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HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは。栗下直也です。気づけば7月、いかがお過ごしでしょうか。

HONZでは梅雨を吹き飛ばすかのように新企画もどしどし始まっていますが、12日(日)は二子玉川d-laboで久々にリアルイベントを開催します。おかげさまで満員御礼でございます。

私も参加予定なので、2万円を投じて、紹介する本を購入しました。ちなみに1冊です。すこし後悔しています。嘘です。物凄く後悔しています。

酒の力を借りて、書店で勢いで購入してしまい、懐はギリシャ状態に陥ってしまいました。あの日以来、昼飯はカロリーメイトです。あの日って昨日からですが。書くことに枯渇しているので、右から左です。

当日、ダダ滑りしたら、鬼の編集長の内藤順に「栗下、デフォルト!」と罵られるのは必至なのですが、良識ある皆様は、つられてデフォルトとか、金返せとか決して叫ばないで下さい。どMでも心地良い罵られ具合があります。

メンバー全員、オススメの一冊を持ち寄り、お会いできるのを楽しみにしております。今週もメルマガ、スタートです。

最新記事

『イスラエル情報戦史』汝の敵を知りたくば、汝の敵の詩を読め

書店で見かけた本書の帯にはこう書かれている「イスラエル政府公認の初の資料!」と。建国以来、常に近隣の国々と緊張関係にあり続けたイスラエルは、特異な歴史性から、その国家規模に比して驚異的な能力を持つ諜報機関を持つにいたった。IDI(イスラエル… more


 鰐部 祥平

『チャップリンとヒトラー』イメージ大戦

本書は史実を丹念に追いながら、チャップリンとヒトラーのメディア戦争の実相を暴く一冊だ。同時に、それはネット社会の現代を生きる私たちにとって非常に切実な課題を突き付ける。はたして、迫り来る全体主義の恐怖の中で、「笑い」という武器しか持たないチ… more


 新井 文月

『十字路が見える』 女よ、葉巻より大事にされたかったら、煙になって消えてみろ

男の人生は、十字路の連続である。 右へ行くか左をとるか、それとも真っ直ぐに進むか。君はいま、十字路に立っているかね。つらいものと楽なものが見えたら、つらい方を選べ。それが、ほんとうはつらくない。長く生きた人間からの、ちょっとした忠告さ。 more


 東 えりか

『キャパの十字架』の姉妹編 『キャパへの追走』

キャパの評伝を翻訳し、彼の出世作となった「崩れ落ちる兵士」に疑問を抱いていた沢木耕太郎は、「旅するカメラマン」であったキャパの足跡を追う旅に出る。訪れた土地、泊まったホテル、見た風景の“今”を写すためでもある。キャパが激しい一生の中で捉えた… more


 東 えりか

『できたての地球』が二つの奇跡の謎を解く

「地球の起源」と「生命の誕生」ーーそれぞれが存分に語られてきているテーマではあるのだが、両者を関連付けながら解明しようとする集団がいる。東京工業大学地球生命研究所(ELSI)の研究者たちだ。本書は、ELSIの所長を務める廣瀬敬氏によって、現… more


 柴藤 亮介

『本を読むときに何が起きているのか ー ことばとビジュアルの間、目と頭の間』知ってるけど、知らなかった。

本を読む、殆どの場合そんなことは問題にはならない。ただ書いてある文章を読み、その意味するところを理解していけばいいのだと。だが本当にそれだけだろうか──と問いかけるのが本書『本を読むときに何が起きているのか』だ。 more


 冬木 糸一

今週のSOLD OUT:2015年6月28日週

「面白そう!だけど買えないっ!」でおなじみのこちらのコーナー。まさか二週連続で登場することになるとは、思ってもみませんでした。突然の出番となったため、無精髭を剃るひまもなく原稿を書き上げてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。 more


 内藤 順

『ネアンデルタール人は私たちと交配した』鏡に映ったもう一つの私たち

スヴァンテ・ペーボって誰? と思っている、そこのあなた(わたしもだったけど(^_^;))、この名前は覚えておいて損はなさそうだ。彼は、世界各地の自然史博物館を、最先端の分子生物学データバンクに変えた科学者である。そして「われわれは何者なのか… more


 青木 薫

リアル怪談をあなたに『山怪――山人が語る不思議な話』現代版・遠野物語に戦慄! 

山には今も、「平地人を戦慄」させる「怪」が存在している! 長年、マタギなど山で狩猟生活をする人たちの取材を続けてきた著者は、「火の玉を見た」「あれは狐に化かされたんだろう」といった不思議な話を、あちこちで耳にする。いわゆる「オチなし」で民話… more


 塩田 春香

『分子レベルで見た触媒の働き 反応はなぜ速く進むのか』 見えない世界が、未来を変える

本書では、触媒を用いた化学反応を「原子・分子のレベルでどうなっているか」を理解することを目指している。前半部分では化学反応を考えていくさいに必要となる化学平衡や活性化エネルギーなどをおさらいしてくれるので、化学から遠ざかっていても心配するこ… more


 村上 浩

『その<脳科学>にご用心 脳画像で心はわかるのか』

本書は脳科学を否定するものではない。脳科学や脳画像法の発展は、科学史における(そして現代史における)画期的な出来事であり、その将来が有望であることは著者も十分認めている。ただ、脳科学だけでは人間を完全に理解することはできず、さまざまなレベル… more


 紀伊國屋書店

『沈黙の山嶺 第一次世界大戦とマロリーのエヴェレスト』

本書は Wade Davis, Into the Silence: The Great War, Mallory, and the Conquest of Everest (Knopf, 2011)の全訳である。原書は優れたノンフィクション… more


 白水社

『重力との対話』by 出口 治明

初めて山海塾の舞踏を観たのは、何年前になるだろうか。あれほどいやでも凝視せざるを得なかった濃密な舞台は、67年の人生の中でも数えるほどしか観た覚えがない。その山海塾の主宰者、天児牛大の半生記が初めて出たと聞けば、これはもう読むしかないではな… more


 出口 治明

今週のいただきもの:2015年6月28日週

私の地元では6~8月の4、14、24日は縁日が行われています。一見、何の法則性も無く立ち並ぶように見える縁日の屋台ですが、実は巧妙に配置されているんです。 more


 仲尾 夏樹

PRえ!?あなたまだ青汁ですか?

青汁は、野菜不足を補うだけですが、ユーグレナには魚の持つDHAやEPAも。
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今週の「読むカモ!」今週のレビュー予定です(変更されることもあります)


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