イチローと同じく日本を代表する天才!リアル『三月のライオン』な天才が愛でるものは・・・ぬいぐるみ?『将棋の渡辺くん』

中原 由梨2016年08月14日 印刷向け表示
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 何事もキャラクターから入るタイプの私が、『三月のライオン』の影響で“プロ棋士”に興味を持ち始めて少し経ちます。将棋が全然分からない(今も)な私がハマったきっかけは、2008年の竜王戦です。でも、歴史的な大逆転劇だったことよりも、渡辺竜王の奥様のブログのこの投稿に感情移入して泣きました…(私もよく脳内にスラダンの安西先生が登場して叱咤激励してくれます)。

将棋がよく分からない人間の取っ掛かりとして竜王の奥様のブログはちょうど良く、さらにブログに登場する竜王のキャラが好きで、ほんの時折登場する他の棋士達のキャラも好きだ…と、ひとりこっそり楽しんでいたら、なんと!マンガになりました!!

将棋の渡辺くん(1) (ワイドKC 週刊少年マガジン)
作者:伊奈 めぐみ
出版社:講談社
発売日:2015-12-09
  • Amazon
  • Amazon Kindle
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • HonyzClub

 竜王”って“名人”と同格、もしくはそれ以上と言われたりしますが(まぁこの辺は各々意見が分かれるかと思いますが)、将棋界のTOPに君臨している訳ですが、その実態は…

華麗なる趣味?はぬいぐるみです。

ぬい(ぐるみ)ソムリエとしても活躍されてる模様です。


これは<旦那(or彼氏)あるある>に一見みえますが、渡辺くんにはウッドデッキが燃えるかもしれないという常識がなく(マジ)悪意もないのが、凡人と大きく違います

こういう考え方が強さの秘訣かもしれないですなぁ。というか、見習いたい

ちなみにコレ、恐ろしい(?)ことに、ほぼ実話だそうです…。


元々<プロ棋士の世界>って、歌舞伎や能みたいな伝統芸能の世界と同様、なんとなく閉ざされててとっつきにくいイメージがありました。「収入はどうやって得るの?」とか「普段どんな生活してるの?」とか全く見えないし分かりずらいのですが、この『将棋の渡辺くん』を読んだら、その謎も解けると思います!実際、対局中に、頭のてっぺんに冷えピタ貼る人もいますし、居眠りする方もいますからね~。棋士って閉鎖的な分(⁉)かなりキャラクターの宝庫だと思います。

主人公の渡辺竜王は、超合理主義とファンタジーが同居して、将棋以外に脳みそや記憶力を使わず、一般常識にはかなり疎いように見えるのですが(失礼!)すが、でも愛らしいんだよな~、これが。やはり天才は凡人と脳の作りが違うのでしょうか…。でもマンガ脳な部分は特に親近感がわきます(おお!仲間よ!!的な)

私がブログで感じていたように、マンガになっても渡辺竜王の奥様の切れ味鋭い日常の切り取り方は健在ですから、将棋が分からない初心者の方も楽しめますよ~!ってか、これが初のマンガ作品というのがホント信じられないぐらいマンガとしてキチンと成立してますから、まったく将棋を知らなくても楽しめます。

ちなみに、かわいい竜王を楽しんだ後は、こちらの本もオススメです。<ポナンザ>に代表される人工知能と対峙している棋士達のインタビューを読んでいたら、自分の未来までも重なっていくような錯覚に陥ること間違いなしです。あ、真面目な竜王もインタビューされてますよ。

不屈の棋士 (講談社現代新書)
作者:大川 慎太郎
出版社:講談社
発売日:2016-07-20
  • Amazon
  • Amazon Kindle
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • HonyzClub

たぶん 『将棋の渡辺くん』を思い浮かべながら読むとより一層楽しいです…(かわいい)。 

将棋の渡辺くん(2) (ワイドKC 週刊少年マガジン)
作者:伊奈 めぐみ
出版社:講談社
発売日:2016-08-09
  • Amazon
  • Amazon Kindle
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • HonyzClub

 (画像はすべて『将棋の渡辺くん』/伊奈めぐみより引用)

 

 

記事へのコメント コメントする »

会員登録いただくと、記事へのコメントを投稿できます。
Twitter、Facebookにも同時に投稿できます。

※ 2014年3月26日以前にHONZ会員へご登録いただいた方も、パスワード登録などがお済みでない方は会員登録(再登録)をお願いします。

コメントの投稿

コメントの書き込みは、会員登録ログインをされてからご利用ください。

» ユーザー名を途中で変更された方へ
 変更後のユーザー名を反映させたい場合は、再度、ログインをお願いします。

ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
作者:
出版社:中央公論新社
発売日:2014-10-24
  • Amazon
  • Amazon Kindle
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • HonyzClub

電子版も発売!『ノンフィクションはこれを読め! 2014』

HONZ会員登録はこちら

人気記事