生物・自然
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『絶滅魚クニマスの発見』を読む 第1回:クニマスという魚
2021年10月24日『絶滅魚クニマスの発見 私たちは「この種」から何を学ぶか』というタイトルを見て、わたしの最初の反応は、「クニマスっていったら、さかな…more
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『スピリチュアルズ 「わたし」の謎』
ベストセラー『言ってはいけない 残酷すぎる真実』の著者である橘玲氏が、最新の心理学と脳科学の観点から「わたし」とは何かを説く一冊だ。more
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地球温暖化問題を考えるヒント『地球の未来のため僕が決断したこと』
地球温暖化対策では、「石炭火力発電所撤廃」や「EV・水素車の普及」があたかも万能な対応策のように語られがちだが、実はそれらの定量イン…more
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そして、あの人身事故は起きてしまった『アーバン・ベア となりのヒグマと向き合う』
数年前から札幌市街地でのヒグマの目撃情報は寄せられていたが、今年は異例と思えるほどヒグマによる人身事故が北海道各地で報じられ、複数の…more
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OCEAN LIFE 図鑑 海の生物
2021年7月4日ほとんどの読者にとって見たこともない生物が、随所に溢れんばかりに描き込まれている。一方で、クジラだタコだイソギンチャクだ海藻だと誰も…more
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『ダチョウはアホだが役に立つ』ダチョウ博士はお金儲けが上手!
2021年5月28日ダチョウの並外れた免疫力によって生成された抗体を処方した製品がある。医療関係者を始めアメリカ陸軍などでも利用されているこのマスクは、…more
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たまに死者も出る、この特殊な趣味の行方は……?『こいわずらわしい』
「楽しくて読みやすいなあ~」と、のほほんと読み進めていると、突然鋭く心をぶっ刺してくる油断のならなさ。おもむろに登場するマイナー生物…more
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日本からもオーロラが見えた!『日本に現れたオーロラの謎』
日本でもオーロラが見えていたことをご存じだろうか。しかも、直近では昭和33年、約60年前で、これは写真での記録もバッチリあるという。more
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あなたにはどんな色に見えていますか?『「色のふしぎ」と不思議な社会 ―2020年代の「色覚」原論 』
2020年11月29日「色覚異常」と診断された著者・川端裕人が、さまざまな角度から「色のふしぎ」に迫る。学校でおこなわれていた色覚検査、就職における色覚差…more
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楽しくて、切なくて、愛おしい『アレックスと私』
「全米が泣いた!」――ひと昔前のハリウッド映画の陳腐な宣伝のようだが、本書はアレックスの死によってまさに「全米が泣いた」場面から始ま…more
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『剱岳—線の記』古代日本のファーストクライマーを探せ!
"新田次郎の『劒岳〈点の記〉』は、日露戦争直後、前人未到とされた北アルプスの剱岳(標高2999m)の登頂に挑んだ測量官を描いた山岳小…more
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『とうがらしの世界』進化の過程から各地の料理まで
2020年9月11日トウガラシの起源は中南米である。1492年にコロンブスが数種類のトウガラシをスペインに持ち帰ったという記録があり、それが世界中に伝播…more
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裸で出っ歯の珍奇なネズミが、人類を救う? 『ハダカデバネズミのひみつ』
「そんな珍奇なネズミだけで、一冊分もネタがあるの?」と、思われるだろうか。とんでもないことである。今すぐデバに伏して謝ってほしい。キ…more
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『南極で心臓の音は聞こえるか 生還の保証なし、南極観測隊』逃げ場なしの極寒、懐にジョークを携えて
南極大陸内陸部、人間がいなければどんな生物もいない場所で、風すら吹かない時は、あまりの静寂ゆえに、己の心臓の脈打つ音や、血管を血が流…more
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エンタメ化されたニューロサイエンスが素直におもろい『つむじまがりの神経科学講義』
2020年7月27日脳科学とちがって神経科学はちょっと取っつきが悪い。でも、理解できたら、脳科学のことがうんとよくわかる。大阪大学名誉教授であるおもろい…more