もし童貞が女子校に赴任したら・・・。男性教諭のみなさん、女子生徒に恋したことはありますか? 誰よりも真っ直ぐに生徒を思う『CHERRY TEACHER 佐倉直生』

今村 亮2016年09月22日 印刷向け表示
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禁断の恋の真相は?

そういえば学校って、「あの先生の奥さんは教え子だったらしい」って噂、結構ありましたよね。

よくよく考えると、ああいうケースって一体いつ恋愛が始まるのでしょうか?卒業式が終わった後?もしかして在学中に・・・?教え子との恋愛について、先生方はどう考えているのだろう・・・?

気になったので、元女子校教諭のA先生(28歳男性)にインタビューしてみました。

先生、呑み会で「あの生徒かわいい」みたいなトークしないんですか?

しませんよ。あたりまえじゃないですか。生徒との恋愛は絶対NGです。でもこちらがそう思っていても、バレンタインチョコとか、あの子たち友だち感覚でガンガンくれるんですよ。それがいつ特別な感情に発展するかわかりません。

だから生徒と距離を近づけすぎないように注意を払うのが教員です。たとえば生徒の下ネタには絶対に乗らない。もちろん、こちらから振りません。乗ったら負けです。絶対乗らないからな、という。それがプロ意識です。

ただ職員室には、「若いころ俺は生徒と付き合っていた」と武勇伝を自慢してくるしょうもない先輩はいましたね。それから「こいつ怪しいな」という先生と同僚になったこともあります。

そういえば新卒なのにやたら老けて見える、研究室に引きこもって生きてきた先生もいましたね。彼はきっと童貞だったんじゃないでしょうか・・・。


たしかに女子校に赴任した童貞の先生って、大変そうです。いったいどんな日常を送るのでしょうか?その生態を漫画アプリ「ジャンプ+」に描いたハイテンションギャグ漫画『CHERRY TEACHER 佐倉直生』をご紹介したいと思います。

もし童貞が女子校に赴任したら・・

CHERRY TEACHER 佐倉直生 1 (ジャンプコミックス)
作者:立花 和三
出版社:集英社
発売日:2014-11-04
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 物語は、クラスに新しい先生が赴任するところから始まります。
 


  (画像は『CHERRY TEACHER 佐倉直生』)

佐倉先生は、若くて、熱くて、真っ直ぐで・・・・そして童貞でした。

たいていの場合において、童貞が真っ直ぐに生きるとろくなことがありません。佐倉先生はまんまと生徒たちの無作為で無防備な日々に巻き込まれていきます。

下ネタにまきこまれたり・・・
 

(画像は『CHERRY TEACHER 佐倉直生』)

生徒が家に押しかけてきたり・・・
 

(画像は『CHERRY TEACHER 佐倉直生』)

数々のシチュエーションが佐倉先生を誘惑します。ただひとつ幸いだったのは、佐倉先生は良い童貞だということです。佐倉先生には欲情する自分を自制しようとする強い意志があります。こんな風に。
 

(画像は『CHERRY TEACHER 佐倉直生』)

しかしそこに葛藤がないかといったら嘘になります。この作品のひとつの見所は、性欲と佐倉先生との戦いです。作中、性欲はさまざまな形をとって佐倉先生に襲いかかります。

ときにARMSみたいに・・・
(画像は『CHERRY TEACHER 佐倉直生』)
ときに斬魄刀みたいに・・・
 

(画像は『CHERRY TEACHER 佐倉直生』)

そのたびなんとか佐倉先生は性欲を跳ね返すのに、残念ながら、だいたいは損するオチがつきます。こんな風に。


(画像は『CHERRY TEACHER 佐倉直生』)

かくして、フリ→お色気→葛藤→克己→残念、この黄金ループが物語のリズムとなります。読者は約束された安定の黄金ループと、ちょっとしたお色気をを楽しみに、『CHERRY TEACHER佐倉直生』の魅力にはまっていくことになります。
 

ところが単なるエロコメじゃなかった!

ところが。 この作品はそう簡単に片づきません。

今週もまたしょうもないお色気展開にもつれ込むんだろうな・・・と思った読者を裏切る「ガチ回」がごくまれに紛れ込むのです。たとえばこんな風に。
 


(画像は『CHERRY TEACHER 佐倉直生』)

今週もお色気が来るぞ、来るぞ、来るぞ・・・と思い込んでいる読者に対して放たれる、ストレートすぎる青春の美しさたるや!お色気を期待していた我々読者は、まんまと空振りバッター三振に打ち取られてしまいます。この落差こそが『CHERRY TEACHER佐倉直生』の真骨頂です。

この作品はしょうもないエロコメと侮ってはいけなくって、相当な画力・構成力・魅力的なキャラクターに裏づけされています。この強度で描かれる青春が美しくないものか。
 

惜しまれる完結・・・

青春はすぐ終わる。だから美しい。教師だって目が眩むかもしれない。その儚さを、お色気と性欲を照れ隠しのように添えながら描いたのが『CHERRY TEACHER佐倉直生』でした。手法としては新海誠よりずっとストイックではありませんか?

だから突然、『CHERRY TEACHER佐倉直生』の連載終了のニュースが流れたときにも、どうせネタだろうとしか思いませんでした。

 
ネタかネタかと思わせてガチだった最終回は、僕にとってこち亀完結と同じくらい衝撃的でした。本作らしい完結だったと言うべきでしょう。次回作に・・できれば週刊少年ジャンプ本誌での掲載に・・・心から期待します!

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