レトロゲームを愛するかわいい上司が大正義かつズル過ぎる『ゲームやるから100円貸して!』

マンガサロン『トリガー』2016年12月15日 印刷向け表示
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ゲームやるから100円貸して! (1) (角川コミックス・エース)
作者:ナカノ
出版社:KADOKAWA
発売日:2016-12-03
  • Amazon
  • Amazon Kindle
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • HonyzClub

 こんにちは、マンガサロン『トリガー』の店長、兎来です。


マンガは素晴らしい文化ですが、ゲームもまた人の心を潤してくれるリリンの生み出した文化の極みです。そうは思いませんか? 


子供の頃、「今はこんなに熱中してやっているゲームだけど、大人になったらこの情熱も冷めて全くやらなくなっているのかな……」と漠然と思っていました。が、全くそんなことはありませんでした。今も時間さえあればPSVRやポケモンやFF15や大鷲のトリコやサガやアナムネシスやハースストーンを徹夜で心ゆくまで堪能したい! 高田馬場のミカドに行って延々とコインを投入し続けたい! そんなパッションに溢れています。


そんなゲーム大好きなオトナとして、共感を覚えずにはいられない非常に秀逸な作品が登場しました。それが、今回紹介する『ゲームやるから100円貸して!』です。 

 

かわいすぎる上司、弓原補佐

主人公の杉田は外見はチャラいものの仕事面では優秀で、人気も人望もあり、社内ではモテモテの男。

しかし、お堅く厳しい上司・弓原補佐にはいびられる日々。

そんなある日、杉田はランチにレトロゲームのテーブルがある喫茶店「デッドコピー」に入ると、ゲームに熱中する女性に出会う。それは、誰あろう弓原補佐であった――

という所から始まる物語。

 

とにかく、ゲームに対しては熱く饒舌になる弓原補佐が良いんです。

好きな物を語る時は、ついつい饒舌になり細部まで語らずにはいられない……わかる、わかります弓原さん!

本作では様々な架空の海賊版ソフトが登場しますが、その元となっているゲームは誰もが知っている有名作が多いです。スペースインベーダーやパックマンから、平安京エイリアン、アタリのミサイルコマンドまで。その歴史や魅力を熱弁する弓原さんがかわいいです。

ゲームに対しては満面の笑みの弓原さん、かわいい。

そう、この漫画の一番の魅力は弓原さん。弓原さんのかわいさに全てが集約していると言っても過言ではないでしょう。

普段は冷徹な上司として振る舞いながら、自分の身長が小さく子供っぽく見られてしまうのを気にしているのもかわいいです。

ハイヒールを履いて足をプルプルさせる弓原さん、いじましい。

ナカノ先生の綺麗な絵で、様々な表情を見せてくれる弓原さんがとても魅力的です。特に、杉田のストレートな物言い(弓原さんいわく「変なこと」)に、ドギマギして赤面する弓原さん、かわいすぎます。

その表情は熱血行進曲のれいほう位反則ですよ、弓原さん!

 遂には泥酔した弓原さんを自宅まで送り届けるミッションも……!? 酔った弓原さんは、実際に接していたら若干面倒な部分もあるかもしれませんが、それを差し引いてもすこぶるかわいいです。

絡み酒でなおゲームを語る弓原さん、かわいい。ゆき姫救出絵巻のミニゲームでも散々遊びました。矩形波倶楽部最高。

最初は遠かった二人の距離は、様々なイベントを通じて少しずつ縮まって行きます。弓原さんも口では厳しく言いながらも、杉田の実力は認めている、という関係性が良いですね。ニヤニヤが止まらない、良いラブコメです。

お昼休みに弓原さんとデッドコピーで550円のナポリタンを食べながら、レトロゲーム談義に花を咲かせたい人生でした。こんな上司がほしい2016のナンバーワンが今、決定です。

ゲーム好きの方、ラブコメ好きの方、ぜひ読んでみて下さい。

ああ、久々にテーブル筐体でゲームをしたいなぁ。

カバー下のおまけマンガもお見逃しなく(デッドコピーの経営が心配になります)。

 

記事へのコメント コメントする »

会員登録いただくと、記事へのコメントを投稿できます。
Twitter、Facebookにも同時に投稿できます。

※ 2014年3月26日以前にHONZ会員へご登録いただいた方も、パスワード登録などがお済みでない方は会員登録(再登録)をお願いします。

コメントの投稿

コメントの書き込みは、会員登録ログインをされてからご利用ください。

» ユーザー名を途中で変更された方へ
 変更後のユーザー名を反映させたい場合は、再度、ログインをお願いします。

ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
作者:
出版社:中央公論新社
発売日:2014-10-24
  • Amazon
  • Amazon Kindle
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • HonyzClub

電子版も発売!『ノンフィクションはこれを読め! 2014』

HONZ会員登録はこちら

人気記事