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HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは。新年早々、意識高い系を目指しながら、早々と離脱した栗下直也です。

最近は新年会と称した単なる飲み会で旧友に会うことも多かったのですが、身内ながらHONZの意外な認知度の高さに驚きました。
「コンテンツが最近充実している」、「映画も紹介するのか」、「麻木久仁子に会いたい」。そして、「おまえは会社員の身でありながらエロ、エロ書きすぎ」。

最初は笑って聞き流していましたが、レモンサワーをがぶ飲みして、ろれつが回らなくなり始めた頃、何だか悲しくなりました。かつては同じ釜の飯を食った仲なのに、もはや友の心の葛藤をくみ取る余裕もないとは。企業戦士の心の傷はダメリーマンの私には想像できないほど深いようです。

ボクが本能のおもむくがままに、エロ系の本を選書していると思っているのでしょうか。ボクが、嬉々として平日の朝っぱらかエロとか飲尿とかタイピングしていると思っているのでしょうか。「人間は勝てるところで戦え」という原則中の原則を実行しているだけなのに。猛者だらけのHONZでは勝てそうなところはここしかないんだよ、バカ!全然、俺はエロくないんだよ、アホ!とはいえ、残念ながらエロカテゴリーは戦いを挑んでくる者がいないだけでなく、読者の需要もあるかも微妙で、何と戦っているのか最近は自分でも甚だ疑問ですが。

HONZを日々眺めているとレビュアーごとに選書に傾向があると思います。昨年、レビュアーの陣容も大きく変わりましたので、年の初めに、改めて自分好みのレビュアーを探してみてはいかがでしょうか。強引に締めて、今週もメルマガスタートです。

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今週の「読むカモ!」今週のレビュー予定です(変更されることもあります)


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