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  • 『プラハの墓地』

    『プラハの墓地』

    出口 治明 出口 治明 2016年04月23日

    僕が初めてプラハのユダヤ人墓地を訪ねたのは晩秋で、ベルリンの壁が崩れるずっと以前のことだった。薄暗い墓地を巡ったあと、小さいゴーレム人形を記念に買ったのを覚えている。ナチのホロコーストに霊感を与えた史上最悪の反ユダヤ主義の偽書「シオン賢者の……more

  • 『1493 世界を変えた大陸間の「交換」』

    『1493 世界を変えた大陸間の「交換」』

    出口 治明 出口 治明 2016年04月04日

    先コロンブス期のアメリカ大陸の常識を覆して(遅れた社会⇒ヨーロッパ以上の人口や洗練された大都市を持っていた文明社会)、全世界にセンセーションを巻き起こした『1491』の著者・マンが、再び世に問う問題作である。…more

  • 『貨幣の条件 タカラガイの文明史 』

    『貨幣の条件 タカラガイの文明史 』

    出口 治明 出口 治明 2016年03月28日

    モノは生息域から離れ交易が困難になるほど希少性を増す。タカラガイは遊具(近隣のタイやインドネシア)、通貨(雲南)、盛装の飾り(雲南山地の少数民族、チベット)、威信財(チベット)、呪物(モンゴル高原など。女性性器を連想させるからであろう)と、……more

  • 『ムハンマド 世界を変えた預言者の生涯』

    『ムハンマド 世界を変えた預言者の生涯』

    出口 治明 出口 治明 2016年03月10日

    年に約33,000人もの人がテロの犠牲となっているが(2014年)、犠牲者の約80%は、イラク、ナイジェリア、アフガニスタン、パキスタン、シリアの人々である。いずれもイスラームの影響が強い国で、テロ組織であるISĪLの指導者は嘗てのイスラー……more

  • 『メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明』

    『メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明』

    出口 治明 出口 治明 2016年02月21日

    僕が歴史を好きになったのは、間違いなく中央公論社の「世界の歴史(旧版、16巻+別巻)」を読んだことがきっかけだった。世界最古の文明、シュメールから始まる悠久の物語に中学生の胸が高鳴ったことをよく覚えている。本書は、農産物こそ豊富だったが木材……more

  • 『天平の女帝 孝謙称徳』

    『天平の女帝 孝謙称徳』

    出口 治明 出口 治明 2016年02月03日

    7世紀の初めに拓跋国家の掉尾を飾る大唐世界帝国が成立して、最初の30年を太宗(李世民)が牽引、その後の半世紀を英邁な武則天が引き継いだ。武則天の時代に白村江の戦いが行われ高句麗が滅んで朝鮮半島が新羅によって統一され、わが国には激震が走った。……more

  • 『第三帝国の愛人 ヒトラーと対峙したアメリカ大使一家』

    『第三帝国の愛人 ヒトラーと対峙したアメリカ大使一家』

    出口 治明 出口 治明 2016年01月04日

    1933年6月、いくつもの偶然が重なってシカゴ大学教授のドッドは、ローズベルト大統領からナチ政権下となって初めての駐独アメリカ大使に任命される。ドッドは「旧南部の興亡」というライフワークを執筆するため、大学での多忙な役職に不満を覚えていた。……more

  • 『わが記憶、わが記録 堤清二×辻井喬オーラルヒストリー』

    『わが記憶、わが記録 堤清二×辻井喬オーラルヒストリー』

    出口 治明 出口 治明 2015年12月19日

    神は細部に宿るというがオーラルヒストリーはその宝庫である。「マッカーサーはたいした男じゃない」「三島由紀夫の盾の会の制服をつくった」「西暦でないと具合が悪い」「東京は四つか五つの市の集合体」「無印良品は反体制商品」「(経営者としては)功罪相……more

  • 『人間・始皇帝』

    『人間・始皇帝』

    出口 治明 出口 治明 2015年12月10日

    中国の歴史を学ぶたびに、始皇帝の偉大さがよく分かる。世界に先駆けて郡県制と呼ばれる中央集権国家を樹立し、法治主義・文書行政のもとで官僚を使いこなした。現在の中国も、所詮は始皇帝のグランドデザインをベースとして運営されている気がする。では、始……more

  • 『地球の履歴書』

    『地球の履歴書』

    科学と技術の力こそが人類発展の原動力であり、科学的思考は遊び心と挑発的な精神に満ち溢れているべきだ、自由な魂こそが人類の可能性を広げるのである。そのように考える著者の地球史が、とびきり面白いのは頷ける。本書は8章から成るが、科学的な叙述と人……more

  • 『イスラムの読み方 その行動原理を探る』イスラムが都市で過激化する本当の理由

    『イスラムの読み方 その行動原理を探る』イスラムが都市で過激化する本当の理由

    高橋 淳 高橋 淳 2015年11月15日

    世界を震撼させた、パリでの同時多発テロ。この事件を深く読み解くためには、イスラム教そのものを深く理解する必要がある。なぜテロが、止まらないのか? その背景には何があるのか? 九州大学・高橋 淳准教授に、イスラムの行動原理を知るための 「おす……more

  • 『数学する身体』僕が身体で感じていたことは、嘘でも無駄でも無かったんだ

    『数学する身体』僕が身体で感じていたことは、嘘でも無駄でも無かったんだ

    近藤 淳也 近藤 淳也 2015年11月11日

    発売されるやいなや大きな反響を呼んでいる、『数学する身体』。お待ちかねの客員レビュー第三弾は、はてな株式会社の近藤淳也さんが登場。「数学は情緒だ」という独立研究者・森田真生の言葉を聞いた時、近藤さんが直感的に感じたものとは何だったのか?…more

  • 『みんな彗星を見ていた』

    『みんな彗星を見ていた』

    出口 治明 出口 治明 2015年11月06日

    僕は日本の歴史の中では室町時代から安土桃山時代にかけての300年が一番好きだが、とりわけ16世紀に東と西が出会ってからのキリシタンの1世紀は興趣をそそる。若桑みどりが名作「クアトロ・ラガッツィ」に描いた時代だ。何かに興味を持った時、「外堀か……more

  • 『数学する身体』数学という都市、路地裏の情緒

    『数学する身体』数学という都市、路地裏の情緒

    小石 祐介 小石 祐介 2015年10月21日

    『数学する身体』客員レビューとして登場した第一の刺客は、速やかにミッションをコンプリートし、公開翌日に重版が決定した。つづく第二の刺客は、デザインを始め様々な分野で活躍する小石祐介氏。森田氏とは大学時代の同窓という間柄でもある小石氏は、森田……more

  • 数学がはじまる瞬間 —『数学する身体』に寄せて―

    数学がはじまる瞬間 —『数学する身体』に寄せて―

    下西 風澄 下西 風澄 2015年10月19日

    『数学する身体』は、独立研究者・森田真生氏が「数学とは何か」そして「数学にとって身体とは何か」を自問しながら数学の歴史を追いかけた一冊である。その流れは、アラン・チューリングと岡潔の二人へと辿り着く。そしてこの森田氏の試みを応援すべく、二人……more

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