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こんにちは。栗下直也です。シルバーウイークも終わり、秋晴れのこの頃、いかがお過ごしでしょうか。私、連休明けから体調を崩してしまい、会社から帰るやベッドに直行し、ひとりのた打ち回っていました。
単なる風邪なのですが、どうしても翌日に体調を万全にして臨まなければならないイベントがあり、HONZの前身の勉強会で読んだ『かぜの科学』を読もうと本棚をあさったのですが、見当たらず。
仕方なく、自分のレビューを読み直したのですが、「くしゃみによるウイルスの拡散の秒速だとかおもしろいデータは満載」とか「風邪の治し方は思いこみってことだ。実際、大半の人は何をしなくても1週間寝てればなおるらしい」と重たい頭に効かないことばかり書いてあり、余計にしんどくなりました。
ちゃんと書けよ、当時の俺。レビューって大事ですね。今週もメルマガスタートです。
本書を読むと、自分の認識が浅はかであったことを思い知る。立ってすることにこだわったことに対してではない。日本男児でなくても、ついこの間まで、女性ですら街中で立ちションをしていたのだ。「立ちションする日本人は公衆道徳が低い」と戦後真顔で論じら… more
栗下 直也 |
温暖な気候、物価の安さ、地理的な距離といった点から老後の海外移住先として人気を集めるのが、東南アジアだ。中でも、永住に必要なビザの取得が容易なフィリピンは有力候補である。フィリピン在住11年のノンフィクションライターとして活躍する著者は、そ… more
峰尾 健一 |
本書『人類を変えた素晴らしき10の材料』はその書名の通りに、この世界に存在している10個の材料をメインとして、その性質はどのような化学によって成立しているのか、また人類の歴史に現れたのはいつで、どのように発展を遂げてきたのか解き明かしながら… more
冬木 糸一 |
文明とは煎じ詰めれば材料の集合体であり、万物は数々の材料から形づくられる。本書では鋼鉄やチョコレート、ガラスやインプラントなど10種類の材料を取り上げ、人間スケールの世界から、微細なスケールの内なる宇宙へと旅立っていく。 more
内藤 順 |
『フィラデルフィア染色体』と聞いても、医学関係者以外は何のことかわからないだろう。それは、血液細胞の「がん」のひとつである慢性骨髄性白血病(CML)において認められる異常な染色体の名前である。その染色体の発見から、CMLに対する夢の特効薬が… more
仲野 徹 |
本書はタイトルのまま、地球の履歴書である。全八章にわたって地球の誕生から、いま日本人がもっとも気にかけている地震の予知などまで、縦横無尽に語り尽くしている。著者にとってはエッセイを書いたつもりなのだろうが、一般の読み手にとっては最良の地球科… more
成毛 眞 |
朝、会社に行こうと玄関のドアを開けたら、大きなピレネー犬が倒れていた。大変だ、病院に運ばなきゃ! でも、こんな大型犬、どうやって持てばいいの?? 大ピーンチ!! そんなときでも、この本さえあれば、もう大丈夫。 本書は身近なペットから危険生… more
塩田 春香 |
本書がえがく「戦後」は、1945年から1950年くらいまでの、占領下の日本である。8月15日に玉音放送が流れて、それで人々の苦しみが終わったわけではなかった。さらなる苦難を味わうことになった人々がたくさんいた。価値観ががらりと変わり、「さあ… more
麻木 久仁子 |
本書には人気料理研究家が次々に登場する。それぞれが、じつに個性豊かな考え方で料理に取り組んでいる事が分る。例えば「黒豆」のレシピについて。奥園壽子さんと土井さんのレシピが比較されているが、どこで砂糖を入れるか、火を入れる時間をどうするか、一… more
麻木 久仁子 |
マスコミの前でしゃべることを好まなかったガイトナーが、危機対応の全容を600頁超の本としてまとめあげたのは、世界規模の金融危機にはどのような規制が有効だったか、監督機関にはどんな権限が必要なのか、押し寄せる無数の課題にどのように優先順位をつ… more
村上 浩 |
