ホリエモン的このマンガが面白いから読んでみて!『僕が私になるために』

堀江 貴文2016年08月22日 印刷向け表示
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僕が私になるために (モーニング KC)
作者:平沢 ゆうな
出版社:講談社
発売日:2016-06-23
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以前は性転換手術と呼ばれていた性別適合手術。生物学的には男性および女性に生まれてきたのに心は逆な場合に性器の外観を合わせる手術である。大規模な外科手術であり、やはり症例数がモノを言う世界。世界でも有数のジェンダーフリー国家であるタイが一番進んでいると言われている。作者はタイで男性から女性になるための手術を受けることを決心し、その全てをルポ漫画に克明に記述した。

噂では聞いていた「ダイレーション」。女性器形成に置いて欠かせない、そして一番の関門となるプロセスがある。それは男性器の一部と、術式によっては自らの腸管から形成した人造の膣にシリコンなどでつくった棒を挿入して傷口の癒着を防ぐプロセスだ。ピアスの穴を開けた時のファーストピアスのような役割をすると言えば分かるだろうか。作者もそのような説明をしている。傷口をグリグリやるわけだからそれは痛いだろう。あまり想像したくないがすごいプロセスである。

また男性の身体に女性ホルモンを人工的に投与するため更年期障害のようなホルモンバランスが狂う現象が発生しがちらしい。そのような数々の試練を受けても「彼女」は覚悟をして女性となったのである。ほんの好奇心からこの本を手に取ったが、これはかなりシリアスなルポ漫画。これから性別適合手術に挑戦しようと思っている人達には役立つ本となるだろうし、同時に覚悟を決めるためのハードルが上がる本だとも言える。

できれば作者には「僕が私になったあと」も書いて欲しい。拙著「刑務所なう」シリーズはなう、なう2、わずの3本だてであり、kindle unlimitedでも読める「刑務所なう&わず完全版」は漫画だけで構成されている、刑務所に入ってから、出た後までルポしている漫画である。読者は同じ様に辛いことはあろうがその後のできれば幸せになった結末をみたいものだと思うからだ。

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ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
作者:
出版社:中央公論新社
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