HONZ客員レビューHONZ客員レビュー

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  • 『マナス』

    『マナス』

    出口 治明 出口 治明 2016年05月17日

    僕たちは、叙事詩をすっかり忘れてしまったのではないか。ギルガメシュ、イーリアス、シャー・ナーメなどに満ち溢れていたあの懐かしい英雄たちの雄叫びは消えて久しくなってしまった。ポーランド生まれのユダヤ人で、第二次世界大戦前のドイツで活躍した作家……more

  • 『古代東アジアの女帝』

    『古代東アジアの女帝』

    本書は、推古から持統までのわが国の女帝たちと、新羅の善徳、真徳女帝、唐の武則天、都合9名の7世紀に輝いた女帝の鮮烈な生涯を掘り起こし、東アジア史を読み直そうとした意欲的な試みである。…more

  • 『ルポ 同性カップルの子どもたち アメリカ「ゲイビーブーム」を追う』

    『ルポ 同性カップルの子どもたち アメリカ「ゲイビーブーム」を追う』

    出口 治明 出口 治明 2016年05月04日

    性的マイノリティ(LGBT)の権利保障の動きが世界的に進んでいる。LGBTとは、Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイ・セクシャル)、Transgender(トランスジェンダー)の頭文字をとった総称であり、20……more

  • 『宇宙からいかにヒトは生まれたか 偶然と必然の138億年史』

    『宇宙からいかにヒトは生まれたか 偶然と必然の138億年史』

    なぜヒトは宇宙論や生物学に惹かれるのか。それは僕たちの身体が星の欠片からできており、ヒトが細菌のような生物から進化してきたことを自覚しているからだ。本書の帯には「宇宙・地球・生命を通史で読める初めての1冊」とある。僕は5000年の通史を書い……more

  • 『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 ダイナミックな文化論を軽やかな足取りで

    『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 ダイナミックな文化論を軽やかな足取りで

    清水 克行 清水 克行 2016年04月26日

    高野 秀行の最新刊は、固定観念の外側を探検する。テーマはずばり、納豆とは何か? ともすればアカデミックに着地してもおかしくないテーマを、おなじみ高野流の足取りで核心へと迫っていく。このアプローチをアカデミック界の鬼才は、どのように評したのか……more

  • 『プラハの墓地』

    『プラハの墓地』

    出口 治明 出口 治明 2016年04月23日

    僕が初めてプラハのユダヤ人墓地を訪ねたのは晩秋で、ベルリンの壁が崩れるずっと以前のことだった。薄暗い墓地を巡ったあと、小さいゴーレム人形を記念に買ったのを覚えている。ナチのホロコーストに霊感を与えた史上最悪の反ユダヤ主義の偽書「シオン賢者の……more

  • 『1493 世界を変えた大陸間の「交換」』

    『1493 世界を変えた大陸間の「交換」』

    出口 治明 出口 治明 2016年04月04日

    先コロンブス期のアメリカ大陸の常識を覆して(遅れた社会⇒ヨーロッパ以上の人口や洗練された大都市を持っていた文明社会)、全世界にセンセーションを巻き起こした『1491』の著者・マンが、再び世に問う問題作である。…more

  • 『貨幣の条件 タカラガイの文明史 』

    『貨幣の条件 タカラガイの文明史 』

    出口 治明 出口 治明 2016年03月28日

    モノは生息域から離れ交易が困難になるほど希少性を増す。タカラガイは遊具(近隣のタイやインドネシア)、通貨(雲南)、盛装の飾り(雲南山地の少数民族、チベット)、威信財(チベット)、呪物(モンゴル高原など。女性性器を連想させるからであろう)と、……more

  • 『ムハンマド 世界を変えた預言者の生涯』

    『ムハンマド 世界を変えた預言者の生涯』

    出口 治明 出口 治明 2016年03月10日

    年に約33,000人もの人がテロの犠牲となっているが(2014年)、犠牲者の約80%は、イラク、ナイジェリア、アフガニスタン、パキスタン、シリアの人々である。いずれもイスラームの影響が強い国で、テロ組織であるISĪLの指導者は嘗てのイスラー……more

  • 『メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明』

    『メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明』

    出口 治明 出口 治明 2016年02月21日

    僕が歴史を好きになったのは、間違いなく中央公論社の「世界の歴史(旧版、16巻+別巻)」を読んだことがきっかけだった。世界最古の文明、シュメールから始まる悠久の物語に中学生の胸が高鳴ったことをよく覚えている。本書は、農産物こそ豊富だったが木材……more

  • 『天平の女帝 孝謙称徳』

    『天平の女帝 孝謙称徳』

    出口 治明 出口 治明 2016年02月03日

    7世紀の初めに拓跋国家の掉尾を飾る大唐世界帝国が成立して、最初の30年を太宗(李世民)が牽引、その後の半世紀を英邁な武則天が引き継いだ。武則天の時代に白村江の戦いが行われ高句麗が滅んで朝鮮半島が新羅によって統一され、わが国には激震が走った。……more

  • 『第三帝国の愛人 ヒトラーと対峙したアメリカ大使一家』

    『第三帝国の愛人 ヒトラーと対峙したアメリカ大使一家』

    出口 治明 出口 治明 2016年01月04日

    1933年6月、いくつもの偶然が重なってシカゴ大学教授のドッドは、ローズベルト大統領からナチ政権下となって初めての駐独アメリカ大使に任命される。ドッドは「旧南部の興亡」というライフワークを執筆するため、大学での多忙な役職に不満を覚えていた。……more

  • 『わが記憶、わが記録 堤清二×辻井喬オーラルヒストリー』

    『わが記憶、わが記録 堤清二×辻井喬オーラルヒストリー』

    出口 治明 出口 治明 2015年12月19日

    神は細部に宿るというがオーラルヒストリーはその宝庫である。「マッカーサーはたいした男じゃない」「三島由紀夫の盾の会の制服をつくった」「西暦でないと具合が悪い」「東京は四つか五つの市の集合体」「無印良品は反体制商品」「(経営者としては)功罪相……more

  • 『人間・始皇帝』

    『人間・始皇帝』

    出口 治明 出口 治明 2015年12月10日

    中国の歴史を学ぶたびに、始皇帝の偉大さがよく分かる。世界に先駆けて郡県制と呼ばれる中央集権国家を樹立し、法治主義・文書行政のもとで官僚を使いこなした。現在の中国も、所詮は始皇帝のグランドデザインをベースとして運営されている気がする。では、始……more

  • 『地球の履歴書』

    『地球の履歴書』

    科学と技術の力こそが人類発展の原動力であり、科学的思考は遊び心と挑発的な精神に満ち溢れているべきだ、自由な魂こそが人類の可能性を広げるのである。そのように考える著者の地球史が、とびきり面白いのは頷ける。本書は8章から成るが、科学的な叙述と人……more

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ノンフィクションはこれを読め!  2014 - HONZが選んだ100冊
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出版社:中央公論新社
発売日:2014-10-24
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