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HONZの「今週はこれを読め！」

こんにちは。先週は「『ノンフィクションはこれを読め！２０１４』買ったかな？」って、空元気のメルマガをお送りしましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

空元気と申し上げたのも、私事ですが、実は数週間ほど前に、落とし物をしてしまいました。前後不覚になり、体を引きずって家に帰った翌朝、珍しく眼鏡も財布もスマホも無くしておらず、ウキウキでしたが、一時間ほどして異変に気付きました。カバンがないのです。あんな大きなモノをどうすればなくせるのでしょうか。以下、顛末は省きますが、とりあえず一部は出てきたものの、全てが揃わず、我ながらアホさ加減に口がふさがらない状態です。

そのような中、唯一、すぐに完全な状態で発見されたのが三冊の本でございました。あまりにも興味が持てなかったのか、こいつは本を読むくらいしか趣味がないから返してやるかと誰かが粋な計らいを見せてくれたかはわかりませんが、見つかるまで、この三冊がカバンに入っていることすら忘れておりました。何とも言えない三冊でございます。

『国債パニック』（逢沢明、かんき出版）、『アベノミクスの終焉』（服部茂幸、岩波新書）、『無人島、不食１３０日』（山田鷹夫、三五館）

私も何かしらのパニック状態に陥り、現在の状況を招いたのならば、救いようがありますが、痛飲して自爆してのこの始末。妻の血圧は国債の金利より急騰する雰囲気に満ちあふれ、どこかの国の中央銀行のように、対処策としてジャブジャブお金を家族に供給することもできないため、日本の財政どころか家庭生活が終焉を迎えかねません。あまりにも家庭の雰囲気が険悪で、ご飯も喉を通らず、不食を強いられました。って、ネタにしている場合でしょうか。

そんなわけで、久々にショックを受け、直後のメルマガを遠藤陽子にぶん投げ、レビューも落とす悪循環。巷では国民は信を問われているようですが、私はそのような大層なことを問われる前に、自身が公私で人としての信用が問われている１１月の下旬でございます。寒い上に宴席も多い季節ですから、みなさまもお気を付けて。今週もメルマガスタートです。