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こんにちは。栗下直也です。皆さん、マンガ読んでますかー。突然ですが、明日(17日)、マンガHONZ関連のイベントが開催されるとのことです。私、マンガは、なぜか職場においてあるビッグコミック系4誌と「アクション」を暇な時に捲る程度でしたが、マンガHONZの記事を読み始めてからは、阿呆みたいに読むようになってしまいました。何が凄いって取り扱うマンガの多様性。16日現在、人気記事ランキング上位5個の中に「童貞」って文字が2つも入っているなんてどんなランキングなのでしょうか。あとは、性転換に中卒に医学部。字面だけでそそられます。興奮しちゃいます。当日参加、現金払いもOKとのことなので興味のある方は是非ご参加ください。今週もメルマガ、スタートです。
「コンピューターの性能は18か月ごとに指数関数的に上昇する」。1965年にインテルの創業者の一人であるゴードン・ムーアが書いた論文の中にあったグラフは「ムーアの法則」として、今日までコンピュータ業界の指標となっている。そのインテルのインサイ… more
文藝春秋 |
「どこか遠くの島にでも行きたい」。そんなことを今夏も考えていたが、行けぬままにすでに9月も半ば。そんな悶々とした気分をさらに悶々とさせてくれるのが本書だ。離島にまつわるエピソードを交えながら、写真が並ぶガイドブックなのだが、紹介する33の島… more
栗下 直也 |
本書は、日本全国津々浦々の、顔ハメ看板にハマりまくった男の活動記録である。10年前から活動を始め、ハマった看板の総数は約2000枚。まさに穴があったらハマりたい男の、ハメ撮り画像が大量流出である。 more
内藤 順 |
本書著者のシャンボー教授は、アメリカの政府、学問の世界、『ニューヨーク・タイムズ』をはじめとするマスコミにおいて、中国研究の第一人者として知見を提供し続けてきた人です。そういう人が、中国の急速な台頭への過剰反応を戒めているのは貴重なことです… more
朝日新聞出版 |
「白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬき留めぬ 玉ぞ散りける」 葉の上に降りた白露に風が吹きすさぶ様子から平安時代の人は秋を感じていたようです。 詠んだのは文屋朝康で、白露を真珠に見立てるなんて風流ですよね。 more
仲尾 夏樹 |
ここに翻訳をお届けする『印刷という革命──ルネサンスの本と日常生活』は、西欧印刷史の泰斗アンドルー・ペティグリーが満を持して2010年に世に問うた、実にスリリングな初期近代メディア文化史の傑作である。 more
白水社 |
コップにまつわるノンフィクション、と言われても? ガラスのコップをイメージした装幀に、サブタイトルは「左藤吹きガラス工房奮闘記」とある。ガラス食器などを吹いてつくる左藤さんと、その人が生み出すものに惹かれた書く人のものがたり。「年収200万… more
足立 真穂 |
1971年におこなわれた『スタンフォード監獄実験』の責任者ジンバルドーが、その全貌とその後の展開を著した本だ。きわめてシンプルな実験である。夏休みに大学生のアルバイトを募り、くじ引きで看守役と囚人役に振り分ける。そして、二週間にわたってスタ… more
仲野 徹 |
スペースXとテスラを率いて、電気自動車・太陽光発電・宇宙ロケットなどの壮大な夢をぶち上げる男、イーロン・マスク。はたして彼はどのような足跡をへて、宇宙移民の実現を目指すようになり、石油依存から脱却するために電気自動車を開発するようになったの… more
内藤 順 |
最初は素手で殴り合っていた喧嘩が、やがて棒や剣のような武器を持ち、飛び道具を作りはじめ、すべての人を焼き殺すような兵器が作られるようになる。しかし、そんな「王道」の兵器の陰に、とっても残念な「超」兵器が開発されていたことを私たちは知らない。… more
東 えりか |
青汁は、野菜不足を補うだけですが、ユーグレナには魚の持つDHAやEPAも。
59種類の栄養で、野菜・肉・魚の持つ栄養をバランスよく補います。
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編集者3年生の吉田倫哉がお勧めする、クリエイティブになりたい人のための一冊・・・ 『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』 (クロスメディア・パブリッシング)の誕生秘話をちょっとだけお話しします。
「なんかおもしろいこと考えてよ〜」「君、新規事業担当ね!」などと、ノリとイキオイで上司に言われたことがある人は少なくないのではないでしょうか。
そんなとき、冗談だと思って受け流す人は9割、1割の秘めたる思いを持った若い輩は「占めたぞ!」といって具体案を提案していくでしょう。でも、ほとんどは、「出る杭」になりきることもなく消えていってしまうでしょう。9割の上司だって、若手の不満に対するガス抜きを目的にしていることも事実でしょう。でも、1割の上司は本気でそう思っている人もいるはずです。
人生で、本気×本気が重なる機会は少ない。であれば「おもしろいこと」を考える手法を身につけておくことは、命令されたことだけをこなすサラリーマンにならないために必要なスキルのはずです。実は私自身も、ある大きな組織で仕事をしていときにはそんなモヤモヤを抱えていました。そんなとき出会ったのが佐宗さんのブログ「 ビジネスとデザインの交差点 」でした。
「デザイン思考」はクリエイターやデザイナーが日常的に行っている思考を、誰もができる「創り出すための方法論」として記述したものです。たまたま見つけた佐宗さんのブログでしたが、サラリーマン出身の方がデザインを学んでいるという背景も手伝って、それを学びたい思いにかられていきました。私自身も紆余曲折あり、出版社に転職することになりました。それをきっかけに、本書の企画は出発したのです。
「デザイン思考」において重要なのは、「衆知を結集する」つまり多くの人の知恵を借りることです。本書のデザイン思考的制作プロセスを簡単にご紹介します。
佐宗さんを中心に、読者ターゲットになりそうな大学生やビジネスマン、経営者(弊社の社長)に、表紙や内容のアイデア出しをしてもらいました。各自の「イイ!」と直感している書籍のデザインやテーマをプリントアウトして持ち寄ります。大事なのは文字や言葉でなく「画像」を集めること。画像だと他の人とイメージの共有がしやすくなります。
①の「画像」を見ながら、アイデア・ブレインストーミングを通じ、本書のコンセプトを決めていきます。すると「地図」「コンパス」が浮かびあがってきました。ビジネス出身の佐宗さんがデザインの世界<地図>のなかで、試行錯誤しながらデザイナーの思考法<コンパス>を手に入れていくという物語<旅>を描く。本書の挿絵は「旅のパーツ」ですが、このアイデア・スケッチがもとになっています。
主には著者である佐宗さんの孤独な作業になります。時折ミーティングを通じて、執筆しているうちに生まれてきた不安を解決したり、新しい学びを含めていってもらいました。私も編集者として質問を繰り返しながら、タイトルやコピー、デザインをつくっていきました。
通常、タイトルやコピー、デザインには出版社の意向が強く表れますが今回は思い切って「衆知を結集するデザイン思考」のやり方にならいfacebookで143名もの方に回答をいただきました。
ところが、そのように絞り込んだデザインに対し、社内からは「なんだか普通だね」と評されてしまいました。私は、facebookに集まった意見を優先すべきか、それとも自分の好みを優先すべきか、わからなくなっていきました。“ギリギリまで思い切ったカバーデザイン”を追求した結果が現在のデザインです。社内でも読者にも評判は上々です。
欲しいものを聞きだしながら、最終的に結論を一人称で提示すること。「衆知を結集したうえで、“わたし”の真の力を発揮する」というデザイン思考の本質を実感する、 私にとって大きな学び になりました。
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