「”やらない”人生もあるけど、”やる”人生の方が面白い」愛人教授が教える不倫入門『フリンジマン』 不倫は伊達や酔狂じゃないんだよ

荒井 健太郎2016年02月11日 印刷向け表示
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「君は愛人がいる人生といない人生どちらを選ぶか?」

最近、スキャンダルが多いですね。いや、まあ、いつの時代も他人の不幸は蜜の味なのでしょう。しかし、スキャンダルになっても、それをやる人生とやらない人生ならやる人生の方が楽しいものではないでしょうか。まあ、やってしまったらそう思うしかないのしょうが。やってない世界線にタイムリープすることは木村さんや鳳凰院さんでないとできませんしね。

さて、本日紹介するマンガは、冴えない3人が愛人を作るために奮闘する、不倫ギャグ漫画です。私が最近一番尊敬する青木U平先生のマンガになります。『酩酊! 怪獣酒場』や『服なんて、どうでもいいと思ってた。』などの著作でも有名です。こう、日常の中で誰もが共有できる少し馬鹿にした感じの笑いの表現が天下一です。一番印象に残っているのは、AVのパッケージと本人の微妙な違いを絵を用いて完璧に表現しているところでした。(詳しくは『フリンジマン』読んでみてください)

フリンジマン(1) (ヤンマガKCスペシャル)
作者:青木 U平
出版社:講談社
発売日:2013-12-06
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退屈な日常に風穴を空けることって年齢とともに変わってきます。私はまだまだ後半の楽しみ方はわからないですが、学生時代はエロへの好奇心〜恋愛だった、大学では勉学?、社会人になってからは仕事?、結婚してからは…それは子供?いや、それは愛人だ!!と言い切るのがこのマンガです。問いかけられていることは、「君は愛人がいる人生といない人生どちらを選ぶか?」というただそれだけの問なんです。もう一度言います「君は愛人がいる人生といない人生どちらを選ぶか?」これだけです。

ただ、ここで答えにたどり着いた人々は壁にぶつかります。「おっ、おい、愛人ってどうやって作るんだよ?…、くっそ…」「どうせ愛人なんて医者、弁護士、社長に政治家のためのものだろ?『白い巨塔』の唐沢さん演じる財前が黒木さん演じる花森のような愛人を手に入れるだけだ」

安心してください。その答えは愛人教授(ラ・マン・プロフェッサー)が教えて下さいます。必要なプロセスは①愛人の原石の発見②原石の情報収集③あらゆるスキルを駆使して原石を磨く④原石ゲット。この4つのプロセスを踏むことで必ずやゴールを達成することができるはずです。また、このマンガの主人公は医者や弁護士や資産家ではなく、ただのおとなしいサラリーマン田斉、満島、安吾の3人です。さらに、愛人教授を加えた、愛人同盟はありとあらゆる手段を行使してミッションを達成していきます。愛人教授は誰にでも愛人を作るチャンスはあると教えてくれます。そう、誰にでもです!

しかし、愛人づくりはこのようなフレームワークだけで達成できるほど甘いものではありません。いざ、原石を見つけても、その原石に近づくことのリスクが桁違いに高い。ちょっとした衝撃で爆発してしまうことは必至。自分の友人たちもすぐに敵に周ります。最悪なのは嫁さんの友達です。ありとあらゆる場所、どこで監視されているかわかりません。マンガの中でも田斉は愛人の原石と食事にいきますが、なんと嫁と鉢合わせ…。嫁に気づかれることなく、店を出るためには一人では難しい…そう、そこで頼れるのが仲間です。

愛人を作ることは決して一人でできることではありません。同じ目標を持った仲間と協力することで初めて愛人を作るという困難な課題を達成することができるのです。仲間はモチベーション、スキル、情報ありとあらゆる面で必要になってきます。

愛人教授の教えと仲間の協力で主人公たちはそれぞれのミッションを確実に達成していきます。ありとあらゆる複雑な要素が絡みあった愛人づくりは『デスノート』にも負けるにも劣らない高度な頭脳戦に発展していきます。

私もこのマンガを読んで、「よし!俺も一度切りの人生楽しむ!!」と心に決めたのですが、残酷な現実が待ち受けていました。

 

そっとマンガを閉じて、仕事に戻りました。

※この記事は決して不倫を推奨する記事ではありません。あくまでフィクションの中で擬似不倫体験をしてみてください。海外だと不倫の捉え方はまちまちのようです。容量用法を守って自己責任でお願いします。『 石打ちで死刑になっちゃう国も!色々と違う各国の不倫事情』 

フリンジマン(1) (ヤンマガKCスペシャル)
作者:青木 U平
出版社:講談社
発売日:2013-12-06
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作者:青木 U平
出版社:講談社
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フリンジマン(3) (ヤンマガKCスペシャル)
作者:青木 U平
出版社:講談社
発売日:2014-05-02
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 同じ作者の『服なんて、どうでもいいと思ってた。』のこちらの記事もぜひ!「モテるためにまだ服なんか気にしているの?『服なんて、どうでもいいと思ってた。』 」

 

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