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HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは。栗下直也です。突然ですが、私も人の親になってから親の有り難みがわかるようになりました。犬猿の仲であったのは今や昔、現在はお中元代わりにたまに物を贈るのですが、先日、母親に初めて本を贈ってみました。日頃、HONZでレビューを書いている身としては、わけもないことと思ったのですが、やはり人に本を贈るのは難しいですね。缶チューハイを4本あけながら苦慮の末に贈ったのが『毒になる姑』(スーザン・フォワード、毎日新聞社)。「これで我が家の嫁姑問題も解決!」とひとりごちたのですが、何か送ったときには異常な速さで反応がある母親から一切連絡がありません。生きていますかオカアサン。私の選書が正しいかは謎ですが、みなさまも、読書の秋の到来を前に友人や家族に本を贈ってみるのも面白いかも。その際には間違いなく参考になる(?)HONZメルマガ、今週もスタートです。

最新記事

『無敵の天才たち』あの夢のような15年間は戻ってはこないのだ

著者のダグ・メネズは1957年テキサス州生まれ。 1981年にはサンフランシスコ州立大学でフォトジャーナリズムの学位を取得した。 IBM-PCが発売された年である。パソコンがマニアの遊び道具から本格的なマシンへと変貌した年だ。 メネズはい… more


 成毛 眞

『地方消滅 東京一極集中が招く人口急減』 未来は変えられるか?

日本にとって、「人口減少」は将来の危機ではない。著者の試算によれば、全国794市区町村においては、高齢者人口ですら減少が始まっている。「人口減少」は今、現在の問題なのだ。そして、「人口減少」は本腰を入れれば来年にでも解決できる問題でもない。… more


 村上 浩

『石の虚塔 発見と捏造、考古学に憑かれた男たち』 - 神の領域は無法地帯なのか? 

「魔がさした」ーー世間を震撼させるほどの大事件を起こした人物が、このようにコメントしたことを聞けば「何を寝ぼけたことを」と思うのが普通だろう。だが、昨今のように専門や嗜好といった圏域が高度に細分化した世の中において、同質の集団による無菌状態… more


 内藤 順

『意識をめぐる冒険』 我々はどこから来たのか

本書は「主観的な感覚や意識はどこから生じてくるのか?」という問いに関する最新の研究成果が紹介された一冊だ。意識の研究ほど、広く根源的なテーマはない。私が死んだら、私の意識はどうなるのだろうか?犬には意識があるだろうか?コンピューターが人間と… more


 高村 和久

『祖父はアーモン・ゲート』虐殺者と家族の葛藤

 映画『シンドラーのリスト』を見た人は覚えているだろう。プワショフの強制収容所でユダヤ人を無慈悲に殺す所長の姿を。彼はシンドラーの友人であり、またユダヤ人を庇おうとしていたシンドラーのライバルとしても描かれている。その男の名は、アーモン・ゲ… more


 鰐部 祥平

『エピジェネティクス』を理解するために パート1

仲野徹さんが、岩波新書の一冊として『エピジェネティクス』という本を出されたので、その紹介をしてみたいと思います。とはいえ、「この本にはこんなことが書いてあります」という話をするのではなく、むしろ同じ分野の本を何冊かまとめてご紹介しながら、何… more


 青木 薫

『エピジェネティクス』を理解するために パート2

私が仲野さんの『エピジェネティクス』を読み始めてすぐにわかったのは、仲野さんという人は、巨人の肩の上に立って、立ちションをするような人ではないのだな、ということでした。 「巨人の肩」の話は、みなさんご存知のことと思います。アイザック・ニュ… more


 青木 薫

『エピジェネティクス』を理解するために パート3

で、本の中身です。もちろんエピジェネティクスについて書かれているわけですが、私はあえて、これを細胞ワールドへの手引書ととらえたいですね。はっきり言いますが、細胞は、現代生命科学の重要なキーワードだと思うんです。 「え? 細胞って、あの、玉ね… more


 青木 薫

『フェルメールの帽子』by 出口 治明

17世紀の中葉、ネーデルランドのデルフトという街に生まれ、そこでほぼ一生を過ごして死んだフェルメールという風俗画家がいた。18世紀に入るとほとんど忘れ去られたものの、19世紀に再発見され現在では史上最も著名な画家の1人とされている。著者はフ… more


 出口 治明

今週のいただきもの(8月第5週)

先週までの暑さが嘘のように、今週は気温がぐっと下がり、めっきり秋らしくなってきました。 コンビニの缶チューハイコーナーも、いつの間にか、スイカやトロピカルフルーツ味から、リンゴ、梨、ぶどうといった秋の味覚に替わっていました。こんなことなら… more


 遠藤 陽子

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