まだ総合職と付き合って消耗してるの?SEが結婚相手に最高な理由が『逃げるは恥だが役に立つ』で判明したよ? 『ゼクシィ』よりも婚期が近づくマンガ

宮﨑 雄2016年10月13日 印刷向け表示
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(追記:祝!「逃げるは恥だが役に立つ」ドラマ化!)

 

芸能人の結婚報道を目にするうちに、ふと気になって、いったい誰が結婚のことを“ゴールイン”と呼びはじめたのか調べてみたのですが、わかりませんでした。

わからなかったのですが、たぶん、結婚に至るまでの過程をビジネスにされている方なのだと思います。彼らにとって結婚はまさに”ゴール”です。世にも稀な美しきポジショントークを作ったものだと感心しきりです。

ですが実際のところ、多くの既婚者の方は結婚はスタートラインだとおっしゃいます。終わりではなく、長く続くふたりの生活の始まりだということです。なんだかこっちの方が説得力ありますね。

ではそんな現実を踏まえた上でパートナーに選ぶべきなのは、いったいどんな人なのか。その答えが『逃げるは恥だが役に立つ』を読んでいたら分かった気がするのでご紹介したいと思います。

最高のパートナーのロールモデル、SEの津崎さん

先に結論だけ申し上げると、SEの人です。
ただしSEなら誰でもいいわけではなく、『逃げるは恥だが役に立つ』に登場する津崎さんのような優秀なSEです。

『逃げるは恥だが役に立つ』は職を失った院卒女子のみくりさんが、父親の元部下である独身SE津崎さんの家にハウスキーパーとして雇われるところから始まるお話です。
しかしある日、みくりさんの両親が田舎暮らしを決意したことで、みくりさんはハウスキーパーのお仕事の中断を余儀なくされます。



津崎さんとみくりさん


そんな流れで、だったら契約結婚して一緒に住みましょう!生活費半分になるし!ってところから面白くなるのが本作です。

やってみたらそんな生活が意外とアリだと気づいてしまったり、結婚制度についてユニークな思考ができるようになっていたり、いつのまにか2人がラブラブになってたりと、そんな感じの話です。

設定の方が気になってしまった方はぜひ、僕が本作をオトナ買いするきっかけになった上原さんのレビューを読んでいただければと思います。

高齢童貞・高齢処女よ集え!『逃げるは恥だが役に立つ』に隠された居場所探しのヒント

優秀なSEが持つ、結婚相手として大切なスキル

なぜ優秀なSEの津崎さんが最高のパートナーたるかに話を戻しましょう。
実は津崎さんがSEとしてバリバリ活躍する描写が作中で見られるわけではないのですが、何気ない日常シーンから彼の優秀さを伺い知ることができます。

はじめての餃子の作りでしたが、コツに気づいた津崎さんはみくりさんよりも早く美しく包めるようになりました。

実感値も入るのですが、優秀なSEの方はこんなふうに、課題をきちっと言語化するのが上手な気がします。言語化することで再現性と他者との共有可能性が生まれ、効率よく処理できるようになるからです。もちろんどんな仕事でも言語化は重要ですが、成果物が作成物とイコールになることが多いと思われるSEのお仕事では、重要度が更に高くなるのではないでしょうか。
こう表現すると味気なくなってしまいますが、下記のようなシーンではいかがでしょう。


結婚に限らず、良い人間関係を続けるためには、相手が自分に対して便宜をはかることを当然だと思ってはいけません。とはいえそれでも知らず知らずのうちに甘えてしまうのも人情です。でもいつか、爆発することになります。
しかしそんなふうに、好き合う気持ちだけでは処理しきれないもやもやが溜まってしまう前に、津崎さんはみくりさんに言語化を促します。

たぶん結婚という制度は、人の気持ちが永遠ではないことに気づいた賢い人が作ったのだと思います。もやもやが溜まったときに、そのまま心も離れてしまう前に、課題をつぶす猶予をつくるための約束です。
不満や不安を言語化するのは、もやもやを明らかにして潰すためです。相手をいやな気分にさせるためじゃありません。
これを心がけられる人なら、SEでなくてもパートナーとして良い感じです。 津崎さんは言うまでもなく良い感じです。

ちなみに、そんな津崎さんを星野源さんが演じる『逃げるは恥だが役に立つ』のドラマが放送中(みくりさんは新垣結衣!)です。今後、恋愛市場においてSEの高騰は免れないと予想されます。婚活中の皆様におかれましては、お早めの行動をおすすめします。

画像はすべて海野つなみ『逃げるは恥だが役に立つ』(講談社)より引用しました。

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 2016年10月現在では既刊7巻です。あとがきによると、あと2巻くらいで完結だとか。サクッとオトナ買いすることををおすすめします。

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