さらば東京ビバ静岡。負け犬女子×左遷東京男子×ブラック企業退職トラウマ女子の、ご当地4コママンガ『ローカル女子の遠吠え』

浅田 貴典2016年06月17日 印刷向け表示
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お久しぶりです、集英社ジャンプ jBOOKS編集長の浅田貴典です。20歳の頃はエヴァのミサトさん(設定27歳)を「うーん、おばさん」としか思ってませんでした。アスカ派でしたよ。
43歳の今。彼女のことは「27歳…大卒入社なら5年目か…そんな立場で、あんな面倒くさそうな組織の中間管理職をやって、14歳思春期ガラス少年の機嫌をとってパイロットにさせてるのか…よく頑張ってるなあ…」と愛でる対象となっております。

30年間、2次元のキャラを見続けて気づいたことがあります。

 年食ってくると「愛する」回路だけでなく、「愛でる」回路が生まれるのだと!

というわけで、浅田が今一番愛でている女性キャラの出ている、瀬戸口みづき先生の「ローカル女子の遠吠え」を紹介します。

ローカル女子の遠吠え (1) (まんがタイムコミックス)
作者:瀬戸口 みづき
出版社:芳文社
発売日:2016-05-07
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 “さらば東京ビバ静岡。アラサーのりん子は東京になじめず、実家静岡にUターン。再就職先には静岡生活を満喫する東京男、彼を狙う肉食系20代女子、地元命の上司と等々。静岡県民、東京命の人はもちろん、全国の誰もが爆笑の新ご当地4コマ。”  アマゾンより転載

 まず主人公の有野りん子さん。

 ( 『ローカル女子の遠吠え』 より )

残念な生真面目委員長系女子です(^_^;)

 

東京に憧れ上京し、頑張って頑張って生きていく。りん子さんは、アリとキリギリスに置けるアリなわけです。そんなアリの生き方しかできず、それがゆえに都会に疲れて静岡に戻って行く。

  ( 『ローカル女子の遠吠え』 より )

応援したくなっちゃうじゃないですか!

その対比として、東京本社から左遷された東京生まれ東京育ちのの雲春。

 

( 『ローカル女子の遠吠え』 より )

 うん、すこしは空気読もうか!

  この雲春くんが、東京人から見た、静岡のビックリするところをうまく紹介してくれるのです。

 例えばお茶。

( 『ローカル女子の遠吠え』 より )

 例えば富士山。

( 『ローカル女子の遠吠え』 より )

  他にもブラック企業からの生還者・ハッチ。

( 『ローカル女子の遠吠え』 より )

 などなど、多彩なキャラクターが登場します。

りん子さんは、アリとキリギリスに例えると、完全にアリです。真面目すぎて、理想に現実が追いつかず、ただ頑張るしか出来ない。
そこに雲春くんのような「肩の力抜けばいいんじゃないの?」というキャラクターが、からんでくるのが凄く面白い。

 

( 『ローカル女子の遠吠え』 より )

  頑張って仕事をしすぎて苦しくなっちゃう現状、りん子さんに共感できる読者はたくさんいると思います。また、のほほんと生きる雲春くんへ憧れる読者も、たくさんいるのでは。

 オススメです!

追記・瀬戸口みづき先生の「初恋症候群」も面白いですよ!

初恋症候群(シンドローム) 1 (バンブーコミックス)
作者:瀬戸口みづき
出版社:竹書房
発売日:2013-10-26
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