夏がきた!夏!クラブ!ナンパ!でも、その前にダイエット…わかっちゃいるけど痩せられない同士に捧ぐ『なまけものダイエット』

宮原 沙紀2016年06月28日 印刷向け表示
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皆さん、突然ですが質問です。

痩せたいですか?綺麗になって、かっこよくなって、モテたいですか?
こう質問されたら答えは一択「YES!!!!!」と首を全力で縦にふる人が多いのではないでしょうか。老若男女問わずダイエットは多くの人の共通の興味であることは、テレビをつけたらダイエットのジムのCM音楽が鳴り響き、いろんなダイエット法が流行っては消えを繰り返す状況を見たら明らかです。

かく言う私ももちろん答えは「はい」です。
いえ、そんな生易しいものではありません。「はいはいはい!もんのすごく痩せたいです!!!」と叫びたいくらい、私の脳内の8割を「痩せたい」という思いが占めています。

というのも、私は去年5キロのダイエットに成功したのです。挑戦したのは糖質制限ダイエット。炭水化物の摂取を極力控えました。ご飯を食べないうちはスルスルと体重が減って、周りにも褒められて、心身ともに軽い気持ちがしたものです。

なのに現在、体重は痩せる前を超えていると思います。体重計に乗るのが怖くて体重記録を止めてしまったので、どの程度増えているか正確なところは把握していません。きっかけは些細なことで、年末年始のご馳走に手をつけてしまったことから食欲のたがが外れました。ダイエット中に我慢していたご飯、パン、お菓子の美味しいこと。一度解禁してしまったらあとはもう脂肪の沼にまっしぐら。あんなに努力したのに戻るのは一瞬でした。

普段ずっと痩せたいと考えているのに、ひと度お腹が空くと脳内は「食べたい」という思いが占めてしまいます。その時の私には理性など残っておらず、ひたすら食べてもいい理由を作り出します。
「人生であと何回食事ができるんだ」「食べずに死ねるか」と。
そして食べてしまったあとに訪れる後悔…。次の日の朝の体の重さ、ふと鏡を見た瞬間に受ける衝撃。
「なぜ食べてしまったのか。あーなんて意志が弱いんだ。もう何も食べない!今度こそ痩せるんだ。命をかけて誓う!!!」

そして数時間後にはお腹が空いてまた食べている。そのループです。

そんな私のダイエットで荒んだ心を癒してくれるのがこちらの漫画。伊藤理佐さんの「なまけものダイエット」


「楽するために一生懸命」がモットーの伊藤理佐さんがさまざまなダイエットに挑戦するコミックエッセイです。この漫画で描かれる伊藤さんの体重の幅はなんと48キロから62キロ!しかしこれは14キロ痩せましたという成功談の漫画ではなく、いろんなダイエットを試しながら痩せたり、太ったりを繰り返すという伊藤さんの体重変化の軌跡なのです。  

なまけものダイエット 楽して痩せたい甘口篇

なまけものダイエット 楽して痩せたい甘口篇

作者:伊藤 理佐
出版社:文藝春秋
発売日:2015-01-30

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なまけものダイエット とにかく痩せたい辛口篇

なまけものダイエット とにかく痩せたい辛口篇

作者:伊藤 理佐
出版社:文藝春秋
発売日:2015-01-30

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  「これを飲んでいれば痩せるんだ!」「これを巻いとけば痩せるんだ!」「寝てる間にやせるんだ!」そんな甘い望みを抱いた経験が一度でもある人なら共感の嵐でしょう。なまけて痩せられるのかという私たちの永遠の希望に体を張って、答えてくれているのです。

またダイエットに「即効性」を求めてしまいました…。痛いほどわかる。わかりすぎる!!

(なまけものダイエット 楽して痩せたい甘口篇より) 

「ダイエットしている」という安心感から食べてしまう。わかる。私も何度やったことか…。
(なまけものダイエット 楽して痩せたい甘口篇より)

 ジムね、、、ジム、、、、。
(なまけものダイエット 楽して痩せたい甘口篇より)

 こちらは普通の人ではなかなか体験できない「授賞式ダイエット」
(なまけものダイエット 楽して痩せたい甘口篇より)

伊藤さんの奮闘に笑って泣いて。ここまで共感できる漫画が他にあるでしょうか。読み終わった後に勝手に伊藤さんに親近感を持ってしまいます。

そしてもう1タイトル。伊藤さんが美容雑誌VOCEで連載していたコミックの単行本。「女のはしょり道」
こちらはダイエットだけではなく、スキンケア、メイク、脱毛、下着などさまざまな美容に関するトピックを伊藤さんの視点で描いています。

女のはしょり道 (KCピース)

女のはしょり道 (KCピース)

作者:伊藤 理佐
出版社:講談社
発売日:2008-12-11

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また! 女のはしょり道 (KCピース)

また! 女のはしょり道 (KCピース)

作者:伊藤 理佐
出版社:講談社
発売日:2014-12-13

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 伊藤さんの「楽できるなら頑張る」という一見矛盾した哲学が凝縮されたのがこのエピソード。

(女のはしょり道より)


激しく納得したのはこんな話題。自分の綺麗のさかいめの話。

(女のはしょり道より)

そして「女のはしょり道」の巻末に美容ジャーナリストの斎藤薫さんとの対談が収録されています。その中でこの漫画の面白さを美容のプロとしてこう言い表していました。「この漫画はただ失敗談だとか、そういう浅いものじゃない。」(斎藤薫)

 

結局ダイエットやもっと美しくなりたいという願望を叶えるには習慣を変えるしかないのです。消費カロリーが摂取カロリーを上回ればいい。よく噛んで、姿勢を良くして、バランス良く食べて、運動する。ダイエットに王道はないのです。

なんて…わかっちゃいるけど、めんどくさいですね。これだけ医療や科学が発達している今、「楽してやせる」ことも叶う未来がくるんじゃないでしょうか。ダイエットに近道があると信じている皆さん、なまけものでも痩せられるという希望にすがっている皆さん!!いつか夢が叶うと信じて、この本を読みながらちょっと今日はゆっくりしませんか。


 

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