僕の運命の人は風俗嬢。裸で向き合う本当の恋『ロマンス暴風域』

KOTONO2017年11月09日 印刷向け表示
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

若者の口癖「出会いがない!」
20代後半を迎えた私の周りではよく耳にします。

学生の頃は無条件に知り合う機会があり、相手の容姿や趣味の一致など
割と簡単に人を好きになっていたはずなのに、社会人2年目あたりから
「次に付き合う人は結婚も視野に入れなきゃ」
なんて頭によぎるもんだから、
相手の年齢とか職業とかそういう現実が付きまとって
純粋にその人自身を見ることが少なくなってきたように感じます。

しかし選べる存在がいるならまだしも、出会いすらないのが現実…
SNSやネットテレビの普及で出不精な人が増えているような気がします。

そんな私も休日は漫画を読むか、海外ドラマを一気見するかの2択!
このままじゃマズイと思い、恋人を探すマッチングアプリ
試してみてはいるものの、SNS内での会話が弾んでも、
いざ現実で会うかといわれるとちょっと億劫なんですよね…。

なんせ学校の非常勤講師がこんなところでホイホイ男漁ってていいのか?
なんて疑問に思っちゃったりもするんですよ。

ロマンス暴風域
作者:鳥飼 茜
出版社:扶桑社
発売日:2017-10-23
  • Amazon
  • Amazon Kindle
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • HonyzClub

 主人公は今年度で契約が切れる美術の非常勤講師。
大学生の時までは普通に彼女ができていたのに、社会人になったとたん
職業が邪魔してスタートラインにすら立てない。

”公務員”じゃないとわかると、女たちは「なーんだ。」と言わんばかりの顔。
自分は認められていないと感じるようになりました。

終いにいは後輩に結婚報告される始末…

作品では特に言及していなかったですけど、
元カノじゃないにしても学生のころそういう行為っがあったか、
少なくとも彼が後輩ちゃんのことを好きだったか、
といったような背景が目に浮かびました。

そんなことが立て続けに起きて、
もう職業関係なく自分を男としてみてくれるところは
風俗だけじゃないか?とふらっと風俗店に入って行きます。

あってすぐ”そういうこと”だけする。
自分がどんな人間なのか、どんな仕事をしているのか、
自己紹介する必要もないんですよね。

あっけなかった。気持ちよかったけど。

こんな簡単に男に戻れた。
もしかしたら、単純に男と女として出会えるのって
風俗だけなんじゃないか?いやむしろ

純粋に男と女が裸で出会って向かい合って
そこには本当に純粋な出会いがないなんてどうして言える?

2回目の風俗で彼は運命の人と出会ったと確信したんです。
なんでわかったかって?彼女が爆笑だったから。笑

とにかく一瞬で、いろんなことが一瞬で過ぎて、
彼はもう風俗嬢というより彼女の虜になっていました。
1度しか会っていなくても、感じる、というかわかる。
彼女が運命の人だと。

自分にだけは「お客さん」としてでなく、素の対応をしてくれている。
だって方言だってどんどん出てきてるし、きっと彼女も特別なものを感じていると
なぜだか確信がもてまいした。

二人は運命の相手なのか?
汗ばむ肌が絡み合う大人の純粋な思いをぜひ見届けてください!

 

ちなみに、ツイッターで
風俗嬢は実際にお客さんと恋に落ちたことがあるのか?
というアンケートを見つけたのですが、
実に2割の風俗嬢が『ある』と回答されてました。

やっぱりどんな職業であっても、人と人との出会いですから、
どこで運命の相手に出会うかなんてわからないですよね。

私も早く運命の人と出会いたいです!

ロマンス暴風域
作者:鳥飼 茜
出版社:扶桑社
発売日:2017-10-23
  • Amazon
  • Amazon Kindle
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • HonyzClub

 

 この記事は2017/11/8にマンガ新聞で掲載されました。
マンガ新聞:僕の運命の人は風俗嬢。裸で向き合う本当の恋『ロマンス暴風域』
11月末でマンガ新聞に完全移行います。

記事へのコメント コメントする »

会員登録いただくと、記事へのコメントを投稿できます。
Twitter、Facebookにも同時に投稿できます。

※ 2014年3月26日以前にHONZ会員へご登録いただいた方も、パスワード登録などがお済みでない方は会員登録(再登録)をお願いします。

コメントの投稿

コメントの書き込みは、会員登録ログインをされてからご利用ください。

» ユーザー名を途中で変更された方へ
 変更後のユーザー名を反映させたい場合は、再度、ログインをお願いします。

ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
作者:
出版社:中央公論新社
発売日:2014-10-24
  • Amazon
  • Amazon Kindle
  • honto
  • e-hon
  • 紀伊國屋書店
  • HonyzClub

電子版も発売!『ノンフィクションはこれを読め! 2014』

HONZ会員登録はこちら

人気記事