SNSがない生活が考えられないあなたへ。「ふぇいすぶっくさん」や「いんすたぐらむさん」も登場!『ついったーさん』 「ますとどんさん」が出て来る日も近い?

マンガサロン『トリガー』2017年04月22日 印刷向け表示
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ついったーさん 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
作者:槻木 こうすけ
出版社:KADOKAWA
発売日:2017-02-23
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こんにちは、マンガサロン『トリガー』店長の兎来です。

皆さん、Twitterは使っていますか? 私がTwitterを使い始めたのは2009年頃でした。
「何で画面の下から上へ見なければならないんだろう」「見られなかった間のタイムラインを全部遡れないって、そんなのアリ?」「@とか#とかRTとか意味がわからない……」と独特の仕様に馴染めなかったのも最初だけ。それから一年も経つと、ツイ廃とまでは行かなくとも月に1000ツイートはするヘビーユーザーが誕生していました。

Twitterは実に沢山の側面を持っています。速報性の高い情報ツールであり、同好の士と出逢い語れるコミュニケーションツールでもあります。
そしてまた、私にとっては神のような存在である方々の在わす所でもありました。神の日常や、他の神々との交流を恭しく拝見させてもらえ、Twitter上だけで拝める神の創造物が垣間見られたり、あまつさえ自分自身が神と接触できたりした瞬間には、Twitterへの深い感謝に手を合わせました。

使い始めて8年も経つと、フォロワーの方々も卒業、就職、転職、結婚、出産などをしてそれぞれの道を歩んでいます。現実では会ったことがなくとも長年お互いの日々の営みを共有し合って来たフォロワーさんには、家族とも友人とも少し違う不思議な感覚の絆と愛着を感じます。

Twitterは最早日常の一部。そんな、Twitterを愛用し過ぎてTwitterを閉じた次の瞬間に「さ~て、Twitterでも見るかー」と錯乱した所作をしたことのある私のような人には確実に刺さるであろう漫画が、『ついったーさん』です。

『ついったーさん』は、SNSをかわいい美少女として描いた擬人化4コママンガです。元々はWebで連載していましたが、単行本化にあたって全て新規に描き下ろされました。

サラリーマンのユーザーさんの家にやって来たついったーさんが、ユーザーさんと生活を共にしながらSNSユーザーなら誰もが共感するあるあるネタをテンポよく繰り出していきます。

リツイートした投稿を誰がリツイートしたか、いいね!したか教えてくれる。
どんな写真を撮っても「誰が写っていますか」と訊いてくる。
たとえ自宅でも位置情報を載せようとしてくる。
呟いた単語に敏感に反応し、その単語に関連した広告をタイムラインに乗せてくる。

普段SNSを使っていてモヤッとしていた部分を、巧みに笑いに変えてくれます。

「余計な新機能も開発しなくていいから」
とユーザーさんが言っても
「それはムリ」
というついったーさん。

Twitterに限らず、世の便利なツールはなぜバージョンアップと言う名の改悪を自らしていくのだろう、と疑問に思っていた時期が私にもありました。ただ、世界の本質は変化であり、何もかも変わらずにはいられないものなのだと、何かを思い付いたり見付けたりしたら人間は試さずにはいられないものなのだと理解して、寛容になりました(いいね!じゃなくてふぁぼで良いじゃない、とは今でも思いますけれども)。

冒頭はついったーさんだけですが、物語が進行すると、ふぇいすぶっくさんやいんすたぐらむさんら他のSNSをモデルにしたキャラクターも登場して行きます。

とにかく個人情報を詳細に聞き出そうとするふぇいすぶっくさんや、個人情報には全く興味がないもののめちゃくちゃにタグが多く写真にこだわるいんすたぐらむさんなど、それぞれのSNSの特徴をモチーフにしたキャラクター設定が面白いです。現実のSNSではTwitterが一番水に合っていると感じる私ですが、この作品だとPCクライアントモードのふぇいすぶっくさんが一番好きです。

ステッカーやモーメントなどの新機能もどんどんネタにしており、作者の槻木こうすけ先生のTwitterでは「ますとどんさん」という最新の話題の単語も早速出てきて、今後の登場が楽しみです。

「『技術的に何かがおかしいです』っていうほうがよかったかな?」
「ユーザーさんが写真だけ投稿して、ふぇいすぶっくさんが手抜きだって言ってた」
など、全てのネタの横に付いたついったーさんのコメントも味わい深いです。

単行本は、ぜひカバー下まで余さずご覧下さい。又、あまり世には出回っていない貴重な公式Twitterグッズのプレゼントキャンペーンも行われているので、あの「青い鳥」が好きな方はぜひ『ついったーさん』を買って応募してみてはいかがでしょうか(プレゼントキャンペーンは2017年5月31日まで)。

SNSを愛するすべてのユーザーさんの心に響くこと、間違いなしの作品です。
 

文章:マンガサロン『トリガー』兎来栄寿

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