サイバーエージェント藤田社長をも粉砕しそうな麻雀漫画『無敵の人』

菊池 健2016年03月18日 印刷向け表示
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無敵の人(1) (講談社コミックス)
作者:甲斐谷 忍
出版社:講談社
発売日:2016-03-17
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サイバーエージェントの藤田晋社長が、「麻雀最強戦」という大会で優勝したことは記憶に新しいです。ご自身のインタビューでも言われていますが、バリバリの起業家で経営者でもある藤田さんの持つ能力は、苦しい勝負どころでも冷静でいられるメンタルや、ここぞのヒキの強さなど、最強麻雀師に必要なものを兼ね備えているのではないかと感じます。

まぁ、普通に考えたらですけどもね、、、

そういう直感しやすい人の強さみたいなこと吹き飛ばして、その藤田社長をも粉砕しそうな、最強麻雀師が現れる漫画が始まりました。

しかもそれがまたイマドキな設定です。主役の一人である邑田瑞樹(むらたみずき)は、ネットで超有名な麻雀師なんですね。

[引用:甲斐谷忍/講談社 『無敵の人』]

掲載は週刊少年マガジン、作者は『ライアーゲーム』でも有名な甲斐谷忍先生です。

ご本人による作品紹介ツイートは以下。主役の瑞樹君はこんな人です。

瑞樹はユニークな特徴を持っていますね。粗筋はこんな感じです。

”運の要素が大きく「無敗」などありえないと言われる「麻雀」。ところが、日本最大のネット麻雀「雀仙」に、突如「無敗」のプレイヤーが現れる! 彼の名は「M」。その「無敵」さにイカサマを疑う「雀仙」運営会社は、高額賞金を用意。偶然「M」と知り合った貧乏フリーターの園川順平に不正の証拠を掴むよう命じる。”

「無敵の人」とは、瑞樹の記憶力によるところが大きいようですね。

学生時代、麻雀にずっぽりとはまり、1年余分に大学に通った身としては、読み進めると彼の強さがだんだん見えてきます。確かに、ある条件化で尋常ならざる記憶力を持てれば、、、、

他家のリーチ直後にこんな強気の捨て牌も出来るかも知れない。

[引用:甲斐谷忍/講談社 『無敵の人』]
 
相手の持ち牌も全て読めてしまうかも知れない。
 

[引用:甲斐谷忍/講談社 『無敵の人』]

 

麻雀は、点を取られずに点をなるべく取るゲームです。個人的にも、1巻のくだりで、瑞樹がなぜ「負けないのか?」という点は、納得が出来つつ面白かったです。点を取る、勝つ強さがどこから出てくるのか、続きが楽しみなところです。

 

なにせ『ライアーゲーム』の甲斐谷忍作品ですから!

出てくるキャラがやたら怖かったり、いちいち信用ならなかったりするのが、甲斐谷作品です(笑)

個人的にこの台詞とアップのインパクト、『ヒストリエ』の「ば~~っかじゃねえのI?」に匹敵する位良い感じです。

[引用:甲斐谷忍/講談社 『無敵の人』]

もう『ライアーゲーム』のトラウマが強くて、甲斐谷作品で第一印象良く出てくる大人は、全員全く信用なりません(笑)

そして、1巻後半は、主人公の力が試される、麻雀対決第1戦です。この甲斐谷世界観のキャラたちは、期待通り、酷かったり悪かったりセクシーだったりと、読む側を楽しませてくれます。

私はしばらく麻雀から離れていましたが、この作品で考えられてることは、なんというか初心に帰るような気持ちで楽しかったです。現役雀師はもちろん「昔、麻雀やったな~」という、私くらいの人でも十分楽しめる作品です。

 

そんな甲斐谷先生がメンター(師匠)になってくれる、漫画家志望者のトラの穴「甲斐谷荘」

昨年末には、TV番組「マツコ会議」でもトキワ荘PJ、中でも甲斐谷荘をネタにしていただき話題になりました。

この甲斐谷先生が師匠になって毎月ネームを見てくれる、お師匠さま付漫画家志望者シェアハウス「甲斐谷荘」は、残念ながら現在ほぼ満室です。手塚賞、四季賞など、入居者はどんどん大きな賞を取っています。

現在はほぼ満室なのですが、チャレンジしたい新人漫画家は、一先ずお問い合わせ下さい。

 

甲斐谷先生の代表作『ライアーゲーム』は、 昨年完結しました。あのヒリヒリ感は今作にも。

LIAR GAME 19 (ヤングジャンプコミックス)
作者:甲斐谷 忍
出版社:集英社
発売日:2015-04-17
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