これが東村プロの正当系譜!?日高先生も助走つけて殴るレベルの問題作『カブちゃん』

小林 琢磨2017年03月16日 印刷向け表示
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カブちゃん 1 (ビッグコミックス)
作者:鍬形 ゆり
出版社:小学館
発売日:2017-03-10
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【問題作】
映画、マンガ、音楽、小説、ノンフィクション、ドキュメンタリーなどの作品を評する言葉のひとつ。社会のありさまや矛盾、人々が目をそらしがちなテーマなどについて、強くメッセージを発している作品のこと。※内容に問題がある作品という意味ではない。


>強くメッセージを発している作品のこと

まさにこの『カブちゃん』を表現するに相応しい言葉です。

度を越した昆虫好きのはるなの前に現れた謎の生き物カブちゃん。
最愛のカブトムシを不幸な事故(自らのケツで潰してしまう)で失ってしまった悲しみを救ったのはゆるキモだった!?

(『カブちゃん』 1巻 28Pより引用)

いやいやいやいや、どこからツッコめば良いかな?
まずカブちゃん昆虫じゃないよね?UMAだよね!?
つか最愛のカブトムシを自らのケツで踏み潰すとか大丈夫?
って言うかゆるキモって何?うざやかみたいな感じ!?
そもそも宇宙の瞳って何なの?馬鹿なの!?

(『カブちゃん』 1巻 66Pより引用)

新しい扉、開きすぎじゃないかな・・・!!

作者の鍬形ゆり先生自身が大のカブトムシ好きと言う事もあって、
かなりマニアックな昆虫ネタがいい味出しています。
(カブトムシは興奮するとおなかのあたりを軋ませて音を出すらしい)

噛み合わない会話、崩れ落ちる日常。
まさにシュールとカオスのせめぎ合い!!

師匠である東村アキコ先生の『メロポンだし!』に通じるギャグセンスは東村プロの正当系譜と言っても過言ではありません。これが東村プロの底力じゃぁぁぁぁぁ!!!

夢に出てきそうなくらい強烈なインパクトを持つニューマスコット、カブちゃんの活躍から目が離せません。

何かの間違いでカブちゃんのLINEスタンプが女子高生の間で空前の大ブームを巻き起こしそうな予感たっぷりのこの作品、是非一度ゆる〜い気持ちで読んでみる事をオススメします。

(『カブちゃん』 1巻 188Pより引用)


世界よ、これがキャラクターだっ!!!

 

かくかくしかじか 1
作者:東村 アキコ
出版社:集英社
発売日:2012-07-25
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メロポンだし!(1) (モーニング KC)
作者:東村 アキコ
出版社:講談社
発売日:2013-10-23
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