本書は神経犯罪学の権威が丁寧な解説を試みた良書だ。読者は読み進めるにつれ、多数の驚くべき重犯罪事例に呆然とし、著者の知見に唖然とするであろう。しばらくぶりに本当におススメできる本に出会った。 more
成毛 眞 |
読みどころ豊富なビジネス書である。ひとつのメッセージだけをパッケージにした軽い読後感のビジネス書とは、一線を画している。その読みどころはどれも質が高く、どれから紹介するか迷ってしまうほどである。でも、それを統べるのが「ドラマ思考」というキー… more
吉村 博光 |
どんな人が何を考えて日本図を作製したのか。その日本図には「日本」や「日本人」についてのどのような認識が見え隠れするのか。扇や屏風に描かれたもの、浮世絵師が趣向を凝らしたもの、南が上になっているもの、手描きのものから出版されたものまで、掲載さ… more
秋元 由紀 |
ところで我々SOLD OUT業界にも、「空白のSOLD OUT」という現象があることをご存知でしょうか。まず前提として、Amazonで発売日を迎えた書籍は、概ね朝9時に予約表示から発売表示へと切り替わります。先週、今週と発売日当日の早朝に原… more
内藤 順 |
「死ぬ前に何を食べたいですか?」ありがちな質問で、誰もが考えたことがあるかもしれない。しかし、それはあくまでもフィクションとしての質問にすぎない。遠からず死ぬという状況の中で考えるのと、元気な状態でフィクションとして考えるのは根本的に違うの… more
仲野 徹 |
アメリカ国内で有名な未解決事件のひとつにゾディアック事件といわれる事件がある。1966年から1974年にかけて複数の男女が白人の男に襲われ猟奇的な方法で6人が殺害された事件だ。この事件を世間に印象付けたのはゾディアック自身が犯行後に警察を挑… more
鰐部 祥平 |
第二次世界大戦に敗北した日本とドイツ。しかし、戦後70年の間に両国の歩みはかなり隔たったものになってしまった。財政黒字国のドイツと赤字国の日本。周辺諸国と歴史認識で軋轢の絶えない日本と融和を成し遂げたドイツ。その理由の1つは戦後の両国の指導… more
出口 治明 |
本書は「言語と食」という大海を豪華クルーズ船で縦横無尽に航海するような、いわば夢の旅行記である。一流の言語学者である著者が自分の所属するスタンフォード大学の学生や研究者仲間の協力をえて、あるいは最新のデータベース、コンピュータ解析(著者はコ… more
早川書房 |
『ゼロからトースターを作ってみた結果』は変わった本である。軽快な文章と興味深い数々の写真から、多くの知識を与えてくれる本だとも言える。ある種の感動も与えてくれる。だがそれよりも、読後、世界の見え方を変えてしまうところにこの本の特徴がある。一… more
新潮文庫 |
本書『人体600万年史』は、そのような長い進化の過程から、人間の身体と病とを考察していくものである。発端の600万年前というのは、人類が類人猿と分岐したときだ。それはすなわち、私たちの遠い祖先が直立二足歩行を始めたときである。この… more
早川書房 |
本書は、いくつかのユニークな特徴を持っている。まず、日記のようにすべてが一人称で書かれている。次に、全体が60章から成っており、とても読みやすい。しかも各章の文章が見事に彫琢されており、簡潔この上ない。章のタイトルもこれが書の本かと見紛うほ… more
出口 治明 |
ペントランド教授の発想は独創的だ。人の行動に関わる断片的な「ゴミのようなデータ」こそが重要だと考えたのだ。一見意味のない微妙な身体運動の大きさやタイミング、たまたま誰の近くにいたか、たまたま何を目にしたか、などに関連する「パンくず」のような… more
草思社 |
イタリア料理店で働いていたことがあるのですが、前菜としてよく注文されるのがカルパッチョ。日本人は本当に魚好きだなと思います。カルパッチョと聞くと魚料理をイメージしますが、元は生の牛肉にパルミジャーノ(チーズ)をかけた料理のことなんです。イタ… more
仲尾 夏樹 |
青汁は、野菜不足を補うだけですが、ユーグレナには魚の持つDHAやEPAも。
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