日本人のソウルフード!卵かけごはんに挑戦する万能調味料たちの戦い『おとりよせ王子飯田好実』

味博士2016年02月16日 印刷向け表示
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「卵かけごはん、食べよう」

卵かけごはんの魅力は皆さんもご存知の通り、「手軽・おいしい・すぐ食べられる」ことですね。しかし、卵かけごはんのもう一つの魅力は、なんといってもその懐の広さではないでしょうか。調味料をはじめとし、海苔やふりかけのような手軽な具材と合わせてもよし、本格的な丼を試すもよし、アレンジの幅はまさに無限大。自宅で様々なマイ卵かけごはんを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。

グルメ漫画『おとりよせ王子飯田好実』でも、卵かけごはんは第一巻の第一話に取り上げられています。

主人公・飯田好実には、仕事を早く終わらせてなんとしてでも会いたい子がいました。


その相手とは、ずばり「卵かけご飯セット」!!


自宅で卵かけご飯と過ごす夜は、至福そのものです・・・!


(引用:高瀬志帆「おとりよせ王子飯田好実」第一巻P5−11)


やはり日本人にとって「おいしい卵かけごはん」は誰もが求める理想郷のようですね。

もちろん飯田くんのように最高の卵と最高の調味料を使えば、遙かなる高みに到達できること間違いなしでしょう。しかし、やはり「家で手軽にできる」からこそこのソウルフードには意味がある!!

卵かけごはんのお供といえば、醤油やめんつゆが一般的です。卵をそのまま生食する日本だからこそ、日本の調味料とは相性がよいのか、まさに王道と言ったところです。他にも、ごま油やカレー粉のように少しクセのある調味料との組み合わせも人気のようです。さすがの懐の広さですね。

そこで今回、卵かけごはんのお供として登場するのは「万能調味料」です。この万能調味料、万能と謳われながらも何が「万能」なのかはよく分かりません。どんな具材にもマッチしやすく、汎用性が高いということなのでしょうか。

主食サイドの万能王者「卵かけごはん」と、調味料サイドの万能王者が出会ったとき、そこでは何が起こるのか!


「人当たりが良くて親切で、成績は中の上。さっぱりしていてこれといった特徴もないけれど悪目立ちもせず、クラスに一人はいる”イイ奴"」同士が同じ空間に放り込まれたら、一体どうなるのでしょうか。

ということで、和洋中それぞれの万能調味料と卵かけご飯の相性を実験、検証をしてみました。

和洋中の万能調味料が卵かけごはんに挑む!

今回登場してもらう3種類の万能調味料の皆さんはこちら!

和部門!塩麹選手!

洋部門!クレイジーソルト選手!

中華部門!創味シャンタン選手!(旧・味覇)

そして今回は「いつもどおりの安定した味」比較のため、卵かけごはんには”王道"の醤油選手にもご登場願いました。

ジャッジは、マンガHONZでもすっかりお馴染みの味覚センサー「レオ」選手!

 

「レオ」は食材の基本5味(甘味、旨味、塩味、酸味、苦味)を数値化できるだけでなく、これら基本5味をベースに異なる食材の組み合わせの相性度を測れるスグレモノです。

万能王者同士の対決やいかに…!?

卵かけごはん×万能調味料の相性度判定!

それでは結果発表します。まずは味覚分析から。

じゃん!!!!!!

 

 

 

差 is ほとんどない

つ、つまらない…。
あまりに衝撃的なほどに差が出ませんでした…。
グラフの基本5味の各数字が、卵かけごはんと各々の調味料を合わせたときの味覚の値です、が、こちらも基準となる醤油と比べてこれといって特徴がありませんね…。

続いて、相性度ランキングがこちら!

じゃん!!!!!!

1位 醤油選手 96.62点
1位 創味シャンタン 96.62点
3位 塩麹 96.07点
4位 クレイジーソルト 95.52点

 

せ、接戦だァァァァ・・・・

こんな接戦な相性度ランキングは初めてです。なんと創味シャンタンが卵かけごはん×醤油という王道コンビネーションに並び、ほとんど僅差でほかの万能調味料たちが追従しています。相性度が95点以上のものはかなり美味しいですので、万能調味料たちは十分醤油と健闘していたと言えるでしょう。


卵という素材は確かに万能です。そして万能調味料はその名の通りに万能です。
皆さんも、学校のクラスにひとりはそんな生徒がいたんじゃないでしょうか。なんでもそつなくこなす、運動も勉強もそこそこできる、コミュニケーション力もある、見た目もそんなに悪くない、けれど今一歩何かが惜しくて「イイ奴」止まりのアイツが。

卵や万能調味料も、きっとアイツと同じなのではないでしょうか。卵が主役となる料理はそう多くありません。せいぜいオムライスやオムレツどまり。そして万能調味料だって、万能調味料だけで味付けをされた料理はどれも「まずくはないけど同じ味」になってしまう。

彼らが「万能くん」なのはなぜなのか。それはきっと、「個性の強い他のものを受け入れる力にすぐれている」からだと思います。「イイ奴どまり」のアイツはきっと、どんなにオタクなクラスメイトとも不良なクラスメイトとも、それなりにうまくやっていけます。卵も塩麹もクレイジーソルトも創味シャンタンも同じです。ちょっとクセのある調味料や食材と合わせても、「それでもおいしく食べられる」ところこそが、彼らの一番の魅力なのです。だからこそ、彼らを一緒にしてしまってはおもしろくない。包容力のある素材同士をぶつけても、「これ、おいしい!」と叫ぶことはできなさそうです。

というわけで、みなさんもこれから卵かけごはんを食べる際に、ぜひいろいろチャレンジをしてみてくださいね!

もっと記事を楽しみたい方はこちらより

味博士の研究所 - AISSY株式会社

 

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