サウナは裸で浴びる危険ドラッグ。正しい作法は『マンガ サ道』で学べ。 清原にもススメたい、知っていますか?正しいサウナの楽しみ方。

宮﨑 雄2016年02月13日 印刷向け表示
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マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニング KC)
作者:タナカ カツキ
出版社:講談社
発売日:2016-01-22
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 癒しが欲しい!!
そんなとき、あなたはどう行動しますか?

猫の動画を観る?マッサージを受ける?みなさん何らか癒しをお持ちだと思いますが、それらは2パターンに分けられます。つまり、心と身体のどちらを癒すかです。
猫の動画を観たり、恋人との時間を過ごすことは心の癒しでしょう。そしてマッサージを受けたり、身体を軽く動かすことは身体の癒しです。どちらを選ぶかは人それぞれですが、先日僕はストレスコーピング(ストレス対処)講師の方からこんな話を聞きました。
曰く、心と身体は深い関係にあり、ストレスはクロス関係の癒しで解消されやすい。つまり身体のストレスには心への癒し、心のストレスには身体への癒しが効果的なんだそうです。
よく、緊張しているときは深呼吸しろと言いますよね。あれは緊張という心のストレスを深呼吸という身体への癒しで解消しようというアプローチなのです。そう考えるとどうでしょう。ストレス社会に生きる我々に必要なのは、身体への癒しではないでしょうか。猫の動画を観て「癒される~」とか言ってる場合じゃありません。

では我々が求むべき、極上の身体への癒しとは何か。それはサウナです。
「サウナ?蒸し地獄じゃん。癒しじゃなくて、苦行じゃん!」
そう思われても無理はありません。だって我々は正しいサウナの楽しみ方を知らないのですから。我々は温泉の楽しみ方を知っています。それは家でお風呂に入るという、予行演習を日々つんでいるからです。
しかしサウナは家にはない。だから我々は楽しみ方を知らないのです、見誤っているのです。サウナの真の実力を。それを教えてくれる師としてのマンガが『マンガ サ道』です。
サ道とは、サウナ道のこと。描くのは『コップのフチ子』を生み出した稀代のクリエイターにして、日本サウナ大使のタナカカツキ氏です。


サウナは前戯。本番は水風呂。

ところで、ふつうサウナと聞いてイメージするのは、あの蒸し暑い木製の部屋ではないでしょうか。それももちろん正解ですが、しかしサ道的"サウナ"体験のイメージとしては不十分。なぜなら、"サウナ"の本番は水風呂だからです。

『マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~』1巻より
『マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~』1巻より

 

サウナトランスを表現するマジックワード『マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~』1巻より


サウナ室→水風呂→休憩という一連のセッション。これこそがサウナの醍醐味にして極上の癒しの方程式です。おそらくサウナを忌避される方の多くは、蒸し暑いサウナ室に入って我慢大会することを"サウナ"として捉えていたのでしょう。僕もそうでした。しかし本作を読み終わったのちに駆け込んだサウナで、サ道にのっとったセッションを繰り返して得られたのは、描写通りのディープリラックス。頭の先からつま先まで染み渡る癒しの快感はまさに、裸で浴びる危険ドラッグでした
 

しかもサウナは多くの身体への癒しと異なって準備がいりません。たとえばいま流行りのホットヨガですと、マットやらウェアやらが必要です。しかし、サウナは何もいらない。思い立ったら必要なのは身体だけ。むしろ裸一貫が正装です。身体を癒すのに身体以外は必要ない。己の身体のみと向き合える場所でこそ、心も癒される。登場人物が服を着ているコマの方が少ない『マンガ サ道』は、そんなシンプルな真理を僕たちに何気なく教えてくれます。 

というわけで明日はバレンタインデー。予定が無く、かつ心に癒しを求めてらっしゃる方々におかれましては、ぜひ本書を手に取ってサウナに駆け込んでいただきたいと思います!


『マンガ サ道』のもとになったエッセイマンガ『サ道』もWEBと書籍で読めます。

サ道
作者:タナカカツキ
出版社:パルコ
発売日:2011-11-28
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ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
作者:
出版社:中央公論新社
発売日:2014-10-24
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