ラスボス羽生善治と互角に渡り合っている男の日常『将棋の渡辺くん』

まなみ2016年07月07日 印刷向け表示
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将棋なんて小学生以来やってないな・・・という方でも羽生善治さんのことはご存知のことと思います。

羽生善治。将棋界の生ける伝説でありラスボスであり、やっててよかった公○式の人である。
ちなみにこれも有名なのでご存知の方は多いと思うが、チェスでも日本ランキング1位(2016年7月5日時点のFIDEレーティング)という怪物。
将棋棋士なのにお前さんチェスでも日本1位って・・・どういうこと・・・Why?という気持ちでいっぱいになる。カッコよ過ぎる。
伝説の1つ1つは書き出したらキリがないが、とにかくマンガから飛び出てきたような“本当の天才”というのが相応しいお方だ。
東出昌大さんが羽生善治に扮することが話題となった映画「聖の青春」も2016年秋に上映されるので観に行かねばならない。だって村山聖さんを演じる主演の松山ケンイチさんいわく「ヒロインが羽生善治さん」なんだもの。何だよそれ。観るしかないじゃないか。

正直な話、筆者は将棋について全く詳しくない。小さい頃に家族や友達とオセロの代わりにちょっと指したりしたことがあるくらいだ。駒がどう動くのか間違えず言えるかすら怪しい。ごめんなさい。
しかしそんな筆者は対局を見る。何故かというと将棋を指すときの苦しそうに歪めた顔や、対局終了後に空を仰ぎながらお水を飲む横顔、将棋盤を見つめながらおやつタイムにケーキをパクパク食べる姿・・・これを見られるだけでも対局を見る価値があるからだ。
また最近では解説者の方も一緒におやつを食べていることが多いのだが、その時にケーキの食レポをはじめる羽生さんの姿が見られる時もある。こりゃいい。たまらん。

将棋を純粋に愛している方に怒られてしまうかもしれないが、恐れずにいうと筆者は羽生善治を萌えの対象として見ている。この気持ちわかる人とは友達になれると思う。

さて、そんな萌えるラスボスの羽生さんと互角に渡り合っている男がいる。将棋棋士の渡辺明さんだ。
細かいことは抜きにしてどう凄いか一言で言い表すと現時点で「羽生さんと50局以上対局して勝ち越している唯一の棋士」だ。
あのラスボスにここまで臨むことができて、しかも勝ち越している男。これは凄い。凄すぎる!

そんなもの凄い男である渡辺さんの日常を綴ったマンガがある。『将棋の渡辺くん』だ。渡辺さんの妻である伊奈めぐみさんが描いていらっしゃいます。
このマンガ、将棋の対局の解説などはなく将棋一筋で生きてきた変わり者である渡辺さんとその家族である伊奈さんと息子さんの日常を中心に描いている。
将棋棋士の生活なんて想像がつかないし、変わり者の生活を覗き見るだけでも面白いのでそれだけでもこのマンガを読む価値がある。

しかし、羽生すきの私は別の視点でも目を光らせている。そう、マンガに登場する羽生さん(らしき姿)を見逃せないのだ。
そしてマンガを読んでみて思った。もしかしたらこのご夫婦は羽生さんのことを結構、いやかなりすきなのではないか・・・。

おやつのケーキを食べるスピードで羽生さんと勝負する渡辺さん。

『将棋の渡辺くん』1巻


羽生さんの家にはジュース30年分が送られているはずと心配する伊奈さん。

『将棋の渡辺くん』1巻


誰もが憧れる特別な存在のイメージ絵が(多分)羽生さん。

『将棋の渡辺くん』1巻


これ以外もちょこちょこ羽生さん(らしき姿を含む)が登場するので今後も見逃せない。

ちなみに渡辺さんがはじめて羽生さんに出会ったのは都内のデパートで開かれた将棋大会。渡辺さんは9歳の小学生。その時すでに22歳だった羽生さんはすでに将棋界の大スターで将棋大会に招かれたゲスト。
そんな9歳と22歳だった子どもと青年が時を経て戦っているだなんて何てドラマチックなのだろう。
しかも9歳の時に撮影した羽生さんとのツーショット写真をいまだに渡辺さんは大切に持っているようです。
そんな渡辺さんのこと・・・私嫌いじゃない。むしろすき。応援したくなる。応援します。

さて、脱線した話を元に戻します。将棋すき、羽生すきでなくても楽しめる『将棋の渡辺くん』は2016年8月に2巻も発売予定のようなので、まだ読んでいない方は1巻&2巻どちらも要チェックですよ!私は2巻でも羽生さんが登場しているかチェックもしちゃうと思うけどね!
 

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