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こんにちは。栗下直也です。ゴールデンウィークも明けましたが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。某メンバーの契約解除問題で酒飲みには強烈なアゲインストの風が吹いていますが、ぶれずに5月以降も進もうと決意を新たにしたところでございます。
とはいえ、人間、決して簡単に変わらないので、関係者各位は20時以降の私からの電話には決して出ないでください。
さて、ゴールデンウイークの過ごし方ですが、毎年、長い休みがあると生活のリズムが狂い、新刊本をあまり読みません。昔の作家のエッセイや歴史書は読みましたが、新刊は、半藤一利さんとHONZでもおなじみ出口治明さんの対談本『明治維新とは何だったのか』、『紀州のドン・ファン 野望編』の2冊だけ。前者は掛け値無しにおもしろかったのですが、後者は不思議な味わいの一冊でした。
この本はHONZでも紹介した『紀州のドン・ファン』の続編。「ドン・ファン」といっても、別に女性にモテモテなわけでなく、要はお金の力。30億円を投じて約4000人の女性とまぐわってきた地方の実業家の自伝です。彼が女性とどのように交際してきたかということが軸に進みますが、どのようにして、それだけの財をたくわえることができたのかといったことにも多くが割かれています。タイトルと裏腹にビジネスマンが読んでも飽きさせない内容になっていました。
その流れで続編が出たのかと思いきや、一冊目を読んだ読者から「期待していたよりも、全くエロくない」などという謎な感想が少なからず寄せられ、刊行になったとか。ニーズってのはどこに潜んでいるのかわかりませんね。そのため、それらの需要にこたえるためか内容も文体も欲望丸出し。読み進めると、「(興奮して)タマランチ会長!」など夕刊紙の風俗コーナーでしか見られない死語にも遭遇してしまい、ザ・サラリーマンの私としては電車の中で一人ニヤニヤしてしまいました。「とてもHONZでは紹介できないや」と思いながらも、メルマガならいいかと紹介してしまいました。
五月病気味でいつも以上に支離滅裂ですが、今週もメルマガスタートです。
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