これぞまさにリアルボンバーマン!人が人を爆殺しまくる現代版バトルロワイヤル『BTOOOM!』

樋田 顕2016年04月08日 印刷向け表示
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BTOOOM! 01 (BUNCH COMICS)
作者:井上 淳哉
出版社:新潮社
発売日:2009-10-09
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さあ、春ですね。先月(3月)はやっぱり人との別れ多くて、ようやく4月になってそういった展開をひとしきり終えました。 春は春らしく爽快で活気のある新年度を迎えたいなあと思いつつ、それっぽいマンガを漁っていたところ、見つけました。爽快感!春にふさわしい爽快感!


爆弾でひたすら人間を爆殺しまくる流行りのデスゲーム系サバイバル!
『BTOOOM!』

引用:井上淳哉/新潮社『BTOOOM!』

みなさんはゲームの中の仮想世界が現実になったらどうしますか?

世の男子なら一度は妄想したことがあるかもしれないそんなシチュエーション。
今回紹介させて頂く『BTOOOM!』はまさにそんな世界観なんです。

作中では『BTOOOM!』というオンラインゲーム(FPSっぽい)が世界的に300万本のヒットを飛ばし、主人公の”坂本竜太”もそのゲームに夢中になるユーザーの1人。
彼らがハマる『BTOOOM!』の特徴は、FPS的なゲームでありながら銃の類は一切ありません。8種類の”BIM”と呼ばれる爆弾のみ使用して戦います。

主人公の坂本はそんなオンラインゲームの中で日本人初の世界ランカーとして君臨し、神格化され崇められる存在でした。が、現実世界では22歳になって職にも就けず、プライドが邪魔して誰とも交わろうとしない超閉鎖的で典型的な引きこもりニートです。

そんなカレが突然、「BTOOOM!」を開発するティラノスジャパンの陰謀に巻き込まれて謎の孤島で生死を賭けた「リアルBTOOOM!」に身を投じていくのです…。


見どころポイント① 爆弾を使った殺し合いの凄まじさ

引用:井上淳哉/新潮社『BTOOOM! 1巻』

8種類の爆弾しか使えないとはいえ、タイム式や投擲式のものがあるなどその種類は様々。
殺した人間からは爆弾を奪えたり、手に埋め込まれたチップによって敵を発見するレーダーが働いたりと、絶妙な”ゲームバランス”が楽しめる本作。
なんといってもその爆破シーンは爽快感抜群。春らしいスッキリとした味わいになってます。
そして引きこもりでニートだった主人公はこの「リアルBTOOOM!」でも圧倒的存在感と強さで神化されていです…!

 

見どころポイント② 極限状態の人間描写が面白い

引用:井上淳哉/新潮社『BTOOOM! 1巻』

そりゃね…生きるか死ぬかって言ったらそうなるわってぐらいみんな必死に戦います。
ただ面白いのは孤島に集められた人間は皆何かしらの”業”みたいなのを背負っていて、”世の中からいなくなってほしい存在”であったという共通点が見えてきます。
その事実に気づいている者もいれば、次第に気づくものもいたりして、帰りたいんだかこのまま死にたいんだか良くわからない心境になっていくのです。

でもそんな状況でも、やっぱり醜くも”生きるため”に人は動くんですよね。

見どころポイント③ ヒロインが実は主人公の○○だった・・?

個人的に大好きなヒロイン。こんな超リアル充な見た目だけど、背負った”業”は重く、引きこもりで「BTOOOM!」のヘビーユーザーだったという過去がまたたまらないです。もともと主人公と接点があったとか無いとか…。そしてその先にはまさかの展開が待ち構えています。(ウズウズ)

 

全体的に、ネタバレギリギリというか、すごくレビューを書きづらい作品でした!
こういった類のジャンルは設定の魅力やバランス感にいつも感服してしまいます。
ちょっとしたゲームバランスぐらい難しそう。

特に「BTOOOM!」は設定の魅力もそうですが、現代版バトルロワイヤル(現代版?)みたいな感覚でストーリー展開も早くサクサクよめて爽快感バツグンです。

作中に出てくるBTOOOM!のシステムを使うのかはわかりませんが、なんとゲーム化もされるそうなので注目です。

ぜひご一読をば!
 

BTOOOM! 02 (BUNCH COMICS)
作者:井上 淳哉
出版社:新潮社
発売日:2010-01-09
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BTOOOM! 19 (BUNCH COMICS)
作者:井上 淳哉
出版社:新潮社
発売日:2016-01-09
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