衝撃ですね。苅田さんのレビューでは『ワンダーランド』の謎3つを提示しています。不思議の国のアリスのように身体が小さくなったら、「南くんの恋人」みたいに微笑ましいことにならないことがわかります。

ワンダーランド 1 (ビッグコミックス)
作者:石川 優吾
出版社:小学館
発売日:2015-10-30
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6位:現状は1960年頃にそっくり?漫画の歴史はスマホによってまた繰り返されるか。これから作り手の道は

菊池さんのスマホマンガについての記事。読み手にどんな変化が起こっているのか考察しています。

今回は、私の考える現状の「これまでの漫画」と「スマホマンガ」の境界線イメージを書きます。

読まれる形が変化しても、マンガが登場してからいつの時代も「読まれ続けている」のには変わりがなさそうですね。

マンガ産業論
作者:中野 晴行
出版社:筑摩書房
発売日:2004-07-10
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 5位:ふたりの「はなうた」・・・はなうたの原作になったお二人が結婚されましたので記念に、単行本未収録2本連続掲載です。

こしのりょう先生の連載シリーズ。最近は「はなうた」の未収録作品を公開しているのですが、今回は特別に2エピソード、16ページを掲載!第一線で働いていたと思われるビジネスマンが、病気にかかり衰弱してゆく様子を見て、看護師さんがとった行動とは。感動の読み切りです。

はなうた: ナースはときどき、うれしい
作者:こしのりょう
出版社:照林社
発売日:2014-04-30
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4位:レースで勝てなかった馬はどこへ行くの?本当に肉になるの?『元競走馬のオレっち』

馬マンガといえば『みどりのマキバオー』『優駿の門』『ありゃ馬こりゃ馬』とたくさんありますが、レースの舞台を離れ、乗馬クラブで第二の道を歩み始めた馬のお話が『元競走馬のオレっち』です。乗馬クラブへ移送された元競走馬のお話。記事を公開してから「ああ、あの東京競馬場のイラストの方か~!マンガ描いていたんだ!」という声がSNSにあったのですが、作者のおがわじゅりさんといえば今ではJRAの物販グッズコーナーではおなじみ。競馬ファンは一度は目にしたことがあるイラストのマンガ『元競走馬のオレっち』ぜひ読んでみてください。

元競走馬のオレっち (書籍扱いコミックス(レーベルなし))
作者:おがわじゅり
出版社:幻冬舎コミックス
発売日:2008-04-30
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3位:編集長の部屋

菊池さんのインタビューコーナー。編集長の部屋。今回は女の子向けマンガ雑誌「ちゃお」井上拓生編集長にインタビュー。「ちゃお」の思いに迫ります。4回にわたって連載。そして合計のランキングは3位です。

・「ちゃおは例えるならディズニーランド」編集長の部屋(10)-1:ちゃお 井上拓生編集長

「申し訳ないけど、不平等な競争ではあります」編集長の部屋(10)-2:ちゃお 井上拓生編集長

・「最近は才能の世界の残酷さを甘いお砂糖でくるんじゃっているところがあると思うんです」編集長の部屋(10)-3:ちゃお 井上拓生編集長

・「子供たちのために、絶対に漫画を休載で落としたくないっていうのは、常々思っています。」編集長の部屋(10)-4:ちゃお 井上拓生編集長

「ちゃお」って特にふろくが豪華なので、買ってもらえると家にかえるまでがすごく楽しみなんですよね。よく覚えています。

ちゃお 2016年 01月号 [雑誌]
作者:
出版社:小学館
発売日:2015-12-01

 2位:ドピュッ!この擬音でお察し下さい。タイトルが局部の名前なので明記できないWEBマンガが最高すぎて度肝をヌかれる!!

WEBマンガ、石田スイ先生の『THE PENISMAN』とにかく過激なタイトルですが、中身も過激です。そして猛烈に面白いです。エログッズの擬人化は笑いあり、哀愁ありの、読む手を止められません。『東京喰種』の石田スイ先生の作品というギャップがありますね。上原さんのレビューでした。

東京喰種 1―トーキョーグール (ヤングジャンプコミックス)
作者:石田 スイ
出版社:集英社
発売日:2012-02-17
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 1位:腐った「熱中時代」暴力の「金八先生」それが『地獄の教頭』

 今週最も読まれた記事は大沼良太さん作『地獄の教頭』レビューでした。

 『地獄の教頭』の主人公、近衛修文は問題が解決されることがないという絶望が社会を覆う現代に登場してきた、北野広大であり、坂本金八である。彼は、不良 教師や生徒の犯罪に、ありとあらゆる手段をもって立ち向かう。その手法のほとんど全ては法の境界線の向こう側、犯罪だ。モンスターペアレンツのPTA会長をたらしこみ、その写真をリークして家庭崩壊に追い込むなど、完全にインテリやくざの世界だ。

教頭先生といえば仕事はたくさんしているのに名前も顔も思い出せないくらい生徒との関わりが薄くなってしまう印象を持っているのですが、こちらの教頭先生は学校教育にとても熱心なようです。角野さんのレビューが今週堂々の1位でした!

地獄の教頭(1) (ヤングガンガンコミックス)
作者:大沼 良太
出版社:スクウェア・エニックス
発売日:2015-08-25
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 最後にマンガHONZからのお知らせです!マンガHONZでは一年の終わりにいつもは非公開で行っている定例会の公開イベントが行われます。その名も「マンガHONZ超新作大賞授賞式2015」1年の新作マンガの中でも投票によって選ばれた本当に面白いマンガを1位から10位まで発表し、受賞式として開催します。お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

堀江貴文&佐渡島庸平登壇 12月28日(月)マンガHONZ超新作大賞2015 授賞式トークイベント
今年出た一番面白いマンガが分かります。 

日時:12月28日(月) 18:30開場、19:00スタート
場所:渋谷 SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)
住所:東京都渋谷区神山町17-3テラス神山1F

参加費:3,000円(ドリンク付き)

※チケットが完売した場合、当日券の販売はございませんのでお早めにご予約ください!
※イベント終了後、堀江貴文・佐渡島庸平を含むゲストを交えた簡単な懇親会がございます!

▼チケット購入はこちらから
http://peatix.com/event/131803/


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また今回記事中で紹介したマンガを読んでみたい方や、これまでマンガHONZで紹介してきたマンガを読みたい方は、渋谷マンガサロントリガーでお読みいただけます!
「マンガHONZを見た」で初回来店時チャージ料無料になります。営業時間とイベントカレンダーをご確認の上、ぜひご来店ください!

渋谷マンガサロントリガー

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今週もお読みいただきありがとうございました!私はこれからひと休みして、楽しみにしていた新刊『東京タラレバ娘』4巻をじっくり楽しませていただきます!

東京タラレバ娘(4) (KC KISS)
作者:東村 アキコ
出版社:講談社
発売日:2015-12-11
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