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HONZの「今週はこれを読め!」

こんにちは。栗下直也です。最近は仕事がらみで「フィンテック」関係の本ばかり読んでいます。フィンテックはメディアなどでは「ITと金融の融合を示す造語」、「ITを活用した金融サービス」とざっくり定義されていますが、ブロックチェーン技術などが金融村に大変革を起こすとの指摘は多いですね。

これまで日本の金融業界といえば一部の金融機関を除き、「旧態依然」、「顧客視点不在」で、どこを向いているのかわからないなどの批判も少なくありませんでした。フィンテックの普及は一つの転換点になるとの見方もあります。

毎週メルマガをお読みの方は「こいつ、今週はどうしたんだ。何を言いたいんだ」と気持ち悪くて仕方がないと思います。自分でも書きながら気持ちが悪いです。

キャラ転換に失敗したわけではありません。私、反省していたのです。「20代男性の4割はお酒NG」という記事を最近見つけてしまったのです。「えっ、まじかよ」と、今頃になって青ざめています。

なぜなら、酒がNGならば、酒ネタもNGじゃないのかと。若者の嗜好も大きな転換点を迎え、酒離れがすんでいる中、毎週、酒酒言ってきた自分を恥じております。顧客視点不在など金融機関を笑えません。

「酒ネタを封印します」と流れとしては、宣言すべきでしょうが、すでに「残りの6割のハートをつかむ方向で頑張る」と気持ちを切り替えている自分がいたりします。来週以降、どうすればよいのでしょうか。とりあえず、今売りの「WIRED」のフィンテック特集はおすすめです。

今週もメルマガスタートです。

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