不良たちの喧嘩…と思いきや!?『ニャンキーズ』はあまりにもあざとい!だがそれがいい

マンガサロン『トリガー』2017年03月10日 印刷向け表示
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
NYANKEES (1) (角川コミックス・エース)
作者:岡田 淳司
出版社:KADOKAWA
発売日:2017-01-26
  • Amazon
  • Amazon Kindle
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • HonyzClub

 

ずるい!
不良と猫。この組み合わせは古来からずるい訳ですよ。普段の素行が悪くても、雨の日に濡れる捨て猫を助ける不良というギャップ萌えは最強です。

しかし、まさか不良×猫をこんな形で表現して来る作品が現れようとは思いませんでした。

今回紹介する『ニャンキーズ』は、何の変哲もない野良猫たちの日常のお話です。

しかしながら、その様子をヤンキーマンガさながらの画風や雰囲気で擬人化して描くという、新感覚の作品となっています。

「片目に傷のある三毛猫の雄」を捜して猫鳴町までやって来たキジトラのオス、リューセイがこの作品の主人公。

猫鳴町のリーダーであるチャトラのタイガが定めた数々の掟がある町で暴れ始める彼。果たして、リューセイの尋ね人もとい尋ね猫は見付かるのか……。

例えば冒頭のシーンはそれだけ見れば、不良たちの喧嘩。しかし、実際には餌場を荒らす新参者とそこを縄張りとするネコたちの喧嘩模様なのです。

激しい迫力あるパンチの応酬も、その後にかわいい猫同士で猫パンチとして描かれます。このギャップのかわいさがたまりません。猫の喧嘩って激しい時はかなり激しいですけど、それでもやっぱりかわいいですよね。

登場人物、もとい登場猫物たちの品種がいちいち描かれるのも面白いです。

リーダーの下のグループ構成、他のグループとの縄張り争い、喧嘩、気まぐれな性格……

確かに、考えてみると野良猫と不良の生活様式には多くの共通点があります。とは言え、この表現方法は新しく面白いと思いました。

猫好きでヤンキー好きな女性などには特に堪らないマンガでしょう。

隣町では武闘派チーム「猫鬼の尾」に新しいボスが君臨し、理想の「猫の王国」を作るという穏やかではない計画も……。

今後の展開も純粋に楽しみです。

 

文章:マンガサロン『トリガー』兎来栄寿


 

記事へのコメント コメントする »

会員登録いただくと、記事へのコメントを投稿できます。
Twitter、Facebookにも同時に投稿できます。

※ 2014年3月26日以前にHONZ会員へご登録いただいた方も、パスワード登録などがお済みでない方は会員登録(再登録)をお願いします。

コメントの投稿

コメントの書き込みは、会員登録ログインをされてからご利用ください。

» ユーザー名を途中で変更された方へ
 変更後のユーザー名を反映させたい場合は、再度、ログインをお願いします。

ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
作者:
出版社:中央公論新社
発売日:2014-10-24
  • Amazon
  • Amazon Kindle
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • HonyzClub

電子版も発売!『ノンフィクションはこれを読め! 2014』

HONZ会員登録はこちら

人気記事