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こんちにはメルセデス新井です。
今月より、信濃毎日新聞の書評委員となりました。ほぼ月1回でクリエイティブ本を紹介していきます。もしご縁ある方はご笑覧ください。
クリエイティブ本といえば、先日発売された『レオナルド・ダ・ヴィンチ』は大注目です。帯にはビル・ゲイツ氏も推薦とあります。第一章のタイトルは「絵もかけます」。これだけで、下巻も読まなければと思いました。
そして、もう一冊は『はだしで大地に立つと病気が治る』。先日は皇居城跡の芝生で裸足になって歩いてみたら、心身共にリフレッシュできました。この本は蓄積された体内静電気を放出する重要性を説いた本です。よく考えたら普段、絶縁体であるゴム底スニーカーを履いています。思わず、祝日には海の砂浜を裸足で歩きたくなる一冊です。そして、どうやら関西出身の著者なのですが、冒頭から友人にむけて「俺がいて良かっただろう」とか、「自分の発見はどれだけ医療界の革命か」を強調するエピソード多数です。関西出身で医者…なぜか仲野徹先生の顔が読んでいて離れません。
今週のメルマガスタートです。
4月10日、ブラックホールの撮影に成功したというニュースが流れてきました。SF小説や映画でもおなじみのブラックホール。撮影成功のニュースは、宇宙にそれほど関心がない人にとってもわくわくする話です。 ブラックホールがどうなっているのか、ブ… more
古幡 瑞穂 |
本書は山東京伝、葛飾北斎、大田南畝らの手によるへんちくりんな挿画をあつめて、上手に解説した本だ。たとえば品川宿の悪所で遊ぶ釈迦如来と地蔵菩薩たちの図。焼き魚を肴に宴会をしているのだが、全員後光を背負っているのが笑える。 more
成毛 眞 |
明治政府は、薩摩藩と関わりの深かった英国人医師ウイリアム・ウイリスを軸にして、日本に英国流の医学を導入しようとする。しかし、最後の最後で、ドイツ医学へと舵が切られた。薩英戦争、戊辰戦争を経験し、東京医学校兼病院(東京大学医学部の前身)から鹿児… more
仲野 徹 |
本書(The Great Economists, 2018)は、経済学説史上の巨人たちならば、現在私たちが直面している問題についてどう答えるか、想像をめぐらした書だ。経済学の古典を読んだ人なら、誰もが興味の湧くテーマではある。ところがそれを実… more
早川書房 |
尊敬するある大学教授が退官する際、最終講義で述べた言葉が忘れられない。「教育とは何か」と聴衆に問いかけながら、彼はこう定義してみせた。「私の言うことに異議を唱えることのできる生徒を育てることだ」と。新しい発想はいつも既成概念を疑うことから生ま… more
首藤 淳哉 |
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