医学・心理学
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保健所の「コロナ戦記」TOKYO2020-2021
混乱の記録である。同時にきわめて貴重な記録でもある。人類の歴史に残る新型コロナウイルスとの闘い。その最前線で何が起きていたのかが本書…more
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信じる? 信じない?『精神科医の悪魔祓い デーモンと闘いつづけた医学者の手記』
悪魔なんているわけがない! そう思った人にこそ、ぜひ読んでいただきたい。アメリカの精神科医が、きわめて科学的な態度で、悪魔とむきあっ…more
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『「非モテ」からはじめる男性学』身近なヒエラルキーと支配
"「非モテ研」というものがあるらしい。正確には「ぼくらの非モテ研究会」という名前で、いわゆるモテ講座ではなく「非モテで悩んでいる人」…more
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”素人にこんなオモロイ本を書かれたら困るがな” 的な医学エンタメ『人体大全』
2021年9月16日この本、まず何しろ面白い。それだけでなくて、わたしのような医学研究者にとっても、知らないことが多くて勉強になった。著者はいったい何者…more
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『ジェンダーと脳──性別を超える脳の多様性』 女性的な特徴と男性的な特徴が入り混じったモザイク
著者が自らの考え方を一変させることになったのは、ひとつの実験を知ったからだという。ラトガーズ大学の研究者によるその実験では、メスとオ…more
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痩せたいならばこれを読め!『ダイエットをしたら太ります。 最新医学データが示す不都合な真実』
2021年8月27日世にダイエット本はあまたあれど、これほど画期的な『ダイエット本』はあるまい。なにしろ、ダイエットをしたら太るというのだ。では、どうす…more
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「こころ」の深層に触れる3冊 『なりすまし』『誰がために医師はいる』『ネオ・ヒューマン』
2021年8月8日"情報の洪水の現在、私たちにとって何が正解でどれが間違いなのか。特に目に見えない「こころ」の問題はなおさらだ。 例えば1973年1…more
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薬物依存症のイメージが根底から覆されたぞ『誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論』
2021年7月21日アディクション(嗜癖障害)治療を専門とし、長年にわたり携わってこられた松本俊彦医師による本。我々が薬物依存症患者に抱いているイメージ…more
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『仕事のアンラーニング 働き方を学びほぐす』捨てる学びで、古いパターンを捨てる
アンラーンは「学びほぐし」と訳される。型どおりにセーターをあみ、ほどいて元の毛糸にもどして自分の体に合わせて編みなおすようなイメージ…more
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愛と知性が奇跡を呼んだ!『悪魔の細菌-超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い』
2021年6月17日どんな抗生剤も効かない「悪魔の細菌」、スーパーバグに倒れた夫を助けるべく、妻は文献を調べ、古くて新しい治療法にたどり着く。夫の体力、…more
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『世界を敵に回しても、命のために闘う』『分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議』『新型コロナウイルス ナースたちの現場レポート』コロナ最前線 命を救う闘い
新型コロナウィルス感染症のパンデミックから1年以上が経過した。窮屈な生活にも慣れてきたが、流行初期の恐怖にかられた混乱の経験は多くの…more
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『全員悪人』認知症は、大好きな人を攻撃してしまう病。
何でも完ぺきにできていた「私」なのに、なんだか最近いろいろわからなくなってくるの。隣に寝ているお爺さんは誰?なんで毎日知らない女がず…more
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『WAYFINDING 道を見つける力: 人類はナビゲーションで進化した』使わないには、失うには、惜しすぎる
19世紀までに、西洋の人々は地図、コンパス、標識や地名などのあまりにも多くのナビゲーションの補助道具を手に入れたせいで、それ以外のナ…more
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あらゆるコミュニケーションに応用できる方法論『患者の話は医師にどう聞こえるのか』
2021年3月21日「医学が技術的に進歩すればするほど、私たちはストーリーのはたす役割の重要性を再認識させられる」医師・患者のコミュニケーション、より正…more
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『「色のふしぎ」と不思議な社会 2020年代の「色覚」原論』最先端科学で探る、「色」の世界
小学校の教室で健康診断が行われている。順番に並んで身長、体重、座高などを測定し、最後に視力検査。さらにそのあと、変な絵を見せられた。…more