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『高学歴男はなぜモテないのか』-編集者の自腹ワンコイン広告

版元の編集者の皆様2013年10月2日
高学歴男はなぜモテないのか (扶桑社新書)

作者:犬山 紙子
出版社:扶桑社
発売日:2013-08-31
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「これはマナー本です。」

―これは、本書の著者である犬山紙子さんの前著『嫌われ女子50』(KKベストセラーズ)の帯に使われた秀逸なキャッチなのですが、男性向けに書かれた本書についてもまったく同じことが言えるので、ここでは迷わずパクらせてもらいます。

犬山さんは、女性観察の名手として知られる気鋭のエッセイスト。彼女の強みは、徹底して「現場主義」であることです。老若男女、あらゆる職業や地位の人々と飲み歩くのをライフワークとし(友達の少ない筆者が打ちのめされるほど、彼女の交友関係は多彩です)、そこから導き出された「男女のコミュニケーションの機微」に対する洞察は、凡百の恋愛ハウツー本やモテ本とは一線を画す説得力に満ちています。

本書は、そんな彼女が満を持して世に問う、初の「男性向け」の一冊。前述の通り、夜な夜なフィールドワーク(=飲み会)を重ねる中で浮上してきたのが「高学歴・高収入の男性は、一見モテそうなのに、なぜ女性ウケがいまひとつ悪い」という事実。それは一体何故なのか……この疑問を出発点に、「なぜか女性に敬遠されてしまう男性の共通点」を浮き彫りにした力作です。「オレは別に女にモテたりしなくていい」という硬派な男性読者も、職場の女性たちに好かれて悪いことは何もないはず! というわけで、世の女性たちとの関係を円滑に営むための、肩の凝らない「マナー本」としてお楽しみいただければ幸いです。

それでは最後に質問です。

下記の項目で、あなたに当てはまるものはいくつあるでしょうか?

□DVDを鑑賞中に、自分で「解説」を入れるのが好き

□悩んでいる女性には、あえて厳しいアドバイスをするのがその女性の

 ためになると思う

□自分は「カッコいいキャラ」ではないが、「かわいいキャラ」だと思う

□ファッションに凝るのはダサい。着るものは黒で無難にまとめる主義だ

□痴漢で騒ぐ女性は自意識過剰だと思う

□自分は「いい意味で変態」だと思う

□ツイッターで「名言」をつぶやくのが好き

□ノリで「何か面白いことしましょうよ!」と発言することが多い

□メールで多少毒のあることを書いても、「(笑)」を最後につければO

Kだ

□自分がモテないのは「イケメンじゃないから」だと思う

…5個以上当てはまった男性は、気付かないうちに周囲の女性から敬遠されている可能性大。ぜひとも本書をお読みいただくことをオススメします!

扶桑社『週刊SPA!』編集部 藤田美菜子